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世界一お金持ちな女子高生 !?

かくかくしかじか、わたし明智 エリは女子高生ながら『5億円』の持ち主なのです。

家族に伝えるか迷ってる最中なんですけどね !? 言ったらどうなると思う?


予想 パターンA

「え!? エリちゃん 宝くじ当たったの!? そっかそっか、お母さんが管理しなきゃだし。通帳見せなさい!!」

⇨5億円の持ち主が母に…


予想 パターンB

「なんですって!? ご近所さんに自慢しちゃお♪」

⇨次の日の朝、挨拶しにくる人の行列。


予想 パターンC

「ブランド物買いに行きましょ!! パートも辞めちゃえ!!」

⇨生活状況の悪化…


絶対無理!! 断固拒否!! 却下!! いや、ちょっと待て。そもそも、この宝くじは『家族のため』に買ったもの。お母さんにあげるのが1番だよね。でも、人の心って読めないよ? お母さんは裏で、不必要なところにお金を注ぐかもだよ⁇


かれこれ考えているうちに 弟が帰ってきた。この時代は平和なことで 公共施設で決められた日に 個別で塾的なのをやっているらしく弟はそれに行っている。もちのろんのこと、無料。0。母は元々チラシを見るのが好きで こういうのには目を光らせている。


「おっかえり、弟ぉ!!」「おん、姉ちゃん何 ⁇ テンションたけぇ。彼氏でもできた⁇」「できたわけないでしょ、バカ弟!!」と、会話っぽいのを交わす中、飛んだ拍子に打ち明けてしまった…


「それでさぁ、買った宝くじが一等よ⁇一等!!」


あ、しまった。目の前がくらくらする感覚。脳のシャットダウン。弟は家族思いで優しかった。でも、変わってしまった。感情のコントロールが難しくなり 母や父にあたるように。今年、受験だってのに授業も抜け出してるとか。きっと 金遣いも荒いに決まってる。1番言っちゃダメな人に言っちゃった… 何してるんだろわたし。


「あ、ああああ!? 当たった!? 母ちゃんたちにバレてないだろうな⁇ アホ姉ちゃん」 「さあね⁇ 多分、バレてない…」けど、あんたにバレた時点で終わりなのよ。わたしどうすればいいんですか⁇ 元凶の神様⁇


「やべ−よ。返してこいよ、違いましたって。母ちゃんたちにバレたら…」

そこからは 聞く気になれなかった。まさかの弟は味方だったなんて... 別に、1人で怖かったわけじゃない。逆に年下の弟にバレた方が怖い。でも、何か違って安心する。なんだろこの気持ち...


「っじゃあ、守りますか!! 我が家の財産!!」 「おう!! 駄菓子でも買いに行こうぜよ!!」 「あんた、受験生でしょ⁇」 「お菓子食べたら集中力上がるんですぅ」 「じゃあ 出陣じゃ− !!」


わたし達はお金の使い方なんて知りません⭐︎ なので、とりあえず 安定の10円駄菓子を買いに行くのでした___


ガラガラ__ 店のおじちゃんが顔を出す。

「よお、姉ちゃんに坊主」 わたし達の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。これぞ、昭和。

「えっっとえっとね。風船ガムとうまい棒と…お札チョコ!!」すると、おじちゃんは驚いた顔で言う。「今日は太っ腹だな。なんか、お小遣いでも手に入ったか⁇」慌てて 弟のフォロー。「思春期の子供は 肩揉みで稼ぐ」と。おじちゃんは 笑ってくれて 怪しい瞬間を切り抜けたのである____


家に帰ってもドキドキ。親に 大量のお菓子を買ってきたことがバレて怒られないか、5億円が手には行ったことがバレていないか… こっそり、玄関を上がり 子供部屋に直行。


弟が、風船ガムを噛みながら言う。 「言おうが言わまいが、母ちゃんは嫌なとこだけ感が鋭いんだよ。バレちまうぜ⁇」と。 そう、母は昔⁇オカルト部かなんかに入っていたそうで。(昭和にはありえなさそうな部)結構、霊感とかがすごいとか。わたし達が勉強をサボってるとレーダーでもついてるのか階段の下から、サザエさんの如く「ばっかもーん!!!!」と罵声が飛んでくる。どうしよう、雲行きというか色々やばすぎ、怪しすぎ!!


でも、心の中は二つに分かれていた__ 天使。悪魔。

元々、家のためのお金。弟にはそれを言ってないだけ、 悪魔が囁く。母さんも父さんもあと少しで死ぬ 別にそいつらに尽くさなくてもいいと。 事実。あいつらはわたしに。幼かった弟に手を出した。どうでもいい、本来なら。でも、優しくしてもらった部分もあったから。憎めなくて辛い 。


どうする⁇わたし、いやわたしの心。 わたしは 弟を無視し通帳を持って階段を降りた____

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