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快楽の奴隷

1.女帝の失脚と、新たな火種

「――あれほど大口を叩いておいて、あの無様な負け方は何かしら」

「ヴァイスハイトの血筋も、もうおしまいね」

翌朝のAクラス教室は、登校したエレノアに対する冷酷な嘲笑と囁き声で満たされていた。

昨日のセリアとの決戦での完全敗北は、瞬く間に学院中に知れ渡り、エレノアの派閥にいた令嬢たちのほとんどが、手のひらを返してセリアの後ろへと並んでいる。

教室の最上席に我が物顔で座るセリアは、取り巻きたちに囲まれながら、勝ち誇った視線をエレノアに向けていた。

「フン、身の程を知ったかしら、エレノア。これからは私がこのクラスの、いいえ、この学院の絶対的な『女帝』よ。異論のある者はいないわね?」

セリアの言葉に、周囲の令嬢たちは一斉に同調の拍手を送る。かつてエレノアが君臨していた場所は、完全に奪い取られていた。

しかし、その圧倒的な権力の移行に、すべてが変わったわけではなかった。

クラスの片隅、セリアの横暴な態度に眉をひそめ、冷ややかな視線を送る少数の令嬢たちも存在していた。彼女たちはセリア派に属することを拒み、孤立したエレノアを未だに見限っていない、潜在的な反セリア勢力――「潜伏するエレノア派」として、水面下で動きを模索し始めていた。クラスの二分割状態は、より陰湿で深い確執へと形を変えていたのだ。

エレノアは周囲の罵声や嘲笑を無視し、ただ冷然と席に座っていたが、その指先は小さく震えていた。

(くっ……、みんなして私を蔑んで……! でも、いいわ。あいつらがいくら騒ごうと、私には、私だけの『秘密』がある……!)

昼間の屈辱が深まれば深まるほど、彼女の心の中に湧き上がるのは、あの薄暗い地下室の光景と、そこにある圧倒的な快感への渇望だった。

2.コントロールできない深淵の波

放課後。夕闇が学院を包み込むと同時に、エレノアは吸い寄せられるようにして地下の奴隷雑用係室へと駆け込んでいた。

バタン!!

「クロト……っ! クロトぉ……っ!」

激しく扉を閉め切ったエレノアは、昼間の高貴なドレス姿のまま、狂ったようにクロトの身体にしがみついた。

その瞳は完全に潤み、呼吸は激しく乱れている。セリアたちに踏みにじられたプライドと、体内で再びカラカラに枯渇した魔力の飢餓感が、彼女を完全に狂わせていた。

「早く、早くあの熱いので私を満たして……っ!」

エレノアは自らドレスの胸元を乱暴に引き裂き、豊かな双丘を露わにしながら床に膝をついた。

「エ、エレノア様……っ!? 落ち着いてください……っ!」

古い棚の整理をしていたクロトは、その生々しい肉体の迫力と、彼女から放たれる強烈な雌の匂いに、一瞬で頭の芯が沸騰した。年頃の男子としての本能が暴走し、ズボンの内側は昨日よりもさらに痛いほどにカチカチに猛り狂っていく。

その瞬間、二人の身体が密着したことで、クロトの胸の奥の【絶対特異点】が強制的に発動した。

クロト自身の意志とは無関係に、胸の奥の深淵が暴れ出し、エレノアの体内に残るわずかな魔力を根こそぎ吸い尽くす。

「あ、は……っ、消えちゃう……私の全部が、貴方に吸い取られていくぅ……っ!」

魔力を完全に喪失し、ただの非力な人間の少女へと変わり果てるエレノア。しかし、その直後、クロトの体内で何倍にも増幅された濃密なエネルギーの残滓が、彼女の体内へとドクドクと「逆流」を始めた。

「あ――、あぁぁぁぁぁっっっ!!」

エレノアは白目を剥き、その場に崩れ落ちるようにして激しく絶頂した。

3.傲慢と倒錯の懇願

脳の神経を直接焼き焦がされるような、圧倒的な魔力の逆流。その圧倒的な快感の余韻に震えながら、エレノアの行動は、昨日よりもさらに狂気と倒錯を孕んだものへとエスカレートしていった。

彼女は床に這いつくばったまま、震える指先でクロトのズボンを引き下げ、内側から限界まで張り裂けそうになっていた獰猛な男根を、白日の下に引きずり出した。雑用係としての汗と、男としての本能的な分泌物で、その肉棒からは生々しく雄臭い匂いが立ち上っている。

「……っ、う、うわぁ……っ!」

エレノアは、その猛り狂う肉棒を至近距離で凝視しながら、歪んだ侮蔑の笑みを浮かべた。

「ふん……相変わらず、安物の石鹸と汗の匂いがして……本当に臭いわね。平民の、それも奴隷雑用係の肉棒なんて……汚らわしくて、汚くて、反吐が出そうだわ……っ」

公爵令嬢としてのプライドが、クロトのイチモツを「不潔なもの」として拒絶する言葉を吐き出させる。しかし、そう言いながらも、彼女の顔はトロンと締まりなく蕩け、口元からは一筋の涎がだらしなく垂れていた。

「れろ……、ちゅ、じゅぶ……ぅん……っ」

言葉とは裏腹に、エレノアは自らその最高峰の美貌を近づけ、臭いと罵ったはずのペニスの先端を、熱く濡れた舌先で深く、貪るように舐め上げた。

「ひゃあぁっっ!? エ、エレノア様……っ!」

クロトの身体がビクンと跳ね上がる。

エレノアは肉棒の幹を白い手で包み込み、激しく上下にしごきながら、亀頭の周りを執拗に舐め回した。

「んむ、ちゅぷ……、ハァ、ハァ……っ! 悔しい……悔しいけれど、最高よ、クロト……っ! 貴方のこの不潔で臭い肉棒が、今の私の、唯一の救いなの……っ!」

彼女の言葉は、嫌悪と快楽が完全に混ざり合い、ドロドロに溶け合っていた。

汚れきった平民の男根に跪き、その匂いを嗅ぎ、味を貪っているという事実そのものが、昼間にセリアから受けた屈辱を塗りつぶす極上の背徳感となってエレノアの脳内麻薬を爆発させているのだ。

「あ、は、あ……っ、もう、口だけじゃ足りないわ……っ!」

エレノアは突然口を離すと、潤んだ瞳でクロトを激しく見上げた。彼女は自らドレスの裾を大きく捲り上げ、下着を身につけていない自身の秘部を、クロトの目の前に完全に晒し出した。

そこは、クロトの魔力に飢え狂った肉体の衝動によって、すでに自身の愛液でダラダラと濡れそぼり、妖しい光を放っている。

「私の、このお腹の奥が……貴方のその汚くて熱いので、今すぐ壊されたがっているのよ……っ!」

エレノアは自ら腰を浮かせ、クロトの強張った先端を、自分の濡れそぼる割れ目の入り口へと無理やり押し当てた。肉と肉が触れ合う生々しい感触に、クロトは恥ずかしさと興奮で呼吸が止まりそうになる。

「お願い……クロト、挿れて……っ! 貴方のその臭くて汚い肉棒を、私のナカに、奥深くまで突き挿してめちゃくちゃにして……っ! 早く、早く私を貴方のモノにしてぇぇ……っ!!」

かつて学園の頂点に君臨していた絶対女王が、薄暗い地下室で、衣服を乱した全裸の姿で、底辺の少年に向かって「挿入してほしい」と泣きながら懇願する。

昼間は新女帝セリアの台頭によって追い詰められる、気高き公爵令嬢。

だが夜になれば、嫌悪するはずの少年の男根を求め、自ら身体を開いて貫かれることを乞う快感の奴隷。


「あ……、あ、ダメ、ダメです……エレノア様……っ!」

クロトの口から、悲鳴のような拒絶の声が漏れた。

下半身は完全に猛り狂い、今すぐにでも腰を突き出して、目の前の柔らかい肉の檻にすべてを突き刺したいという凶暴な本能が脳内を支配している。ドクドクと脈打つ肉棒は、彼女の熱いナカを求めてこれ以上ないほどに硬くなっていた。

だが、クロトの理性が、恐怖が、それを全力で押し留めていた。

(挿れる……? 俺が、このエレノア様の中に……!? 嘘だろ、そんなことしたら……そんな大それたこと、俺みたいな底辺雑用係ができるわけない……っ!)

これは国の最高峰に位置する公爵家の令嬢なのだ。もし一線を越えてしまえば、不敬罪で首が飛ぶどころの話ではない。それ以上に、クロトを困惑させていたのは、自らの力を全くコントロールできないという事実だった。触れるだけで彼女の魔力を吸い尽くし、こんなメスに変えてしまう自分の【絶対特異点】。もしこのまま挿入してしまえば、彼女の身体そのものを、取り返しのつかないレベルで内側から破壊し尽くしてしまうのではないかという、底知れない恐怖。

「ダメ、なんだ……っ。俺は、貴方をどうにかする資格なんてない……っ! 離れてください、エレノア様……っ!」

クロトは涙目を浮かべ、ガタガタと全身を震わせながら、エレノアの豊かな肩を押し戻そうとした。挿入したいという猛烈な衝動と、絶対に犯してはならないという倫理観が脳内で激しく衝突し、クロトの精神は引き裂かれそうになっていた。

「いやぁっ! 拒絶しないで、クロト……っ! 私を見て、貴方のメスがこんなに欲しがっているのよ……っ!」

エレノアは拒まれたことでますます狂乱し、クロトの首にしがみついて、さらに激しく腰を押し付けてくる。二人の肉体が、最も卑猥な形で重なり合い、泥沼の葛藤が狭い地下室を支配していた、まさにその時だった。

4.開かれた禁忌の扉

バン!!!

静寂を破る過酷な衝撃音とともに、地下室の木製の扉が勢いよく跳ね返った。

「ちょっと、ゴミ虫。セリア様からの伝言を――」

入ってきたのは、新女帝セリアの最側近である取り巻きの令嬢たちだった。昼間のエレノアの敗北に乗り、クロトをさらに甚ぶり、嫌がらせをするために地下室へとやってきたのだ。

しかし、彼女たちの言葉は、最後まで紡がれることはなかった。

「……え?」

扉の前に立った令嬢たちの顔から、一瞬にして一切の血の気が引いた。

ランプの薄暗い光が照らし出していたのは、彼女たちの想像を絶する、学院の歴史を根底から覆すような大不祥事の現場だった。

そこには、衣服をすべて剥ぎ取り、一物の隙もなく完全な全裸になった絶対女王エレノアがいた。彼女は床に膝をつき、だらしなく涎を垂らし、狂ったような目をして、薄汚い奴隷雑用係の少年の股間にしがみついている。

そして何より、その少年のズボンは完全に引き下げられ、禍々しく猛り狂った男の象徴が、エレノアの濡れそぼった秘部の入り口に、今まさに突き刺さらんばかりに押し当てられている。

「エレ、ノア……様……? なに、これ……」

「嘘……でしょ……? あのエレノア様が、こんなゴミ虫の男根を……自ら……?」

取り巻きの令嬢たちは、あまりの衝撃的な光景に、呼吸をすることすら忘れて硬直した。

高潔で、傲慢で、誰も触れることすら許さなかったヴァイスハイト公爵家の天才令嬢が、地下の肥溜めのような部屋で、最も下層の少年に向かって、自ら身体を開いて快楽を乞うている。

「あ……っ、あ、違う、これは……っ!!」

クロトの顔が、絶望で真っ白に変色した。

見つかった。最悪の形で、誰にも知られてはならない禁忌の依存関係が、セリアの派閥の人間を目の前にして、完全に暴かれてしまったのだ。

しかし、完全に理性を失い、クロトの魔力の残滓に脳を焼かれているエレノアだけは、向けられた視線に気づきながらも、ただトロンとした瞳でクロトのイチモツを見つめ、熱い吐息を漏らし続けていた――。

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