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文化祭までのカウントダウン

出来上がったポップは撮影してLINEにあげ、後でプリントする予定の文章はLINEに打ち込んで部員たちの承諾を待つ。

今日中に終わらなければ明日も作業をする予定でいるけれど、このまま順調に進めば明日の作業は必要ないかもしれない。


お昼が過ぎた頃には家で作業していた文芸部の1年生もやってきた。自分の展示準備は無事に終わったようだ。


最初は文芸部と美術部で分かれて座っていたけれど、作業が進むうちに段々と混ざり合ってきた。

遅れてきた文芸部の1年生は同じクラスの美術部員と話し込んでいる。


そうしてそれぞれの作業も順調に進み、目の前の作業に集中していた部員たちも残った作業の確認のために周りに気を払い始める。

美月みつきちゃんにべったりな公平くんと、そんな公平くんを気にも掛けずに作業をこなす美月ちゃんに近寄り辛いのは私にもよく分かる。だから二人の空気に美術部員たちが引いているのは感じていたけれど、その二人にも気にせず接している私たち文芸部員にも驚いているようだと気がついて、居た堪れない気持ちになった。

私たち、ちょっと麻痺しているから…

文芸部室にいる時のように美月ちゃんを眺めてばかりということはなく、ちゃんと作業をしている公平くんはむしろいつもよりも控えめな方だと思っていた。


まあそんな多少微妙な空気はあったものの、作業自体は順調に進み、あとはLINEを確認しつつ彬良あきらくんが図書紹介の印刷用データを整えてくれることになった。

美術部の作品紹介ポップはLINEの返答待ちも残っているけれど、作成予定分は終了。あとは今日参加は出来なかったけれど自分の作品分は自分で作りたいという部員の分を当日までに受け取れば完了である。


急に決まった文芸部と美術部のコラボレーション企画だったけれど、驚くほどスムーズに準備を終えることが出来てしまった。

同じテーブルで関連図書について話したり、絵の感想を言いながらポップの文章を考えていた1年生たちの様子からは、来年も企画は続けられるのかもしれないという予感がした。


 **


しかし部活の展示準備が終わっても、まだ終わっていないのがクラス展示の準備である。

文化祭まであと4日。

クラス展示の準備は佳境に入る。


そしてそれを乗り越えた先にやって来るのが文化祭だ。

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