表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋雫  作者: 藍蜜 紗成
9/9

恋雫

 町に降り祭りに混ざると、ハイと、手に渡された。


『リンゴ飴?』


 昨日は雨で実体化が出来なかったこと。 リンゴ飴を欲しそうにしていた雫をみていたことを告げられ赤くなる。 


『それとこれも』


 渡された2つの袋には、それぞれ持ち帰り用のリンゴ飴と、金魚が5匹。


『ずっと、そばにいてくれるかい?』


『はい』


 恋なんてしないと思っていたのに……。

 あの一瞬で、私の世界はあなたに落ちていったの。


 ゆっくりと触れる口付けが優しくて泣く。


 疾風が、そばにいる。

 それだけでいい。そう思ったのに。

 触れたぬくもりが暖かくて…幸せで笑った。


 愛してくれてありがとう。


 風に回る風車(かざぐるま)、色とりどりの夜を泳ぐ浴衣。

 夏の夜の恋に、手を繋ぐ。


 優しく笑い合い、水を跳ねて2人は祭りに駆け出して行った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ