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朝起きると、体がだるい。



「おはよう、しょうちゃん。顔洗っておいで」


「うん、、、」



冷たい水道水が、いまだ寝ぼけている脳の回転をうながす。


そして、思い出す。


昨夜、布団に入ってからのことだった。



 ♦  ♦  ♦


「それじゃあ、しょうちゃん。布団も敷いたし寝ましょ?」


「しょうくんは私の隣ね」


「なっ、姉さん!じゃ、じゃあ私はその反対側で寝ます。」



布団も敷いて、歯も磨いて、さあ、いざ寝ようって時に姉さん二人が急に言い出した。

この時、珍しく母さんは何も言っておらず、平和に寝れると思っていた。



「僕は母さんがそれでいいならいいけど、、、」



まあ、当たり前である。

美人な姉さんに挟まれて寝ることはご褒美以外の何でもないから。


母さん以外が布団に入る。



「母さん?どうしたの、早く寝よう?」


「そうね、それじゃあ、、、」


「え。」「え?」「ちょ、ちょっと母さん!?」



なんと、母さんは僕の布団に入り込んできたのである。


そうして、両脇に姉さん、上に母さんが乗ってきて、その状況に僕が耐えられるはずもなく、、、。


この先は僕の名誉のために黙秘させてもらう。



 ♦  ♦  ♦


と、いうことなのである。


その後は姉さん二人が母さんを僕から引き離して、母さんは僕から一番遠いところで寝ることになったのだけど。



「あぁ、かっこわるいなぁ、僕」



昨日のことを考えると憂鬱になる。



「しょうくんは、かっこ悪くなんかないよ?」


「姉さん!いつからそこに?」


「たった今来たところ。どうしたの?しょうくん鏡の前で落ち込んだりして、、、」


「まあ、男の悩みってやつだから、気にしないで?」


「そう?まあ、あんまり思いつめたらだめだよ。」


「うん、ありがと」



慰められれば慰められるほど、みじめになる。


この世界も良いことだらけってわけじゃないんだな、とそう思った。

うん、大人の階段のぼれてませんでした。


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