11
朝起きると、体がだるい。
「おはよう、しょうちゃん。顔洗っておいで」
「うん、、、」
冷たい水道水が、いまだ寝ぼけている脳の回転をうながす。
そして、思い出す。
昨夜、布団に入ってからのことだった。
♦ ♦ ♦
「それじゃあ、しょうちゃん。布団も敷いたし寝ましょ?」
「しょうくんは私の隣ね」
「なっ、姉さん!じゃ、じゃあ私はその反対側で寝ます。」
布団も敷いて、歯も磨いて、さあ、いざ寝ようって時に姉さん二人が急に言い出した。
この時、珍しく母さんは何も言っておらず、平和に寝れると思っていた。
「僕は母さんがそれでいいならいいけど、、、」
まあ、当たり前である。
美人な姉さんに挟まれて寝ることはご褒美以外の何でもないから。
母さん以外が布団に入る。
「母さん?どうしたの、早く寝よう?」
「そうね、それじゃあ、、、」
「え。」「え?」「ちょ、ちょっと母さん!?」
なんと、母さんは僕の布団に入り込んできたのである。
そうして、両脇に姉さん、上に母さんが乗ってきて、その状況に僕が耐えられるはずもなく、、、。
この先は僕の名誉のために黙秘させてもらう。
♦ ♦ ♦
と、いうことなのである。
その後は姉さん二人が母さんを僕から引き離して、母さんは僕から一番遠いところで寝ることになったのだけど。
「あぁ、かっこわるいなぁ、僕」
昨日のことを考えると憂鬱になる。
「しょうくんは、かっこ悪くなんかないよ?」
「姉さん!いつからそこに?」
「たった今来たところ。どうしたの?しょうくん鏡の前で落ち込んだりして、、、」
「まあ、男の悩みってやつだから、気にしないで?」
「そう?まあ、あんまり思いつめたらだめだよ。」
「うん、ありがと」
慰められれば慰められるほど、みじめになる。
この世界も良いことだらけってわけじゃないんだな、とそう思った。
うん、大人の階段のぼれてませんでした。
コメントお待ちしております!、、、評価だけでも励みになります(ボソッ




