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東方紅魔記  作者: グレ
東方紅魔記・継  命の価値
30/47

圧倒的な力

ガシャーン!


スキマを操り、中から外界の標識等を繰り出し攻撃。攻撃が来ればスキマに入り躱す。そんな紫に対し、レミリアは常に予知を使い戦っていた。


予知を上回るスピードで繰り出しているが、そうくることを先に予知していて、常に先を見て動くレミリア。


・・・・・


(先読みかしら?なら・・)


お互いの攻撃が接触する瞬間、急に腕を引き無防備になる紫。それを意思とは別、闘争本能のようなもので、反射的に紫の首を掴み締めあげた


グググッ


紫の首を締めあげる。ッ・・・・!?その時、レミリアは自分の見てた予知と違うことに気付く。


しかし、もう遅かった。


『つーかまえた』


紫は、レミリアの腕を掴み、周りにスキマを出した。


ドドドドドッ!!


スキマから出てきた、大量のクナイに串刺しにされるレミリア。



レミリアは串刺しにされた後、コウモリになり、その場を離れ、体勢を立て直した。


『・・修復能力・・・厄介ねえ?』


レミリアは、ニヤリとして再度、紫に襲い掛かった





『お嬢様!』


スキマに入れられた三人は、隔離された不思議な空間にいた。そこからは、その戦いが見えていた。


『お嬢様!・・・・パチュリー様!お嬢様が!?なんとか出れないんですか!?』


串刺しにされたレミリアを見て、咲夜が取り乱していた。


『・・・この空間、かなり特別なものだわ。私の力じゃどうしようも・・・。それに、咲夜?貴方、出てどうするの?・・・・あの戦い、私達がどうこう出来るレベルじゃないわ。桁違いよ?あれは・・前主様を、遥かに凌駕している。・・・・正真正銘の化物よ』


・・・・


咲夜は、黙り、祈りながらその戦いを見つめた





バキッ!


此方は、相変わらずの展開だった。紫には当たらない。レミリアは当たっても、すぐに再生。・・その時


『・・・貴方の力は、もうわかったわ。・・・限界も、ね?』


紫はそういうと、おぞましい殺気を漂わせた。


ッ・・・・!?


レミリアの動きが、完全に止まった。


『さて?貴方にはなにが見えるかしら?』


!!!


『ウ、ウ、ウガアアアアア!!』


突然、レミリアが苦しみ出した。・・・というよりは怯えている感じだった。ライオンのいる狭い檻の中、放り込まれたウサギ。・・・絶対的な絶望・・・・。


レミリアには、もう予知をしても自分の敗北しか見えてなかったのだ。


『ふふふ、大したものだったわ、流石はここの主。てとこかしら?・・・でも?相手が悪かったわね?』


紫はスキマを出し、中から大量のグングニルを出した。


『これがわかる?そう・・貴女達の最高の武器でもあり、最高の弱点。』


レミリアは、もう膝をついて諦めていた。圧倒的な力の差、自分が咲夜と苦労して作り出した、絆のグングニル、吸血鬼の戦争を終わらせた最高の武器のグングニル。・・・・それを、紫は、いともたやすく100を超える数、繰り出したのだ。


『じゃあね?』


紫はそういうと、その無数のグングニルをレミリアに向かい発射した。


グサ、グサグサグサッ!




『お嬢様ああああ!!』


スキマの中にいた咲夜が発狂する。その瞬間、目の前に新たなスキマが現れ、中から紫が出てきた。


ッ・・・・・・!?


『貴様ー!!殺す!!』


咲夜は瞬時に襲い掛かった。紫は、軽くそれを躱し


『まだ、死んでないわ。魔法使いさん?貴女の治癒魔法次第だけど?』


そういい、新しいスキマを開け、指を差した。


『後は、貴女達の仕事よ?あー、疲れた。もう帰るわ。・・・それに、少し面白い物も見つけたし。』


紫は、ニヤリとした。が、三人は最後まで聞かずに急いでスキマに入っていった。


『さて・・・』


そういうと紫はどこかへ消えた。




『お嬢様!?』

『レミィ!?』

『お嬢様!!』


三人は、ボロボロになったレミリアに駆け寄った。


慌ててパチュリーが治癒魔法をかける。咲夜、美鈴は外傷の手当てを始めた。


「お嬢様!お嬢様!!」


咲夜が、必死に声をかける。


「・・・・う・・ん?」


「お嬢様!」


レミリアの目が開いた。そして、咲夜の方を見た。


・・・!?


「さ、咲夜?・・咲夜なの?本当に!??」


レミリアは、そういいながら、確認するように咲夜をベタベタ触りだした。


「咲夜でございます!!・・・・・・お嬢様、少しくすぐったいです・・」


咲夜は、少し顔を赤らめ泣いていた。・・それを見てレミリアも泣いた。


「さくやああああ!!」


美鈴とパチュリーは、泣きながらも少し暗い表情をしていた・・・。ホムンクルス・・・それを知るのは、この二人だけなのだ・・・・。

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