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急展開につき傍観します?

さて、あれから1週間経ちました!


セイン君は現在、ステータスと睨めっこしながら魔法の訓練に勤しんでいます。


先ずは最初に魔法大全のスキルで魔力を消費する。


但し、ライオンみたいな奴を作ると大騒ぎになるので、最近は部屋の中でも魔力玉を浮かべていた。


最初は魔力操作に慣れるために2個の魔力玉を浮かべてはいろんな方向に動かしていたんだけど、段々と慣れるにつれて個数を増やし続けた。


結果ーーーーーー、現在、部屋には36個の魔力玉が浮かんでいる。


魔力操作の訓練と魔力消費を同時にできるので頑張った!


で、ここからが検証である。


スキルを見直していて思ったんだが、魔力飽和の魔力吸収を、魔力操作で効率化できるんじゃないか?と。


魔力の吸収は使ってみた結果、本当にちょっとずつしか適用されない。


10のMPを回復するのに10分かかる。これでは使い物にならないよね?


で、魔力操作は外部の魔力も操れるんだから吸収する魔力を集めて、それから吸収するとどうだろうか?と思ったんだ!


結果は失敗。


吸収するための入り口の大きさが決まっているとでも言えばいいのかな?


魔力の塊は吸収できないみたいだった。


ゆっくりゆっくりと小さな入り口を通って自分の体に魔力が入ってくるイメージかな?


そこまでのイメージが出来上がってから気付いたんだ。


[ゆっくりゆっくり]の部分、この[ゆっくりゆっくり]を操作しちゃえば良くないか?と!!


これは成功した!!


つまり、俺はこの1週間で魔力回復の時間を限りなく無くす事に成功していた。


そして、もう一つ。


「あーにゃ?(ターニャ?)」


コンコン・・・

「セイン様、起きてますか?」


ほらね、ターニャの声だ!!


これは魔法大全の能力で、魔力察知を行えるようになっていた。


ここが危険な土地だというのは聞いたけど、じゃあ、危険を察知出来れば良くない?と思ったんだ!!


そうすれば事前に逃れるもんね!


魔物とか興味無いし、今はそんなに効果範囲は広く無いけどそのうち領内全体を魔力察知出来る様に頑張るぞ!


ふんふんっ!!と鼻息荒くしているとターニャに抱き抱えられて母様の待つ食堂まで連れて行かれた。


母様と合流すると朝食を済ませる。最近はやっと離乳食である。


もっと早くても良い気がするのだが、最近までは母乳だったから食べ物を口にできて嬉しい。


頑張ってスプーンを握り口に食べ物を持っていく。


「あむ!」


ポロ・・・


「あむあむ!!」


ポロポロ・・・


うん、俺スプーン嫌いになりそう・・・


母様とローザは食べ物を頑張って食べようとする俺を見てクスクス笑ってる。


「セインちゃん頑張って。練習よ?」

「セイン坊ちゃん頑張ってください!」

「セイン様ならすぐ出来るようになります!」

「う〜〜〜、あい!!」


皆んなに生暖かく見守られながらのんびりした生活をしていたところだった。


ガチャガチャッーーー!!!


ん?何この音?


魔力察知さん出番ですよー?


ふむふむ、これは・・・


バアンッ!!!!!

「緊急に付き失礼します!!」


はい、結果よりも早く突入してきたヴァルトさんですねー。


勢い良く扉を開け鎧を着込んだヴァルトが入ってきた。


「何事ですか?ヴァルトがそんなに慌てるなんて?」

「はっ!緊急です!!食事中に失礼します。」

「あむあむ!!」

「セイン坊ちゃん、なんてマイペースな・・・」

「流石セイン様!!」


大慌てなヴァルトと違って俺はマイペースに食事をしていたら若干呆れの入った視線を感じた。


ローザさんかな?なんとなくターニャは諦めが入っている気がする。


「いいわ、どうしたの?」

「はっ。現在、この領地に大量の魔物の軍勢が近づいておると報告が入りました!付きましては領民を避難させるよう許可を頂きたい!」

「あむあむあむ!!」

「何ですって!?」

「セイン様、お口が汚れてますよー?」


「そう。では、この屋敷の敷地内に皆んな避難させて頂戴。騎士団で対応は可能なの?」

「はい、冒険者にも協力いただきますので大丈夫かと・・・ただ・・・」

「あむふ!うぐっ!!??」

「ヴァルトさん、他に何があるの?」

「あああ!セイン様!?お、お水を!!」


「ひょっとして、魔物の瞳が赤いのかしら?」

「はい、全ての魔物が赤い瞳だったと報告が上がっています・・・」

「んく、んく!!」

「ひょっとして!!?」

「ゆっくりですよー?一気に飲むとむせちゃいますよー?」


「では、ヴァンパイアがいるのね・・・」

「そうなると、我々だけでは厳しいでしょうね・・・」

「は〜〜〜、んん、あい!」

「旦那様が居ない時になんて事!!」

「はい、セイン様頑張りましたね〜〜!御手と御口を吹いたら終わりですよ〜〜?」

「あい!!」


ふきふき・・・・・・



「「「「貴方達はマイペースすぎるでしょう!!!???」」」」


部屋にいた使用人がローザを筆頭に突っ込んできた!!


なんだよ〜?幼児の俺には関係ないじゃん?


どうせ何も出来ないならご飯食べて何が悪いのか?


いや、悪くない。でしょ?


「ターニャ!!お前も出撃するんだぞ!?話を聞いていたのか!?」

「そうです。こんな時に呑気な会話を繰り広げている場合ですか?」


ヴァルトとローザがターニャに詰め寄る。


すうっと俺は母様に抱き上げられる。


「セインちゃん。貴方は賢いから今の話は理解できたでしょうに、怖くないのかしら?」

「あい!(全然!)」


いや、本当に何を慌てているのか分からない。


だって現役のヴァンパイアハンターの母様が居るんだよ?


ヴァンパイアって化け物が来たってコッチも化け物いるじゃん。


何がそんなに慌てる必要があるんだろう?


「セインちゃんは大物ね〜〜〜!」

「いやいやいや、セイン坊ちゃん!?ヴァンパイアは本当に厄介な敵なんですよ?」

「ええ。それにヴァンパイアに操られた魔物の群れなんて・・・」

「セイン様は私が守ります!!」


ふむ、敵の規模は分からないけど魔物の大群が厄介なのかな?


ヴァンパイアは母様1人でやれるのかな?


「あ〜、にゃんばああ?んんん・・・ちゃおい?(あ〜、ヴァンパイア?んんん・・・強い?)」

「あら、ヴァンパイア一体くらいならどうにでもなるわ。母様は強いのよ?」


なるほど、じゃあ、最悪のパターンはヴァンパイアが2体以上いるパターンか・・・?


「いや、目撃されているヴァンパイアは1体のみなので大丈夫だとは思いますが・・・」

「セイン坊ちゃんのマイペースさは奥様譲りでしょうね・・・」


ほうほう、俺は母様似・・・じゃ、無くて、ヴァンパイアが1体なんだね?


じゃあ、大丈夫じゃん!!


「しかし、いかにユリーナ様と言えど大量の魔物とヴァンパイア相手に奮迅なされば魔力が持ちますまい?」

「あいあうあああ!!(魔物位は君達が頑張れよ!!)」

「セイン様が魔物は自分達でどうにかしろと言ってます!」


ターニャさん通訳ご苦労!!


なんだねヴァルト君、1から10まで母様頼りにしてるんじゃないよ!?


「いや、そうですが・・・騎士団と冒険者を合わせても100に届かないのですぞ?魔物の大群はざっと2000近くだと言うし、流石にユリーナ様の力を借りねば・・・な?」

「あうあ・・・(2000・・・)」

「えっと、流石にそれは・・・」


予想を超える戦力差ですね!?


どうするの?


逃げる?逃げよう!!


「失礼します。」


と、その時、この話し合いに参加していなかった人がこの場に現れたことにより俺はとんでもない目に合う。


「あうーーーーー!!??」


やっぱり魔力察知を早急に鍛えねば!!


ちくしょーーーーーーーーー!!!!





俺の叫びが屋敷に広がったとさ。


ちゃんちゃんーーーー






1日空いちゃいました。


ブックマークや評価ありがとうございます!


これからも頑張って書きます。


早く1歳編を終わらせて、シリアスを終わりたい(T . T)


頑張ります!!

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