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月の王子さま  作者: 三重野 創


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13/18

変な王子さん

「中秋の名月ね」

 幼少時はセーラームーンの髪型を真似ていた紅。


「ススキに団子に準備は万端さ」

 竹林も傍にある。


「いつ帰るの?」

 年往が月からやって来たことは、聞かされている紅。


「帰ろうと思えばいつでも帰れるんだけどさ。僕もこっちで一人前になってからじゃないと」

 フィアンセを連れていかないと、帰れない。


「クラスのみんなが知ったら驚くでしょうね」

「でもね、知られていないだけでもっと万単位で流入してるんだよ」

 国籍はちゃんと日本になっている。他の星からもねと言いかけて、とどまった。


「顔や風貌はそこまで変わらないものね」

 もともと月国人は、地球より移り住んだ。


「まあそれで言ったら、日本にも遙か西国から御先祖様が移り住んでるよ。そこからだけじゃないけどさ」

 当然、他の天体からも移住者がいる。


「トシもちょっと変わってるものね」

 変な王子さんである。


「紅さんこそ!」

 成績上位者を揶揄して勉強しか出来ないと言われることがあるが、話してみると話題が豊富で人間味のある生徒が多い。


「お伊勢さんに行くと必ず月夜見宮に寄るのはそうした事情だったのね」

 三重は神都と呼ばれる。


「伊勢に行くのは、へんば餅を食べたいってのもあるけどね!」

 あと30年したら、へんばおじさんになる?


「三重も月刊ムーンのネタによくされるのよ」

 ハイパーミステリーマガジン『ムーン』。


「疑似科学の一言で深く検証しないのは、全然科学的態度じゃないよ」

 あの大月教授も、ナスカ先生の言うことには話を遮らずに最後まで聞いている。


「そういうのも小出しにしないと。四六時中オカルトの話をしてたら、それこそ狂人扱いだわ」

 紅もオカルティストであるが、基礎学問を飛ばして神髄に到達できるほど甘い物でないのは承知している。


「宇宙エレベーターも10万キロってとこなんだよね」

 大林組の構想は、宇宙ロマンの塊だ。


「月と地球を行き来できるシステムが出来たら、それこそヤコブの梯子ね」













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