【修道女】の転職
アタイは祈りを捧げた。
ユーナが考えたのはアタイ達の神様に頼む事。
どこまで聞いてくれるかはわからないってユーナは言っていたが・・・。
次に目を開くと壊れた家屋があり背の高い女性が立っていた。
「あなたがカルティエですね。本名はクラレアンス・ヴァン・リトーナ。」
「不躾なお願いではありますが、リトーナの町をお救いくださいませ。」
「いいえ、それは叶えられません。私は今別の場所にいます。それに切り開くのは貴方です。そのために来たんですよね?ユーナちゃん?」
「はい。」
後ろから友人の女の子の声がした。
え?ユーナもここに来たの?
「お師匠様が遠くにいるのはマクロ師匠から聞いてます。」
ユーナは自分が出した案を女神様に話していた。
「職業は変えてあげられるけど回復や解呪を覚える職業にピンポイントというのは無理かな。【能力神】なら可能かもしれないけど・・・書き置きを残してどっか行ってしまったみたい。」
【能力神】?屋敷から帰ってきてユーナが何か言ってたような・・・。
何を話そうとしてたんだ、ユーナ?
「カルティエさんを【僧侶】にしろと言っていました。」
そうだ【僧侶】になれという話だった。
【僧侶】になると一度王都に呼ばれてリトーナ以外に配属なんて事がある。だから断った。
ラキド兄や家族と離れるのはイヤだ。
でも今はそれどころではない。
このままでは二度と会えなくなってしまう。
みんなが助かる方法があるならアタイはそれを受け入れる。
「成る程。スキルを使って適性を見たのですね。書き置きにはク「クルッポ」トーナの【修道女】が【僧侶】になったら「クルッポ」ヴィジョン「クルッポ」でレベルを上げなさ「クルッポ」。」
クルッポでよく聞き取れない。
って何で大量のヴィジョンピジョンが?
「やったのはマクロ師匠ですよね・・・。さっき来た時に一緒に居ましたし。」
「そうです。【能力神】がここに置いていったリトーナのヴィジョンピジョンです。まぁ、修行させるつもりで置いていったみたいですけど。」
苦笑いをしているユーナとむくれている【職業神】様の様子を見ると【能力神】と言う人物はフリーダムな人だと感じた。
「準備は良いですね?シスタークラレアンス。」
「1つだけお願いがあります。配属先をリトーナにして頂けないでしょうか?」
アタイは必死に懇願した。
ラキド兄や家族と一緒に居たいから。




