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姉さんたちが学校へ行き、朝のバタバタとしたせわしさから一変。
静かな時間が訪れた。
「しょうちゃん、、、二人きりだね♡」
「う、うん。そうだね」
静かな時間なのはいいんだが、母親の様子がおかしい。
さっきから、朝食を食べる僕を体面に座って見つめている。
「(あぁ、しょうちゃん可愛い。一生懸命ご飯食べて、私が作ったご飯がしょうちゃんの体を作ってるってかんがえると興奮しちゃうわ)」
「ごちそうさま!自分の部屋に行ってくるね。」
なんか、母親がはぁはぁ言い出して、心なしか目のなかにハートが浮かんでいるような。
身の危険を感じた僕は一目散に自室へと向かった。
「それにしても、この世界の僕の部屋は娯楽が少ないな。」
部屋を見渡してみるが、スマホ以外に娯楽用の電子機器はない。
本棚も、勉強用のものしかなく、ラノベはおろか、純文学すらない。
この部屋がこうなったのにも理由がある。
幼少期、母親と二人の姉に溺愛されて育った前の僕は、外の世界とは半分隔離されて育った。
そのせいで外の世界に対する知識が少なかったのだ。
そして、学校に行って初めて家族以外の女性とまともに接したときの事だ。
その時の僕は、女子がどれだけ男子を求めているのか知らなかった。
だから、普通に話しかけるし、普通に笑顔を見せるし、なんなら距離も近かった。
結果、自分に対して好意を抱いていると勘違いした女子が続出。
中には、無理やり襲おうとする女子もいたりで、軽く事件になりかけてニュースにもなった。
それからというもの、知識がないことに恐怖を抱いた僕は勉強をするようになる。
まあ、結果的に趣味になるくらいには楽しかったのでよかった、、、、のか?いや、だめだろ。
と、いうことで。
「さて、どうしたものか。」
幸いにも、この世界には特別男性給付金制度なるものがあり、貯金はある。
こうなったら、自分の手で調達するしかないか。
そう思い立った僕は、メモ帳を取り出して、欲しいものを箇条書きにする。
「えっと、パソコンは必須、、、。」
コンコン
「しょうちゃん?入るわよ。」
「はーい」
「お母さん家事終わったから、どこか遊びにでも、、、って何を書いてるの?」
「ああ、これは欲しいものリスト。お金もたまってきたしそろそろ使おうかなって」
「あら、それなら今日一緒に行く?」
「いいの?」
「ええ、もちろん(やったわ。しょうちゃんとデート!)」
こうして、ママとのデート(?)が決まったのだった。
勉強が楽しくなる時ってあるよね。
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