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過去の自分が残した希望

 少し半端な終わり方の話になってるかも知れないですが、どうか許してくださいませ。_(_^_)_

「甘えたこと言ってるんじゃないわよ、バカ!」


リスの声が聞こえた。


「貴方の望む死は辛いことからの逃げでしかない!」


 見開かれたのはゲインの瞳。


「今まで貴方と共に戦って散っていった警備隊の人達に、どんな顔を向けるつもり!?」

「警備、隊……」


 瞼の裏に浮かんだのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()


「貴方は!彼らに託されたんじゃないの!?自分達の分まで生きて、そして、自分達の分まで王都を!民を!守って欲しいっていう思いを!」


 リスの叫びは止まらない。


「なんのために貴方は涙を流したの!?罪のない人々が、あっけなくその命を落としてしまうことが耐えられなかったんじゃないの!?そんな世界を変えるために、貴方は今まで最前線に立っていたんじゃなかったの!?」

「俺が、戦ってきた…理由…?」

「そうよ!貴方は顔も知らない誰かの命まで、守ろとしていたんでしょう!だったらなぜ!自分の命を簡単に投げ捨てたりなんてしようとしているのッ

!」


 悲鳴のようなリスの言葉にハッとさせられた。


(そうだ……俺は助けられなかった警備隊の奴らのためにも、まだ死んじゃいけないんだ。こんなところで死んだら、あの世で殴られても文句の一つも言えないじゃないか)


 ここで死んだら、誰かのために最後の瞬間まで戦い抜いた彼らに顔向けなんてできようはずもない。リスの言葉は見事に的を射ていた。


(でも、敵ばかりの王国で、俺はどう生きたら………)


「まさか、自分には味方がいないとか、敵しかいないとか。そんなことを考えているなら、それは完全な見当違いってやつだよ。だって―――」


「ゲインさ〜ん!死んじゃ駄目だー!」

「俺達はゲインさんを信じてる!絶対に死なせねぇぞー!」

「そうだ!そんな悪逆な奴らなんかに負けるなー!」


 沢山の声がゲインにかけられる。しかしそれは先程とは正反対の、応援の声だ。


「俺達王都警備隊はぁ!大恩人、魔法剣士ゲインを決して見捨てたりなんかしねぇーーッ!」


 孤独の海に突き落とされたゲインを()い上げた希望。それは、今まで幾度となく共に戦い、助け合ってきた王都警備隊の男達だった。


 リスに言葉をかけられた時のように、ゲインの瞳からとめどなく雫が流れ落ちた。


警備隊:うおぉーー!ゲインさんを助けるぞーー!!


 警備隊がかっこいいと思ってくれたら評価をお願いします!

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