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2 大柄な男

「女子1人に男3人がかりでなさけねぇなぁ!!そんなにいじめたいならあたしが相手してやるぜ!!」

大柄な男を1人殴りとばし少女と男の間に蝶子は入り込んだ。

「お嬢ちゃんさっさとどっかにいっちゃいな。」

「っ!あ、ありがとうございます。で、でも無茶はしないでください。すみません。」

そう言いながら少女は蝶子達から離れていった。

残った蝶子と男達は間合いを取りつつ見つめあっていた。

(あいつが油断してたのもあってだいぶ飛んだな。このまま全滅させるか。)

無言が続く中最初に口を開いたのは意外にも子分の方だった。

「…兄貴あいつどうしますか。」

すると倒れていた大柄の男は立ち上がる

「お前、名前は」

そう言いながら子分を担ぐ

「なんだ?ナンパかならお断りだぜ。」

「そうか…残念だっ!」

突然大柄の男は蝶子に向かって2人の子分を投げてきた。

「あでっ」「ぐぇー」

だが蝶子に当たることなく後ろに飛んでいってしまった。今の出来事に蝶子は冷や汗をかく。

(なんて馬鹿力してやがる!?油断できねぇ…)

すぐに意識を大柄の男に向けた

「あんたそれはないぜ。自分の下僕を投げるなんてよぉ。だがおかげで1対1だ。」

拳を強く握る…

「その口がいつまで動くか見ものだぜ。」

男も姿勢を低くした。


『パァァァン!!』


次の瞬間肉と肉が激しくぶつかり合う音が廊下に響き渡った。

蝶子が押し切り男がよろける。

「オラァ!!」「なっ、ッ!」

その一瞬の隙を逃すまいと腹一撃を入れ男を殴り飛ばした。

「…あんたの負けだよ。」

蝶子は倒れた男に徐々に近づいていく

「く、クソが!!まだだ!俺ら俺(・)ら(・)は、俺らは負ちゃいね!!」

カッ!!

「…ッ!」(眩しい!目眩しか!?)

蝶子は突然目の前が真っ白になり後ろによろめいてしまった。

その隙を相手が逃すはずもなく…

ガシッ!

「お、お前ら気絶していたはずじゃ…!?」

気絶していたはずの子分達に押さえつけられてしまった。

「兄貴がよくやる戦法っすよ」「俺達が慣れてないわけないじゃないっすか」

「ひ、卑怯だぞ!!」

すると大柄の男が蝶子の首を掴んだ

「よくやったオメェら、もう抑えんでいい」「「うっす」」

男は蝶子の首を掴んだまま軽々と持ち上げた。

「は、はなせよ!」

(あ、足が地面に届かない…クソッ!!)

「さんざん痛めつけてくれたんだ今度はこっちの番だぜ女ぁ、まずは一発!」

ドスッ!

重たい一撃が入る。

「あ、ああぁーー!!」

腹部の辺りに痛みが一瞬にして広がる。

「うるせぇ!!」

ドスッ!

「ヴッ…」

2回目をも腹部辺りをなぐられ、意識が飛びそうになる。

「思ったよりも口が閉じるのが早かったな女ぁ。」

「あ、あぁ…」

初めての敗北で身体の震えが止まらない。

(あぁ….あたしはもうダメなのか…意識がと、遠のいていく…)

「…い長…ちです…」

(なんで…戻ってきやがっ、た…)

意識が薄れていく中廊下の奥で1人の影が見えた気かましたが蝶子はそのまま気を失った。

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