支配者
1.飢餓の生贄たち
公開性交から1週間が過ぎた。
「あ……あ、あぁ……っ! 頼む、頼むから、ほんの、ほんの一滴でいい……っ! 魔力を、私の中に……っ!」
「私の方が、あのゴミ虫――いえ、クロト様を高く評価していましたわ! だから私に、私にその偉大なモノを注いで、お慈悲をぉぉぉっ!!」
かつて生徒会室と呼ばれた最上階、神聖なる総督室の重厚な扉の向こう側は、文字通りの地獄絵図と化していた。
廊下にへたり込んでいるのは、かつて高級なドレスに身を包み、平民を虫ケラのように見下していた高位の令嬢たちだ。しかし今や、彼女たちの衣服は自らの涙と涎、そして失禁によって泥塗れに汚れ果て、見る影もない。
魔力を根こそぎ奪われたことによる「魔力飢餓精神症」は、彼女たちの脳を修復不可能にまで破壊していた。
全身を襲う激しい悪寒、骨の髄まで痒くなるような虚脱感、そして精神を内側から削り取る圧倒的な絶望。
かつてエレノアを率先して嘲笑っていた公爵家の傍系令嬢は、すでに理性を完全に失い、クロトの部屋から漏れ出るわずかな「魔力の残香」を吸い込もうと、扉の下の隙間に直接顔を擦り付け、豚のような悲鳴を上げてクンクンと鼻を鳴らしていた。
「セリア様……っ、セリア様、貴女のせいで私たちは……っ!」
その横では、元新女帝であるセリアが、うつろな瞳で壁に頭を打ち付け続けている。彼女の取り巻きだった令嬢は、もはやセリアへの忠誠など微塵もなく、彼女の豊かな栗色の髪を引っ掴んで床に叩きつけ、その顔を何度も踏みにじっていた。
「この泥棒猫が! 貴女が余計なことをしなければ、私たちは今も優雅に暮らせていたのよ! クロト様……っ、どうかその不潔な女ではなく、私を貴方の犬にしてくださいぃぃっ!」
血筋、名誉、友情、そして人間としての尊厳。
クロトが彼女たちの「傲慢さ」を能力と共に吸い尽くした結果、残されたのは、本能のままに貪り合い、這いつくばって命乞いをする、醜悪極まりない家畜の群れだけだった。
2.玉座の上の狂乱
そんな外の阿鼻叫喚を、クロトは完全に無視していた。黒檀の玉座に深く腰掛け、極上のワインを口に含む彼の瞳は、絶対的な虚無と冷徹さに満ちている。
「あは……っ、あははは! 素晴らしいわ、聞こえる? クロト。あの高慢だった女たちが、貴方の男根の匂いを求めて、外で犬のように吠えているわ……っ!」
クロトの膝の上で、エレノアが狂ったような歓喜の笑みを浮かべていた。
彼女はすでに自らの衣服を完全に引き裂き、汗と魔力の熱気でピンク色に上気した極上の全裸体をさらけ出している。クロトから与えられる圧倒的な魔力によって、彼女の身体はかつてないほどの官能的な色気を放ち、割れ目からは透明な愛液がとめどなく溢れ出て、クロトの太ももを濡らしていた。
「さあ、クロト……私の神様。今日も私を、貴方のその悍ましく、偉大なモノで満たして……っ!」
エレノアは自ら腰を浮かせると、クロトの股間で凶悪に反り上がる、一千人分の魔力を孕んだ猛り狂う肉棒の上に馬乗りになった。そして、自らの手で割れ目を大きく左右に押し広げ、質量に怯えることもなく、一気にその凶器を自らのナカへと呑み込んでいった。
ズブ、ズブブブブブッッッ!!!
「――んほぉぉぉぉぉぉーーーーッッッ!!!」
最奥の結合部が激しく激突し、エレノアは白目を剥いて身体を大きく後ろへと反らせた。
初めて知る、自らが完全に上位に立って男を貪る快感。エレノアはクロトの首に両腕を絡めつけ、狂ったように激しく腰を上下に振り始めた。
グチュ、グチュ、ズブズブズブッッッ!!!
「熱い、熱いのがお腹の壁を、子宮を突き破って脳みそまで届いてるぅぅぅ……っ! 最高よ、クロト! 貴方の不潔で臭い種が、私を世界の女王に変えていくのぉぉっ!!」
エレノアの口から、公爵令嬢のものとは思えない、淫らで下俗な喘ぎ声が絶え間なく吐き出される。
そして、その生々しい肉の衝突音と、エレノアの絶頂の悲鳴は、薄い扉を透過して、外で這いつくばる令嬢たちの耳へと容赦なく突き刺さっていた。
「あ、あぁ……っ! エレノア様が、クロト様のナニで、あんな声を……っ!」
「いいな、いいな……っ! あの熱いのがナカに注がれたら、どんなに気持ちいいかしら……っ!」
扉の外の令嬢たちは、その淫らな音を聞くだけで、体内の奥底が疼き、狂いそうになっていた。一人が自らのスカートを捲り上げ、血が出るほど自らの秘部を掻き毟り始めると、周囲の令嬢たちもそれに伝染するように、互いの身体を貪り、涎を垂らしながら発狂していった。二人の交わりの音こそが、彼女たちにとっての唯一の精神的麻薬であり、同時に最大の拷問だった。
3.世界征服の誘い
激しいピストンの末、クロトがエレノアの腰を強く掴み、その胎内の最奥へと大量の濃密な白濁液をビュクビュクと一気に吐き出した。
「――っ!!!」
エレノアは脳の神経が焼き切れたように硬直死、激しい潮吹きと共に、クロトの胸へと崩れ落ちた。結合部からは、収まりきらない精液がドロドロと溢れ出している。
息を整えながら、エレノアはクロトの頬に手を当て、妖しく瞳を輝かせた。
「ねえ、クロト……素晴らしい提案があるわ。この学園の魔力を吸い尽くした貴方なら、もうお分かりでしょう? 貴方の【絶対特異点】の力があれば、この国の、いいえ、この世界のすべての魔術師から力を奪い去ることができる」
エレノアの顔に、かつての公爵令嬢としての、そして今や「快楽の魔女」としての底知れない野心が浮かぶ。
「世界のすべての魔力を、貴方が吸収するの。そして、その力を私のナカへと注ぎ込んで頂戴。二人で、この世界のすべてを支配するのよ。神である貴方と、その唯一の雌である私で、人類を家畜のように跪かせるの。……素敵だと思わない?」
クロトは、胸元で息を荒くするエレノアを見下ろした。
かつては自分をゴミ虫と呼んだ女が、今や世界を自らの足元に跪かせようと囁いている。吸い尽くした令嬢たちの「傲慢さ」が、クロトの脳内で冷酷な愉悦へと変わっていく。
「……面白いな。世界のすべてを、俺たちの箱庭にしてしまおう」
「ええ……っ! さすがは私の神様……っ!」
エレノアは歓喜に震え、再びクロトの唇を貪るのだった。
4.狂った歯車、裏切りの代償
だが、その絶対的な支配の神話は、翌日の昼下がりに、あまりにも呆気なく、そして醜く崩壊することになる。
翌日、クロトが気まぐれに学園の裏庭を散策していた時のことだった。
彼の前に、昨日まで外で泥を舐めていたセリアの取り巻きの一人――小柄で可憐な容姿をした、黒髪の令嬢が立ちはだかった。
彼女は衣服の胸元を大きくはだけさせ、涙をためた潤んだ瞳で、クロトの足元に素早く膝をついた。
「クロト様……っ、お願いです。エレノア様には秘密にします。ですから、私に、私に一度だけでいいので、貴方のその偉大なモノを恵んでください……っ! どんな汚いことでも、 slave(奴隷)として何でもいたしますから……っ!」
彼女はクロトのズボンの上から、その猛り狂う塊を必死に両手で愛撫し、衣服越しに直接顔を擦り付けた。
かつて自分を無視していたエリート令嬢が、必死に自分のモノを欲しがっている。その圧倒的な優越感と、エレノアとは違う新鮮な肉体の誘惑に、冷酷な神となったはずのクロトの「童貞の本能」が容易く動かされた。
「……いいだろう。お前のその傲慢だった身体で、俺を満足させてみせろ」
「あぁ……っ! ありがとうございます、神様……っ!」
裏庭の木陰、生い茂る草むらの上で、クロトは令嬢を組み伏せ、そのタイトスカートを乱暴に捲り上げた。魔力を求めて完全に開き直った令嬢は、自ら割れ目を広げ、クロトの獰猛な男根を歓喜の悲鳴と共にナカへと迎え入れた。
ズブズブ、グチュグチュ……ッ!
「んほぉぉぉっ! 凄い、熱いのが入ってきたぁぁっ!」
平民の匂いを放つクロトの肉棒に、高貴な令嬢が狂ったように腰を打ち付ける。
――その現場を、偶然通りかかったエレノアが目撃した。
「――あ?」
エレノアの脳内で、何かが完全に破綻した。
世界を二人で支配する。自分こそが、彼の唯一無二のメスであるはずだった。それなのに、昨日まで自らの足元で泥を舐めていたはずの、あの薄汚いセリアの取り巻きが、自分の「聖域」であるはずのクロトの男根をナカにくわえ込み、淫らな声を上げている。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!! 何を、何をしているのよぉぉぉぉぉーーーーーーっっっ!!!!」
エレノアは美しい顔を般若のように歪め、凄まじい絶叫と共に草むらへと飛びかかった。
彼女はクロトの上に乗っていた令嬢の髪を力任せに掴み取ると、肉の結合部が引きちぎれんばかりの勢いで乱暴に引き剥がし、地面へと叩きつけた。
「嫌ぁぁっ! エレノア様、離して、魔力が、私の魔力がぁぁっ!」
「黙れ! 黙れ黙れ黙れぇぇぇっ! 泥泥の分際で、私の、私だけのクロトの肉棒に、その汚い割れ目を擦り付けるんじゃないわよぉぉぉっ!!」
嫉妬と独占欲で完全に狂い狂ったエレノアは、全裸同然の姿のまま、地面に倒れた令嬢の顔面を何度も、何度も自らの足で激しく踏みつけ、その爪で皮膚を引き裂いた。
「ひっ、あぐっ、助けて、クロト様ぁぁっ!」と悲鳴を上げる令嬢を、エレノアは馬乗りになって何度も殴りつけ、その高貴なプライドはどこへやら、ただの狂ったメスとして暴行を加え続ける。
「貴方は私のモノよ! クロトの種を受け入れていいのは、世界で私だけなのよぉぉぉっっ!!」
髪を振り乱し、涎と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、醜く叫び続けるエレノア。
その光景を、衣服を乱したままのクロトは、冷ややかな、そして耐えきれないほどの「滑稽さ」を孕んだ瞳で見つめていた。
「――ふっ、ははははは!」
突如、裏庭にクロトの大きな笑い声が響き渡った。
「クロト……? 何、何を笑っているの……?」
暴行の手を止め、血塗れの裏切り者の上に乗ったまま、エレノアがうつろな目で振り返る。
「いや、滑稽だなと思ってな、エレノア。昨日まで『世界の女王』だの『人類の支配』だのと大層な口を叩いていた女が、たかが家畜の一匹に男根を貸し出しただけで、そんなに醜く嫉妬に狂うとは」
クロトは自らの股間の、まだ令嬢の愛液で濡れ光る肉棒を指先で弄びながら、冷酷に、そして尊大に言い放った。
「勘違いするなよ、エレノア。お前も、あの床を這う女どもも、俺にとっては等しく『魔力を搾り取るための家畜』にすぎないんだ。……お前が俺の唯一の雌だと、一体誰が決めた?」
「あ……、あ、あ……っ」
その冷徹な言葉に、エレノアの顔から一瞬にして血の気が引いていく。
神の座に座っていたはずの彼女は、自らの醜い嫉妬のせいで、再び底なしの絶望の深淵へと引きずり戻されようとしていた――。




