翌年・去年は失敗した。今度は失敗しないように自分は死体と分からない様に。死体が生きる為に利用する……脳は酷く不味かった……だって、味の無い何も考えない無能で何も考えてない人間だったから
昨年、深見楼という子が死んだと聞いたけど……私は信じてなかった。だって目の前には深見楼という子が居て、私と遊んでいたから
今日初めて会ったし、名前を聞いて最初は疑ってしまったけど……嘘だと聞いて遠い場所に引っ越したと聞いたから
ただ、村の風習であるサイレンの時期だった。帰ろうと思ったら腕を引かれて
「もう少し遊ぼ?」
そう言われて私は空を見上げて帰らないと思った時に、腕を引っ張られ押し倒される
「駄目だよ。もう遅いからね……」
何かが頭に刺さる感じがして彼女を見ると笑みを浮かべて馬乗りになり
「思ったの……去年のようには出来ない……なら、同じ仲間を作ろうと思って……丁度君を選んだの」
クチュクチュと音が頭の中が響いたのと同時に鈍いサイレンの音が鳴り始めた
口から涎が垂れて気持ちよくなるとゆっくりと起き上がされ、抱きしめられる
何かが穴の空いた頭の中に流し込まれると体が震えて彼女を強く抱き締めた
そして力が抜けてゆっくりと倒れ込むと何か分からない者が立っていて
「私の一部を上げたの。私の成り代わりの成り代わりとして……死んだのよ。貴女は……それにしてもお漏らししちゃったね……でも大丈夫
もう少しで貴女は新しく生まれ変わる。ほら……ね?」
私はゆっくりと起き上がる。何も考えられない……でも、私は新しく生まれ変わったのは分かった
彼女は私の前に脳を差し出してきて
「貴女のよ。食べて……成り代わりじゃなく、本人のまま生き返り……私の為に贄を
ほら?」
私はゆっくりと口を開けて食べた。モグモグと咀嚼音が頭の中に響いた。少しずつ私が私に戻っていき、私は脳を食べ終わると口元を拭って
「ありがとう。もう大丈夫……これで友達になれたね
それで、私は何をしたらいいの?。楼ちゃん」
「良い子ね
まだ成り代わりは出来ないから……子供を集めて……大人を集めて少しずつ私達と同じにする
私をこんなにした村は滅ぶべきだからね
それじゃ……行っておいで」
私は頷いて頭の髪を揺すりながら帰路に。手には楼ちゃんから貰った脳を。私はもう……人間では無くなり食べるのが脳しか食べれない体になった
それに……
「楼ちゃんの移動の体になったしね……」
自分の部屋に戻り扉を閉めて扉に持たれそう答えた。楼ちゃんの一部が私を染めて成り代わり……村の死人と入れ替わる化け物になったのだから
今日は大人しく……来年は楼ちゃんの為に動かないといけない……そう頭の中に命令が来て、響き私は楼ちゃんの成り代わりになったのだから
ゆっくりとパンを食べるように脳を食べながら明日の楽しみを考えていた
そして……朝日が昇る頃にサイレンが鳴って、私は元に戻り普通の人間になった
何時もの何も無い私。誰かと遊んでいたけど誰か覚えてない。サイレンの日は来年であり楽しみになった
私は私。サイレンの日は特別になると




