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月の王子さま  作者: 三重野 創


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明日の天気はきっと晴れドキドキ

「春は天気が崩れるわね」

 雨不足が続いていただけに、慈雨となるか。


「風も強いよ」

 今日からイチバン春一番。

 とっくに過ぎているが。


「夏野菜の苗が飛ばされたりするのよね」

 苗ドームをかぶせたりして、保護する。


「女子はスカートも気を付けないとね」

 紅はミディ丈だ。


「たまに変なことを言うわね」

 この王子さん、変なんです。


「でもさ、天気予報って何を見てる? 結構言ってることがバラバラなんだよ」

 何を信じて良いのか分からなくなる。


「わたしも畑の手伝いがあるから毎日チェックを欠かさないんだけど、無料のアプリは使いにくいようにちゃんと細工されてるわ」

 情報はタダではない。


「YouTubeとかもそうだけど、無料はトラップがあるよ」

 この続きは有料版で!とやるくらいなら、最初から徴収した方が良い。


「広告を見させられて、思考が停止しちゃうのよね。ネットもテレビと変わらなくなってしまうわ」

 広告を外しただけですべてOKでもないが。


「都市別の登録も無料だと少ないんだよね」

 あっちこっち行く年往には、煩わしい。


「そうなの。わたしも県外に行くことが多いから、複数登録したいのよね」

 紅は方々の機関から、お呼ばれする。


「気圧とか風速とか、花粉情報も役立つよ」

 予定を立てやすくなる。ご利用は計画的に。


「雨雲レーダーもね。何度も助けられたわ」

 命の危険を感じるほど、集中的に降ることがある。


「これでなんとか水不足は解消されるかな?」

 渇水に雨を渇望。


「梅雨もあるからそこまで心配してないけど、暑さが今から心配だわ」

 この春、すでにアイスコーヒーをテイクアウトした紅。


「冷却技術がお金を生みそうだね」

 コールド・イズ・ゴールド。


(紅さんって名前の通り、白地に赤い日の丸みたいな存在なんだよね)








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