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敵対者

鳩と契約した後、私たちはリトーナの教会跡に戻ってきた。

ここで私は襲撃の可能性を考えて職業を戦闘系のものに変えた。

カルティエさん達は鳩と戯れた事によりあり得ない速度でレベルが上がっていた。(現在レベル10)


2人に弟子入りをして解呪のやり方を教わったのでこれで私もリトーナの町を救う事ができる。



「そんじゃ、手分けしてやりますか。」

カルティエさんがそう言うと

「ッチ、やっぱりか。嫌な予感はよく当たりやがる。余計な事はさせねーよ。悪いが3人ともここでくたばってくれねーか?」

と低い声がした。

声の方を向くと小太りの中年がいた。

あの人は・・・。

「やっぱ、教会を爆破したのはアンタか。」

カルティエさんも気がついたみたいだ。

教会が爆発する前に領主の館が襲撃されたと告げにきた男。

彼が今回の事件の黒幕であろう。


「カルティエさん達は先に町の人の治癒に行ってください。」

そう小声で2人に伝えると

「元とはいえ暗殺者だった私が残るべきかと。」

「大切な人や思い出の場所をやられてんだ。一発くらい殴らせろ。」

と返されてしまった。

いや、そうじゃなくて見習いの私が治癒や解呪をするより現在本職のカルティエさん達の方が効率がいいから言ってるんですけど・・・。

「早く行って下さい。ブロー君たちに残されてる時間は少ないはずです。」

この言葉を聞いた2人はハッとして「わかった」とだけ言い急いで屋敷に向かっていった。


しかし、男は黙って2人を通してくれる筈もなく距離を詰め、手にしている得物を躊躇なく振りかざした。咄嗟に近くに落ちていた木の枝を握りそれを防ぐ。

「サンキューな、ユーナ。」

カルティエさん達は襲撃者の間合いの外に出て屋敷へと走り去っていった。


「ん?妙な感じがするな?お前、ここを爆破する前は【修道女】だった筈・・・なのにどうして枝を真剣のように扱えるんだ?【戦士】や【騎士】は達人の域になると木の枝を真剣の様に使うというが・・・。

戦闘系の職歴がある様な年齢でもないしな。いや、しかしこれは・・・」

やっぱり解る人にはわかるみたいだ。

私が現在セットしている職業は【職業神見習い】と【戦士】だ。

襲撃者を想定して現在就ける中で最高のレベルを持つ可能性の高い職業を選択した。

理由は一時期両親に憧れて【戦士】と【魔法使い】の修行をしてもらった事があったから。

(どちらも才能がないようだったし途中で辞めてしまったけど・・・)

「ごめんなさい。素人で手加減出来ないので怪我をしない程度にはします。」



「自信家なのか?それとも只の馬鹿なのか・・・。ふん、まあ良い。俺が他に何も用意してないとも?」

男はニヤリと笑い手元にあるボタンを押した。






ノーファの村西の海上


「ねえ、あなた。ユーナちゃんって戦士の才能なかったの?」

「うーん、その辺のものを真剣みたいにできてたからね。達人の域だと思う。魔法の方はどうだったんだ?」

「貴方が王都に行ってる間に試してみたのだけれど下級魔法を無詠唱で発動して山を1つ吹き飛ばしてそれに巻き込まれた動物に無詠唱で範囲中位回復魔法をかけてたから才能はあるはずよ。」


制御ができないと大惨事を招くと幼いながらにも彼女は勘付いていた。

故にそれに関する職に就かないようにしていたのだが・・・。

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