↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武野紹鷗って誰  作者: shoundo
第四章 紹鷗の茶室と茶道具
PR
21/30

第四章 第二節 紹鷗の茶道具

息子:紹鷗(じょうおう)は名物(めいぶつ)と言われる茶道具(ちゃどうぐ)を60種も持っていたというのは本当なの?


母:『武野紹鷗 わびの創造』の矢野環(やのたまき)著「紹鷗所持名物道具の全容」によれば、当時の茶会記(ちゃかいき)等から、名物を30種以上は持っていたことは確実なようです。


息子:どんな道具があったの?


母:確実視される名物を表にすると、以下のようになります。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)



母:名物60種というのは、山上宗二(やまのうえそうじ)が当時の資料をもとに、「紹鷗所持名物道具の全容」と同様の調査をして出てきた上述の茶道具を含む、61件の名物を指すようです。


息子:あれ?紹鷗(じょうおう)棚(だな)がないようだけれど。


母:紹鷗(じょうおう)袋(ふくろ)棚(だな)は、鳥居引拙(とりい いんせつ)の考案した引拙棚(いんせつだな)を参考に作ったもので、名物ではありません。

あくまで推測ですが、棚や台子(だいす)に名物が出てこないのは「道具を置くための場所」だからで、畳や床の間に名物がないのと同じ意味ではないかと思います。単なる勉強不足かもしれませんが、茶道(さどう)古典(こてん)全集(ぜんしゅう)12巻にある各名物集からは「棚物(たなもの)」を見出せませんでした。

  『武野紹鷗 わびの創造』の小倉光夫(おぐらみつお)著「戸田(とだ)勝(かつ)久(ひさ)の紹鷗研究」によれば、戸田即日庵には紹鷗の道具が50点以上あるのですが、その中に「棚物」はないようです。


息子:棚物に名物はないと。


母:もし、今まで誰も触れていないようなら、あなたが研究してみてはどうですか?


息子:「今はただ 思ひ絶えなむと ばかりを」


母:「人づてならで 言ふよしもがな」

わかりました。あなたは研究しなくていいですよ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。