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VRMMOで憧れてた鍛冶職を取ったけど思ってたんと違う....  作者: ヤミラミ


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レイドボスとの戦闘

Lv.48の彷徨う(ワンダリング)ボス『古樹の暴君・グラニード』。

古代遺跡の石造建築と巨大な黒木が異様に融合したアラクネ(蜘蛛)型の巨躯が、後方から突然乱入してきた俺達に狂暴な怒りを露わにし、八本の太い巨脚を地表へ叩きつけて激しく蠢かせた。


『グオォォォォォンッ!!』


ボスの巨躯が不気味に蠢き、背面の巨大な黒木から猛烈な紫色の毒煙が爆発的に散布される!


「チッ、全体毒攻撃か! だがな……この程度の攻撃、今の俺たちの踏み込みならねじ伏せられる!」


視界が紫色に染まり、毒のスリップダメージがゴリゴリと体力を削ってくる。だが、俺とコウタは足を止めない。


「コウタ、合わせろ!」


「おうッ! 叩き込めぇぇッ!」


コウタの長槍が極限の旋風を纏う。

『ハイパー・スパイラル』が、暴風のドリルとなってボスの左前脚の関節部分へ一直線に突き刺さった!


ズドバァァァンッ!!


激しい衝突音と破砕音が響き、硬質な黒木の甲殻が粉々に弾け飛ぶ。


「『重力脈同調』――ハァァァッ!!」


コウタが開けてくれた絶妙の隙へ、俺は『深海鋼の重圧大剣』の圧倒的な質量を乗せて肉薄した。

軸ブレを極限まで削ぎ落とした完璧な重心移動から、右前脚の付け根へと上段からの全力叩きつけを叩き込む!


ズドォォォォンッ!!


『固有効果:過剰打撃』発動!

高密度で凝縮された重力衝撃波がグラニードの巨躯の内部へとダイレクトに浸透し、巨脚二本が同時に内側から激しく砕け散った。


『グガァァァッ!?』


二本の脚を失い、バランスを完全に破綻させた巨大な暴君が、地鳴りのような響きと共に広場の中央へと豪快に倒れ込んだ。


「ボスがダウンしたぞ! 全員、総攻撃だぁぁぁッ!!」


「あの二人、本当に何者なんだよ!? 畳みかけろー!」


他のパーティのプレイヤーたちからも一斉に歓声が上がり、ダウンしたボスの頭部へ向かって、集中砲火のような属性魔法と弓矢の乱舞が叩きつけられた。


「これで……決めるぞ、コウタ!」


「ああ! 仕上げだレイッ!!」


倒れ伏すグラニードの頭上高くへ、俺とコウタは同時に地表を蹴って跳躍した。


コウタの長槍が限界突破の閃光を放ち、俺の大剣には漆黒の重力光が暴虐なまでに滾り出す。

この数時間でで研ぎ澄ませた俺たちの連携は、もはや言葉を交わさずとも完全にシンクロしていた。


「「ハァァァァァッッ!!」」


空中からの同時・最大火力撃ち込み!


ズバァァァァンッッ!!!!


大剣と長槍の直撃が、ボスのコアを完全に貫通・破砕した。


巨体を激しく震わせたグラニードは最後の弱々しい悲鳴を上げると、眩いポリゴン粒子の暴風となって、大空洞全体へと豪快に弾け飛んだ。


【レイドボス:古樹の暴君・グラニード を撃破しました】

【大量の経験値および貢献度ボーナスを獲得しました】


視界に踊る勝利のシステムメッセージ。


「うおおおッ! 倒したぞーッ!」

「助かった……! あの二人の火力、マジでヤバすぎだろ!」


広場を埋め尽くす数十人のプレイヤーたちから、割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。

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