王様と死霊術師②
10日後の会談に向け王と重臣たちは話す。
幾つかの街で国をなし、その7の国でさらに諸国連盟をなす。
それだけの国があっても王は1人。
諸国連盟の盟主のみが王を名乗る。
「長男が死に半年、私は若き王子達を急かし過ぎた。長男のようになれ、リチャードのようになれ、そのものを次の王とする。」
王の嘆きを否定するものは居ない。
7の国、25万の人の代表。今を生きる人の神。
それが王。そして・・・。
「まだ御子息はその意思を示したにすぎません。ここで止めれば、各国の独立は防げましょう。」
王とはいえ、近隣で最大の領主がそう名乗っているに過ぎない。
盤石でなければ独立勢力も現れる。
偉大なる勇者リチャード、7人の王子のうち1人が功を焦り被害を出した。その王子に独立勢力が接触したのだ。
「独立を許せば、その連鎖は止まるまい。しかしこの国を再び群雄割拠する時代に戻す訳にはいかぬ。争い、奪い合わねば共倒れする時代は終わった。争わぬ事が力を蓄える事になる時代に移ったのだ。」
王はしっている。
時代が動いている。時代が進む。
まだ幾つかの国がまとまり始めたに過ぎないが、その流れは加速する。
取り残されるわけにはいかない。
「我々同様、幾つかの諸国連盟が出来つつあります。平和裏の統合を望む王が多いでししょうがだからこそ、我々も健在を示さねばなりません。」
カツカツカツカツ、カツカツカツカツ。
王の間には杖の音が響く。
神秘的な美しさを放ち、黒のローブをまといあらわれる女性。
その手には杖が握られていた。
目が見えないからだけではない。
魔の術を使う者。
「私をお呼びになったのはどのような御要件でしょう?案内の方は逃げ帰ってしまったみたいなので。」
私は相手の非を咎め不敵に微笑む。
私は穢れた存在とみなされる事も多い死霊術師。
案内は私が微笑むと逃げ出した。
私の光を失った瞳はこの世ならざる者の世界を覗かせる。
かつて勇者に救われ、勇者を1度救った存在。
・・・そう思われている。
ヒロイン登場!
25万人は古代ギリシャの黎明期、幾つかのポリスがようやく連携しだした頃、位のイメージ 細かいとこはあえて変えているか知らないか。
こんなにセリフばっかりにして大丈夫か心配になる。




