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悪霊退治に300万!!?勇者なら一太刀で終わります。   作者: sisousi.kenta


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12/19

王様と死霊術師①

勇者により師匠から引き離され5年の月日が経とうとしている。



この王国の王子にして勇者であった青年は悪魔の王と相打ちになり死んだ。


王子が無事生きて帰っていたなら王子の次期国王の座は決定的なものとなっていただろう。


民からの人気は勇者となる前から高く、王としての実務能力も既に片鱗を見せていたそうだ。


王子には王子の役目がある。

本来勇者と王子の役目矛盾する。

悪魔の王との戦いは軍の戦いではない。

むしろ開拓者、探検家、冒険家達にこそふさわしかった。


それでも王子はかつてそのようにして人々を安住の地を見つけた人、来た者たちの子孫なのだ。


洞窟の神の子孫。それが里の神となり、国の神となる。


内なる資質は時を越え目覚めた。

その王子が死んだ。


私は王に呼ばれる。

私の目はあの頃に比べればかなりよくなっている。


もちろん実際に目が見えるようになったというわけではない。

私は、精霊の力を借り、あたりを見回すことが出来るようになった。


「キラキラ チカチカ」


精霊が唄う。昔から耳はよく、目が見えなくなってからは、音で様子を探っていた。


けれど動かないものは音は立たない。

だから代わりに精霊が唄う。


私以外には聞こえない声をたよりに見えないなりにあたりがわかる。


反響する唄は精霊の声。

私は精霊の唄をとおし魂までも見えるようになる。


私は師匠と引き離された後、死霊術師としての才能に目覚めたのだ。



第二部 ユウリ編スタートです。

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