狂ったバカ
なんか変なところがあるかもですが、どうか広い心で許してもらえると嬉しいです。
「なんだよ、反論もできないのかァ!?やっぱりわかってんじゃねぇか!自分達がいかに愚かしいか!どうせ俺は死ぬ。てめぇらに殺されるんだ!だから最後に、1つ予言をしつやるよ!」
ゲインが何を思っても、口が勝手に動いてしまう。止めたい、もう喋りたくない、こんな事言いたくない。いくらそう思ったところで、ゲインの口はブレーキの壊れた車がアクセル全開で走っているかのごとく、際限なく加速し加熱する。
「てめぇらはこれからの王国がどうなるかを知らない!だから確実に後悔する!せいぜい未来で嘆くといいさ!『あの時ああしてりゃよかった』ってなぁ!!」
ゲインの顔が醜く歪む。さながら、物語の悪役のソレのごとく。しかしその目は、ただただ苦しみから解放されたいと願う、まるで子どものような目だった。
「さぁ、はやく殺せよ。あ?目の前にいるのは真実に打ちのめされて狂った、死にかけの羽虫だぞ?てめぇらが望んだもんだろうがよ、俺の死は!違ったか!?」
ゲインの叫びが響く。誰もを唖然させた―それこそ、この状況を招いた国王と勇者パーティの面々までもが軽く引くほどの―その叫びは、一体どれだけの思いが籠もっていたのだろうか。
「てめぇらは俺のくだらない命を礎にしようとしていただろう!まさか、てめぇら自身は誰かの命を奪うってことが、どれだけ辛く、苦しく、悲しいものかも知らずにそんな態度を取ってきたとは言うまいな!?」
民達を侮辱したいのか、ただ覚悟を決めさせたいのか。もう言っていることは支離滅裂のグチャグチャだ。だがそれらは全て、偽らざる彼の本心だった。
「覚悟決まってんならはやくしろよ……。俺の首を落としてみろよッ!!!」
もう、楽になりたい。
そう願いながら、目尻に雫をためて大声を放つ。
「甘えたこと言ってるんじゃないわよ、バカ!」
彼の叫びに反応し、批判した声。
皆が一斉に声のした方向を振り向く。
そこには、怒りと悲しみを7:3で混ぜ合わせたような顔でゲインを睨む、リスの姿があった。
このあたりのシーン、この作品を投稿しだした頃からやりたかったシーンの1つなんです。(どうでもいい)
面白かったら評価ください。面白くなくても欲しいですけどw




