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剣聖の刀は波を絶つ  作者:
1章 新たなる旅路
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3/7

ギルド

「次はどこに向かおうかな?」

『カミヤマ』での1件を終え、次の場所に向かっているが、相変わらず適当に歩いているだけ。

それにしても、周辺に魔族は居なかったのに急に襲撃をされたのか…。これは何か裏がありそうな気がする。


そんなこんなで歩き続け、新たな街を見つけた。

海に隣接しているため、港街のようだ。

「お腹も空いてきたし、折角だから海鮮系を食べたいな。」

前世では海鮮なんて滅多に食べることが無かった。

それこそ海は魔族の餌場となっており、近づくことすら出来なかったから。それでも食べれたのは私が国の命を受けて港を取り戻したからだ。

まあその1週間後に魔王に負けたんだけどね。


そうしてその港街の門の前についた。

門番も居るが、あそこまで厳しいものではなさそうである。

「すいません、通していただけますか?」

許可を得るために門番に話しかけたのだが、

「いいぞ。」

一瞬で通らせてもらえた。

ザルすぎない?これ人間に似た魔族とかが来ても通しちゃわない?

そんなことを思ったが、通れるのなら話が早い。

早速街を見て回ることにした。


港街ということもあってか、海鮮系のお店が沢山ある。それこそ前世では名前しか聞いたことがなかった「鮪」なんて物もあった。

この街に住もうかな。


少しして、気になるところを見つけた。

「ギルド?」

大きな建物に付いている看板には「ギルド」とだけ書いてある。

なんだろうと思いつつ、取り敢えず入ってみることにした。


カランカランッ

「ん?」

建物の中には沢山の、武器を持った人達がいた。

そして、奥には受付のようなところがある。

「すいません、ここってどんな場所なんですか?」

情報を集めるために受付の人に質問した。

「ギルドを知らないんですか?えーっとですね、ここはギルドと言って、各地から送られてくる依頼を受注するところです。受注するには冒険者登録をしたときに貰えるカードが必要です。もちろん依頼達成で相応の報酬がもらえます。

また、冒険者の持つカードにそれぞれランクが割り振られていまして、最低がE、最高がSです。ランクが高い程受けられる依頼の量が増え、より難しいものもできるようになります。以上がギルドの説明です。」

「そうなんですか?私も登録したいな。」

「ぜひ!登録するだけなら誰でも出来ますから、やっておいて損は無いですよ!」

「じゃあお願いします。」

「はい。ではまず名前を…。」


そうして冒険者登録を終えたので、少し依頼を見に行こうと思ったけど。

「そこのお嬢ちゃん、可愛いね。俺達と遊びに行かない?」

ナンパ?って言うんだっけ?それに巻き込まれてしまった。

「依頼を見に行きたいので無理です。」

「どうせEランクのやつが受けられる依頼は薬草集めくらいしかないからさ、俺達と遊ぼうよ。」

しぶとい人達だなー。こういう時は切って良かったりしないのかな?

「薬草集めもやり続ければ昇格できるので、あと貴方達のように暇じゃないので。」

「釣れねぇな!大人しく俺達に付いてこい!」

男の人達は力づくで私を連れて行こうとしたが、

「遅いね。」

「なっ!?」

男が手を出してきた瞬間、私は音より速く男達の後ろに移動した。

「貴方達は何ランクなの?」

「お前何者だ…!」

男達は驚いた様子で私のことを見てくる。

一体この人達は、"私を誰だと思っているんだろう。"

「私は刀が大好きな人間だよ。」

それだけ言って私はギルドから出て行った。

それにしても、1人だけ私の動きを目で追えてた人が居たなー。

あの人とはあんまり関わりたくない。

そんなことを思いつつ海鮮を食べに行くのだった。

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