↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/19

13 裏山の神社に(1)

夕陽が沈む頃裏山に到着した桜と深夜は山を登り始め、最初の分岐点に訪れた。

「なんか臭くねぇか?」

「臭い…確かにしますね。」

周りを見渡すと首がない熊が転がっていた。

2人はゆっくりとちかずいていく。

「多分これですね。」

「こんなでかい熊の首を潰すなんでとんだ馬鹿力かよ。」

「どうなんでしょう…案外身近な人の仕業かもしれませんね。」

桜は少し震えながらにっこり笑った。

「大丈夫か。」

「はい、大丈夫です。私最近熊に襲われたので少しトラウマなんですよ、熊が。」

「そうだったのか。ならさっさとここから離れようぜ。」

深夜は桜の手をひいて熊が見えなくなるなるまではなれていった。その途中に、桜が「優しいんですね。」と言ったが深夜は顔を少し赤てそっぽをむいた。

その後は、順調に山を登りついに鳥居の前までたどり着いた。

「やっとついたか。」

「はい。ここで賽銭をして神に願うのです。力をくださいって。私はここで待っているので気をつけて行ってきてください。」

「ありがとう。いってくる。」

鳥居を潜り20段ほどある階段を一段ずつ登っていく。

本殿が少しずつ見えてきた。

(かなり立派な建物がこの山の中に隠れてたんだな。)

深夜は感心していた。

本殿の全体が確認できた時あることに気づいた。

(人がいる…)

人がほとんどいない山の神社で誰かがお祈りをしていたのだ。

声をかけようとしたが冷静になった。

もしかしたら能力を手に入れているかもしれない。そしたら今の能力を持たない自分では敵わないことを、昼放課の時にやりあった優楽と悪殺生還のリーダーを見て理解していた。

なので深夜は狛犬の後ろに隠れ参拝者が帰るのを待った。

(くっそ、この学校が普通なら禪院真希のして俺がトップだったんだが…)

そんなことを思っていると足音が近づいてきた。

どうやら終わったみたいだ。

息を殺し隠れ続ける。

すると、突然足音が止まった。

(まずい!バレたか!?)

「こんなところに人がいるなんて驚きました!すみませんが私のサンドバッグになってもらってもいいですか?」

女性の声だった。ゆっくりと狛犬の影から顔を出して様子を見る。どうやら女性は階段の下にいる人物に話しかけているようだった。

(あぶねぇー、バレてねぇ。ん?俺に話しかけていない…なら誰に…)

そこで蝶子に言われた言葉を思い出した。

『桜は絶対に守れ』

そこで気がつく。階段の下には深夜を待つ桜がいることを。

「ま、まて!!」

気がつくと体が動いていた。

「く、熊井さん!?」

「あら?貴方が私のサンドバッグになってくれるのですか!」

(こいついかれてやがる。)

「おい!さっさと逃げろ!」

桜に逃げるよう促すが桜は動かなかった。

「私は大丈夫ですから熊井さんは…」

「ならばこうしましょう。お二人が一緒にサンドバッグになってください…【風:竜巻】」

鳥居を中心に2人は風の渦に閉じ込められてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。