第42話 戦闘開始!
敵は湖底遺跡にあり!
包囲網を敷くぞ!我に続けぇ! ←今ここ!
とにかく現状、できる所から対応していくしかない。
少なくともあと2日は援軍は来ないと仮定して、周辺にいる冒険者と奴隷達を囲い、湖に円を描くように方円陣を敷くか。
しかしそれでは全体的な戦力層が薄くなり、一部が突破されると容易く瓦解する可能性がある。
最低でも六ヶ所。できれば八か所に分けて陣を敷き、湖からくる魔獣の対処に充てたいが、戦力の配分が難しい。
少なくともアリサとアリシア、近衛団長は王子と王女の護衛だから動かせないとして、紅と黒、見つかればルカルスが大将として引き入らせることができるか?
紅は単体でも大丈夫、黒はアシッドアント(部下達)がいるから二角はそれでいける。
アリサとアリシアには連れてきた奴隷と、新しく雇用した奴隷を割り当てればいいし冒険者たちもいけるだろうか?
近衛団長殿には王子と王女の護衛の他にできるよう頼むしかないだろうし、ルカルスに至ってはどこに行ったのかもわからないからどうしようもないな。
「俺は湖龍を倒さなきゃいけないから雑魚は相手にできないし……」
せめてもう一人くらい人を率いて戦える人がいたらなぁ…。
布陣を考えて煮詰まっている隆一の背後にお茶を持ったアリアが現れる。
気配からして外にはアリシアも控えているようだ。
「お困りの様ですが? この紙は?」
唸っている原因だった人員の布陣を見つけたアリアは、静かに大将とその配置の関係を洗っている。
「ご主人様。先の戦いで黒様配下の内キングアント他、何体かのアシッドアントが成長したようです。黒様ほどではありませんが統率系スキルを持つキングアントに一角を担わせてもよろしいかと。そして個体数が多い部隊でもありますので湖の両局に配置し適時増援を送れるようにしておくべきかと。
紅様も同様で攻撃範囲に入らないようになるべく紅様の両局にアントを配置するようにして他の冒険者や兵士達の負担を減らし、押し込まれないようにするべきかと具申します」
さしでがましい真似をしました。と静かに下がるが、そこまで考えているのならそれでいってみよう。
「じゃあその案採用で、七角形を作る形で遺跡よりの位置三点に紅、黒、キングアントを配置、遺跡から一番遠い位置に近衛騎士団長を大将とした兵士達。その左右にアリサとアリシア。それと、もしいるならルカルスを配置して包囲を作る」
俺は湖龍を倒しにもう一度遺跡に向かうから。と隆一の軽い言葉にアリサとアリシアが暴走しかける場面もあったが、概ねの布陣は隆一が出した案で可決された。
概ねなのは、肝心のルカルスが見つけられず、七角形から六角形へと布陣の変更を余儀なくされたからである。
断続的に襲ってくる魔獣たちを駆逐しながら陣を構築するまでに二日、昼夜を問わず作業を行い、終わったころにようやく後続の荷駄隊が到着。
再び陣の強化をしながらの時間稼ぎをする羽目になった。
隆一は布陣が決定するや否や、単身時間稼ぎの為に湖底遺跡へと足を運び、遺跡から出る為の通路の半分以上を氷漬けにすることで魔獣の陸上への進出を妨害する行動に出ていた。
時折放たれる魔力のこもった咆哮が響き、そのたびに戦場が経度の混乱に陥ることが頻発していたが、それも隆一が入った後だと回数が激減している。
これは隆一が同質の魔力を波動としてぶつけることで打ち消すことができている証拠であり、彼がまだ生きて戦っている事の証明でもある。
エインズワーグの兵たちが到着した直後に轟いた咆哮を紅が軽減させたような事だと説明されたが、湖から届く波動を紅ですら減衰させるのがせいぜいだというのに、隆一が潜ってからは少し強い気当たりのような波動しか感じなくなっている。
「これが赤縁の実力なのか?」
本陣となる王子たちがいる陣地の中央。軍議を開く為に集まっている軍の中でも上位に立つ面々が口を揃えて呟いた。
それもかの赤縁の魔力量は異常だという。
実は隆一や他の赤縁が持っているギルドカードには職員しか見れないように隠しステータスと呼ばれる項目が存在する。
それは本人の生命力と魔力量、身体的なステータスを数値化して表示できるという、かつて創造主と呼ばれていた神が人にもたらした奇跡の産物だと言われている。
ギルドカードのオリジナルは全てを数値化して表示できる仕様だったらしいが、量産する程の技術は無く、ある程度簡略化されたランクで表示することしかできない劣化版を用いることしかできず、現代のギルドカードにいたる。
それでも赤縁だけは国家的戦力の類からすべてを把握するためにオリジナルに可能な限り近づけて作成された特別製のカードが配布されている。
無論作成には国が絡み、一つのカードを作るのに魔力量に特化した赤縁の手を数人がかりで借り出さなければならない。
実はエインズワーグにあった赤縁のギルドカードは冒険者ギルド本部に在庫が3枚、エインズワーグ周辺国でも10枚は存在しない貴重なカードなのである。
本来なら隆一の魔力量を受け止めるには赤縁でも足りないのだが、隆一は最初に触れるだけでいいと言われているため、赤縁に魔力を通した事は無い。
もしも魔力を通したら赤縁のカードとて溶けて消えてしまうだろう。
初めて隆一を対応した受付嬢のコノカ。ナイスな判断である。
ギルドカードの詳細を記録した内容が冒険者ギルドにもたらされたのはあの決闘事件から数日後のことである。
当時の内容はこれだ。
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リューイチ・リューガサキ 年齢:13 性別:男
職業:unknown
適性:all
ギルドランク:white
ステータス:unknown
生命力:∞
保有魔力:∞
***********以下は個人情報の為開示されず***********
ギフト:ファルシナの希望、異世界神族の加護
スキル一覧
ユニーク:鍛冶槌の極、最適解、遅滞推参、異世界の知識、女神の知識
レア:鍛冶、体内循環、魔力操作、気力操作
ノーマル:大剣術、剣闘術、拳闘術、全属性魔術、全属性耐性、全状態異常耐性
称号:託された者、神と対話した者、剣と対話する者、
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逸脱した内容に軍議の場が凍りつく。
「生命力と魔力が∞? そんな表記が存在するのかね?カードの不良やインチキだと言われた方がまだ納得できる」
口々に話す部隊長達の声を黙らせたのは王子の一言だった。
「それが今は心強い。…たしかに気にもなるが他人の人生に何があったかなどはこの戦場では関係ない。先の世の為に今もまだ彼が戦っている。それが全てで真実だ!」
ダンッ! と勢いよく机を殴りつけて普段の温厚そうな顔を消し、険しい表情で周囲の声を挙げていた連中を黙らせた。
隣で軍議の様子を観察していたミリアリアも、兄の様子から何かを察したのか襟元を正して皆を見つめる。
「私たちは誰だ?私たちはこの国を守るために来たのではないのか?人一人の履歴にぐだぐだと管を巻くのが仕事なのか?違うだろう?我々は国の剣であり盾だ!たかがギルドカードの表記がおかしいと言っても彼はたった一人の冒険者なのだ!この中で唯一単独で渡り合える強さがあり、今も時間を稼いでくれている彼の為に、我々ができることは何かもう一度考えるんだ!」
戦上手とは言えない、しかし強さを知っている彼の言葉に、隆一の異常さをいぶかしんでいた部隊を預かる者たちは一斉に口を閉ざし、ミリアリアは堂々と言い放った兄の姿をただただ見つめていた。
今必要なのは魔獣の排除と精鋭部隊による隆一の救援、又は援護。
それを成し遂げる為に隆一が考えてくれた布陣を構築するべく作業はより早く迅速に進められた。
遺跡に一番近い紅の布陣には構築すべき物がない。
仮に作ったとしてもすぐに紅のブレスで破壊されてしまうからだ。
また、黒達の陣地はアリ塚のように土が盛られ、即席のバリゲートが構築されている。
それを盾に、避けてくる敵を槍衾にして排除するのが基本的な戦術となっている。
「空を飛ぶ魔獣がいなくて助かった」
黒は対岸で同じように陣地を構築しているキングアント達の様子を見ながら小さくつぶやいた。
人と同じレベルの思考を持つ黒は、自分達の苦手な事を熟知し、その対処をキングアントを通し、軍隊統括のスキルにより伝達していた。
黒は体内で魔力を練りながら自分のスキルである眷属召喚により、なるべく強い個体を作るべく努力していた。
消耗させる兵士といえど、ただの壁ではなく敵を倒せる剣として使用することに決めていた。
質よりも量が必要なのだとわかってはいるが、それでも一体でも多く生き残り成長してほしい。
それはクイーンアントが持つ母性の現れでもあった。
それよりも後方、両局には黒側にアリシア、キングアント側にアリサが陣地を敷き、指揮を執っていた。
構築には連れてきた奴隷を半々に分け、更に隆一が連れてきた新規の奴隷を使い、その間の警備を隆一に逃がしてもらった冒険者が務める形でうまい具合にサイクルをしていた。
最初こそ不満がっていた冒険者たちも、隆一の名前を出し、隆一が赤縁で王族と懇意にしていると流したら積極的に協力することになった。
冒険者にとって、むしろエインズワーグで冒険者をしていた人間にとって、隆一の名前はある種のブランドを持っている。
奴隷しかり、功績しかりだ。あの決闘事件を知る者にとっては実力を疑う余地もなく、彼の名前だけ知っている冒険者も、彼女達の裏打ちされた実力を目の当たりにしては従うしかない。
後背には自分達が帰る国があるのだと自覚した後は意識を切り替えたのかより動きが良くなるものが多く。これならばと二人の女性指揮官は自信を持つ。
彼女達は隆一の強さも実力もこの身で、肌で感じている。
黒の巣穴で救われたあの日から、彼女達は身も心も彼に捧げているのだから。
そして今回本陣となる位置には近衛騎士団長を筆頭としたエインズワーグの最精鋭部隊が展開していた。
途中で追加された消耗品の類も配布し終わり、騎士たちのやる気も十分であり、黒毛がその巨体を盾として使い王子と王女を守る姿勢に入っているため後顧の憂いは無い。
対岸には紅の飛竜が鎮座し、遺跡から湧きあがる魔力に負けないくらいの存在感を放っている。
その飛龍を従えている主は遺跡の主である湖龍を討伐しに単身遺跡の内部へと戻っていったと兵士たちは聞いている。
それがどれだけ無謀な事なのか兵士たちは知っているが、同時に飛龍を手名付けているだけあって彼の実力を疑う者などいない。
本来ならもう二人赤縁の魔術師がいた筈なのだが、一人は死亡。もう一人は行方不明となっている。
騎士たちはその一人、宮廷魔術師のルカルスにあまり良い印象を持ってはいなかった。
顔に出すことこそないが、魔術至高主義とでも言うべき発言や行動がたびたび目撃され、剣に頼る騎士たちを嘲笑する節も見受けられた。
赤縁を授かるだけの魔力量を誇るのはいいが、それにばかり目がいき人格が歪んでいるように感じていたのだ。
それとなく騎士団長に話す者もいたのだが、元来王族の身辺警護が主任務と体現している団長は苦笑しつつも「相手にするな」で済ませてしまう。
どちらがより大人になるしかないのかは自明の理ともいえるが、今回ばかりは戦力的な意味合いで死んでいてほしくはないと全ての兵士が思っているのは秘密である。
「クロムベルト王子。全兵士及び全布陣、配置完了しました」
本陣に控えていたクロムベルトとミリアリアの元へ近衛騎士団長であるライオットが完全装備で報告に来る。
今回の総指揮をとるのはライオットだが、全軍の総司令官はクロムベルトである。ミリアリアはライオットに代わりクロムベルトの護衛をすることになる。あと黒毛の制御も兼ねている。
ライオットの言葉に大きく頷き、全軍に携行させた拡声器代わりの魔道具を介して指示を出す。
「全軍傾聴!」
大声を張り上げるライオットの言葉に兵たちは身じろぎせずに直立不動になる。
その間の魔獣の襲撃は前線に立つことを望んだ一部の兵士達が受け持っている。
クロムベルトは大きく息をつくと力強く前方を見据え口を開く。
「時は来た! 勇敢なるエインズワーグの精鋭諸君! 国を守るため!これ以上の被害増加を抑える為! 諸君らの力を奮ってほしい!敵は有象無象の魔獣の群れだ! 赤縁の一人が大物を一手に引き受けている現状! 諸君らは甘んじるのか? 否だ! 断じて否だ! 雑兵を蹴散らし赤縁よりも先に敵の親玉に食らいつけ! われらは国を守る盾である! われらは敵を断つ剣なり! いざ進め、国の誇る剣たちよ!」
「総員!進めぇ!」
ライオットの怒号と共に兵士達が槍を構え先陣を切る。
これは隆一が考えた槍衾の戦法を応用したものだ。剣で戦うことが本懐の騎士たちも、今回の魔獣騒動では騎士道よりも戦術を取ったのだ。
槍をつき、そして下がるに合わせて後陣が前に出て入れ替わる。火縄銃の三段撃ちに似た攻撃方法だ。
数の多い敵には更にその隙間を縫うようにして弓隊が攻撃を仕掛け、魔術師たちが炎の魔術で援護する。
この戦法はアリサとアリシアのところでも採用しており、魔獣の数は着々と減り続けている。
いや、減り続けているはずだ。
根源である地脈から噴き出ていた魔力は隆一が物理的に蓋をしたと言っていた。
それなのに一向に減ることのない魔獣の襲撃。
それは意外な形で姿を見せた。
雑多に襲撃を繰り返してきた魔獣の動きが変化したのだ。
より遅く、そして鼻につく腐敗臭。
「アンデッドだ!?」
最初に叫んだのは誰であっただろうか?
魔獣の死骸を湖へと放置していたが、生きている魔獣に紛れてアンデッド化した個体が紛れてくるようになった。
「報告にあった湖龍のアンデッド化による影響か!」
遺跡の主がアンデッド化したという情報を得てから心構えだけはしていた。
強大な負の魔力に充てられた死体は、死して動き続けるアンデッドとなり動き出したのだ。
槍衾を形成していた兵士達も、時折刺されても前進し続ける魔獣が現れたことで戦列に乱れが生じ始めていた。
しかしそれすらも各指揮官は前もって予期し打開策を用意していた。
「光属性の魔術を行使できるものは前へ!アンデッドを集中的に狙い攻撃!火属性魔術を行使できるものは倒した魔獣を焼き払い、アンデッド化を阻止するように!」
アンデッド化するか否か確認できない以上、少ない魔術師の魔力を無駄に消費するわけにはいかなかったが、アンデッド化が確認できた以上は出し惜しみする必要はない。
悪臭や嫌悪感など気にしていられる状態ではない。
魔術師の数が圧倒的に足りていない現状、夜間に使用する油や火種を惜しみなく投入し、魔獣のアンデッド化を防ぐ作業に追われることになる。
それでも徐々に押し込まれる戦線。
遺跡から離れているはずの本陣でこれなのだから両局に据えた隆一の奴隷達も酷い事になっているに違いない。
「ライオット。他の陣の様子はどうだ?両局の陣は騎士とは違い、戦闘技能の無い奴隷と多人数戦の経験が浅い冒険者たちだ。ここよりも酷い状態だと思うのだが…」
送られてくる情報を精査しながら指示を出す傍ら、ついとクロムベルトは総指揮を取っていたライオットに他の陣の様子を確認した。
「それについては早馬にて連絡が。アリサ及びアリシア両陣営ともに被害軽微。あらかじめ倒した魔獣には油をまき、アンデッド化を確認後すぐに火を放った模様。また、行動を縛るために脚部を攻撃していた為、その場でのたうつ状態になっていたという報告を受けています」
クロムベルトはすさまじい手際のよさだと感心する一方、彼女達が奴隷解放後も忠誠を捧げる隆一という存在がとても眩しく思えてきた。
(彼はすごい。ギルドカードでも推し量れない力にカリスマ性。私の目指す『王』の姿そのものに思えてくる。)
湧きあがる気持ちは嫉妬ではなく羨望。
ルカルスの心の奥底にある嫉妬などの感情はそこにはない。
ひとえに純粋に育てられ、政治を学ぶうちに清濁を身につけたクロムベルトだが、根源には子供のころの純粋さが根強く残っているのだろう。
本陣の背後、黒毛の上で単眼鏡を手に戦況を観察していたミリアリアは、対岸、紅のところで小規模の爆発を確認した。
小規模というが、対岸から見えて小規模ということはそれなりにでかい爆発だと言える。
慌てて黒毛から飛び降りたミリアリアは、姫騎士の正装である鎧スカートを軽く押さえながらふわりと着地し、駆け足で状況を報告する。
遺跡からもっとも近い陣地に紅は佇んでいた。
主人である隆一からもっとも強い紅が抑えるべき戦場として指定されたからだ。
湖上を飛ぶように陣地構築までの間魔獣の掃討に当たり、時折黒達と交代しながらも時間を作った立役者である。
疲労は取れないが先ほど出かける前に隆一からジャイアントポテトを差し入れてもらったので気合は十分である。
遺跡から湯水のように湧き出てくる魔獣たちを的を絞ったブレスで横薙ぎに払うと、それだけで魔獣たちが燃えていく。
この方法は隆一から教えてもらった炎の吐き方だ。
今まで垂れ流しだった炎を、ただ口をすぼめた状態で噴き出す。
それだけなのに威力が上がったのだ。
噴き出す威力も増しているので前よりも少ない力で敵を焼くことができる。
しばらくは炎を吹き出し敵を焼き、疲れたら自慢の爪や尻尾で敵を倒す。
一番きつい陣に配置されてもまだ余裕を見せていた紅であったが、湖から見えた巨大な影に警戒を強めた。
わずかに見える湖影の形は細長く、雑多に散らばっている別の魔獣を喰っているのか時折湖が赤く染まる。
そして湖から飛び出して来たのはジャマイカスと対峙したのと同様の下位湖龍であった。
すかさず今までで一番強い火力のブレスを放つが、下位湖龍も湖から溜め込んでいた水をジェットのように噴射する。
両者の威力は拮抗し、その結果起きたのがミリアリアの目撃した爆発。
隆一が見たらこういうだろう。
『水蒸気爆発』と。
余波は黒達の陣営まで届き、湖側からの魔獣を根こそぎ吹き飛ばしたが、それ幸いとアシッドアント達が残らず槍を突き立てる。
倒された魔獣は別動隊のアシッドアントに肉団子にされ、黒に献上されていく。眷属召喚で多大な魔力を消費し、今もまだ増援用に質に劣るアシッドアントを生み出し続けている黒。
とった食事は魔力に分解され、食べた魔獣に沿った力を経たアシッドアントを生み出すことに成功する。
『摂食召喚』という名のスキルを新たに手に入れていたが、隆一も当人の黒もその事実に気づくのは当分先の話だ。
キングアントは眷属召喚ができない代わりに糧食代わりに魔獣を食しているので両陣営ともアンデッドが生まれる心配はしていない。
火が使えない彼らの対処法なのだ。
戦闘は未だに予断を許さない状況である。
更新が不定期で申し訳ありません。
実家で色々と、それはもう色々とありまして肉体的、精神的にもグロッキーであります。
なんで俺の休暇はTRBが絶えないのでしょう…
日ごろの行い?




