34/84
何者なんだ!?
男は何かのボタンを押し高らかに笑った。
おそらく起爆装置だろう。大方、神殿と同じものを領主の屋敷に取り付け跡形もなく吹き飛ばそうとしたのだろう。
しかし、爆発音はしなかった。
何故爆発しない?
カチカチと手元の起爆装置を何度も押す。
何故だろうか?肌寒く手がかじかんでいる。
季節はまだ春だというのに。
男はくしゃみをし身震いをした。
そして辺りを見渡すと町が凍っていた。
何で町が凍ってるんだ!?
男は冷静を装って現状を把握しようとしている。
・・・がすぐに動揺してしまった。
何故なら目の前の【戦士】の少女が先程剣として使っていたただの木の枝から魔法をだしているからだ。
男は彼女にこう言った。
「お前は、一体何者なんだ!?」




