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良性脳腫瘍と言う命の危険  作者: ねねこ


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3 お金のこと

お金は大事だよ、という話

大きな病気になって、まず思うのは命の心配だけど次に心配になるのは誰でもお金の事だろう。

私は2018年に長年勤めたブラックな会社をやっと辞めて、メンタル的に立ち直ったばかりで新しい職場に移ってまだ半年だった。この矢先に病気とは、普通に考えたら笑えない状況である。


 ……ではなく、一番に思ったのが前の会社辞めておいて良かったああああ!!であった。何ならガッツポーズすら出したいくらい。


 自分で言うのも何だが、私は社畜だった。月に50時間越えの残業は当たり前、休日出勤も当たり前、繁忙期には100時間越えの残業もしてた。にもかかわらず10年以上昇給はなし、ボーナスもなし、ひたすら仕事だけが増えていく中完全に壊れてしまい、辞めないと死ぬ、と思い周りの助けもあり、何とか辞めた。余談だが、辞めるきっかけになった理由は特に権限も許されていない仕事の進行で、きちんと進行できていなかったと言われ「役立たず!」とみんなの前で役員に怒鳴られたことである。


 仕事は好きだったが、役立たずとまで言われた会社で仕事する気はなくなった。何かが吹っ切れた瞬間だった。もしあの会社で仕事を続けていて、今回の事態が分かったとしてもまともに休みももらえなかっただろうなぁ、と思う。何せ、大腸がんの手術をした上司が入院含めて2週間しか休めなかったり、実の親の死に目にも会いに行けなかった人も複数いた会社だ。メンタルやられて薄給で飼い殺しにされてる社員も何人かいた。あれからだいぶ経つけど、みんな元気なら良いな、と思うばかりだ。


 話がずれた。今回はお金の話。


 父が3年前にがんになったことにより、がん治療に関する費用については母に色々聞いていて、この時にがん共済に一つ入っておいた。やはり身内に起こったことで身近な問題になったからだ。もちろん、公的なセーフティネットも色々あるけれど、やっぱり保険は入っておいて損はない。

県民共済とかの安いのでいいから一つ入っておくといいと力説したい。


 ここまでかかったお金は、通常の診察代は別にして健康保険三割負担で大きなもので


 ・最初の耳鼻科の診察&紹介状、約6000円。


 ・最初の五日間の入院費用、約7万円。


 ・外来MRI、約10000円。


 である。もちろんのちほど高額医療申請等はするけれど、今後も一旦自分で負担するには割と大きな金額なので、早めに限度額適用申請もしておくと良いよ、と病院からアドバイスをもらう。限度額適用って何?を調べるところから始めた。

 あと、母も言ってた「見えないお金」が意外に大きいな、と感じた。交通費(タクシー代含む)入院するための用意が主に。貯金は大事だなぁ…とこんなことで実感するとは。

 まず、私の入っているがん共済が使えるのかわからないからそれも問合せしなくては……と気持ちばかり焦る。

 結論を言えば使えた。この後何度も入院手術をすることになるのだけど、保険のおかげで安心して個室を使えたことは本当に助かった。

 がん保険は色々あるけれど、入っている人はどんながんであっても、使えるかどうかは早めに問い合わせたほうが良い。私は良性腫瘍だと言われていたので使えるのかな?と思って問い合わせたら、脳腫瘍は良性でも出ます、と担当者の方に言われてホッとしたのを覚えてる。よし、これで当面の治療費は大丈夫だと。

 


 命の為に、お金は大事。なので、こういう記録が誰かの助けになればいいな。

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