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天職が見つかるまで転職します!  作者: ドロップスター
二章 神様の見習いと【修道女】
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召喚契約


カルティエさんと話した後、彼女にはヴィジョンピジョンのステータスを詳しくみてもらった。

カルティエさんのスキルの中に状態をみれるという追加効果があったのだ。(カルティエさんが言うには転職したらできるようになっていたらしい。)

ヴィジョンピジョンの中には、擦り傷や切り傷を負っている個体がいた。

カルティエさんと元メイドの2人は習得したての回復魔法を使い、鳩の小さな傷を癒して行く。

そして傷が癒えた鳩は自ら檻の中に入り大人しくしている。


「よし、残ってんのはあのデカイのだけだな。」

デカイのとは一番最初に掴まえようとした他の鳩より2、3倍もある大きい個体だ。


「さっきはちゃんと見てなかったが、コイツ羽を切られてるみたいだな。大分時間が経ってるからコレは治せない。ゴメンな。」

カルティエさんは鳩を撫でながら謝っていた。

気にするなと鳩が返している。

そうですよ、カルティエさん。

え?気にするな?

私は一度鳩を見た。

鳩は頷いて気にするなと言っている。

鳩が喋った!?


2人は気がついていないのか驚いた様子は見えない。


「あれ?コイツのスキル構成がさっきと変わってる?固有スキルだと!?」

どこが変わってるんですか?

「スキルに念話が有ったんだけどそれが消えて代わりに万能会話とかいう固有スキルになってるんだ。」


『仲間の傷を癒してくれてありがとう。(クルック。)』


「ユーナ、鳩って喋らないよな?」

どうやらカルティエさんにも聞こえたようだ。

「はい、人間とは話せません。」

カルティエさんの表情は引きつっていた。


元メイドさんは何事もなかったように

「それなりに生きていますとこんな事もあります。昔、東の方で遭難しかけた時に言葉を理解する動物がいまして助けられた事があります。そこのボスは明らかにわたくしと会話してましたね。あ、詳細は話せません。彼らとの約束なので。」

と言っていた。

どんな動物なのだろうか?旅をすれば会えるだろうか?


『そちらの貴婦人と荒っぽい少女には経験値を差し上げましょう。我々が見た未来に向かっているなら更にレベルを上げてより上位の治療ができる魔法を覚えた方がいいはずなので。そこの見るからに農民の少女にはこちらの紙を差し上げます。貴方は特別みたいなので。』

鳩がビー玉とみたいなものと紙と羽根ペンをどこからか取り出した。

空間魔法でも使えるのだろうか?



「これって・・・召喚契約書じゃねーか!良かったなユーナ。契約するにはヴィジョン・ピジョンは分類上なんだ?鳩だから【ビーストテイマー】か?それともスキルがあるから魔物扱いで【魔物使い】か?」


『どちらでも大丈夫ですが鳩扱いで【ビーストテイマー】との契約だと戦闘能力が大分落ちます。その上位職である【魔物使い】で契約して頂くと戦闘もできます。【召喚士】の場合は鳩としても魔物としても自由に召喚可能です。』


色々気になることが増えたけれどとりあえずは契約の話に集中しなくちゃ。


「転職のススメって本に【魔物使い】は【ビーストテイマー】と【魔法使い】って書いてあったな。【召喚士】は載ってなかった。」


条件なんてわかるわけ・・・。

縁側に置いていた白い本が触れてもいないのにページがめくれていた。

本を手に取ると開かれたページには転職のススメと書かれている。

1枚捲ると召喚士と書かれていた。

【召喚士】(最上位職)

使役した生き物を召喚できる。

条件:ドラゴンテイマー、デーモンテイマーの合計レベルが50以上。(両方最低10以上)



ドラゴンテイマーとかデーモンテイマーは聞いた事がない職業だ。

次のページとその次のページにどちらも書かれており上位職になっており条件が厳しかった。



【魔物使い】(中位職)

魔物を使役できる。

条件:ビーストテイマーと魔法使いのレベルがそれぞれ10以上かつ合計レベルが30以上。


【ビーストテイマー】(下位職)

動物を使役できる。

条件:農民のレベルが10以上。




【ビーストテイマー】になり、さらに【魔法使い】に転職した。

(魔法使いのレベルアップ条件は魔法を使う事で昔、お母様の見習いになり魔法を撃っていた為か10になっていた。ビーストテイマーは動物を扱う事とありレベルに☆が付いていました。)




「え?ユーナ様?今、どうやって転職をしたんですか?」

鳩と会話が成立しても驚かなかった元メイドさんが驚いていた。


しまった!【能力神】様(お師匠様)か【神官】系統の職業にしか転職は行えないんだった。

さっきは【能力神】様(お師匠様)が居たから転職して貰ったようにしてたけど・・・。



緊急とはいえ、やってしまった・・・。

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