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東方紅魔記  作者: グレ
東方紅魔記・継  命の価値
31/47

偽りの人間

『でも、どうやって生き返ったの?・・何度予知を見ても咲夜は生き返らなかったのに・・?』


レミリアは泣きながらも、少し嬉しそうに咲夜に聞いた。・・・聞いてしまった。


『・・・やっぱり・・私は死んでいたのですね・・・。』


『え?』


咲夜も、薄々は感付いていたのだ。だけど、自分のことよりもレミリアのことを最優先とし、聞かずにここまで来ていた。


『パチェ?どういうこと?』


『・・・』


『美鈴?どういうこと?』


『・・そ、それは・・・』


・・・パチュリーが美鈴を止めた。


『・・私から説明するわ。・・・レミィ?落ち着いて聞いて?』


・・・・・・・・


パチュリーはレミリアと咲夜に全てを話した。八雲紫のこと、生き返らせるのは無理だったこと、そして・・咲夜はホムンクルスだということ。・・・全てを。


レミリアは生き返らせる未来を探していた。だから見えなかった。実質、今、目の前にいる咲夜は生き返ったわけではないのだ。中身を別の入れ物にいれただけ。オリジナルは死んだまま・・


ッ・・・・・!!?


『なによそれ!?落ち着いて聞け!?パチェ!?貴女なんてことをしてくれたの!?これで咲夜はもう!!』


レミリアはパチュリーを激しく罵倒した。他に方法はなかったと美鈴がなだめる。それでも、あったかもしれない。とレミリアは怒り狂う。咲夜もなだめようと言葉を発した。


『お嬢様、落ち着いてくださ』『五月蝿い!偽物が私を呼ぶな!おまえは咲夜じゃない!すぐに消えろ!偽物!』

間髪入れずにレミリアが、咲夜を罵った。


・・・・ツーーー。


咲夜は、レミリアを真っ直ぐ見たまま、涙を流した。


『レミィ!!』


バシッ


レミリアは、パチュリーに手の平で叩かれた。


『この子は、咲夜。人でなくとも、心は咲夜なのよ?こんなことになったのには私に非があるわ。私は、いくらでも謝るし、どんな罰でも受ける、貴女が死ねというなら死ぬ。・・でも、今の貴女の咲夜に対しての発言については謝って!』


・・・・・・・



レミリアは、少し冷静になり考え、・・・咲夜に頭を下げた。


『咲夜。ごめんなさい。・・私は、貴女になにもしてあげれてない。それどころか皆に迷惑を・・』


パチュリーが続いた


『私も、ごめんなさい。咲夜。全ての元凶は私なのよ。私が、こんな技術に手をつけなければ・・・・』


美鈴が続く


『私も、すいませんでした!八雲紫さんを見つけて、後はどうにでもなると、正直少し浮かれてました。結局ダメで、なんの役にも・・』


・・・・・


咲夜は涙を拭き、三人を見ながら


『皆、勘違いしてますよ?私は皆に感謝しているのです。今、こう話せているのもそれのおかげなのです。ホムンクルス?私は大歓迎ですよ?それなら、人より長くお嬢様にお仕え出来ます。短命でも、その全てを移せるなら、今のこの気持ちも移せるんですよね?心も記憶もずっと私なのです。お嬢様は幼き頃、よく泣いてましたよね?今でも鮮明に覚えています。私は逆にお嬢様が私のようになっても今のお嬢様の気持ち、心があるなら、喜んで仕えます。だから・・・・』


『美鈴?ありがとう。私の心が残るように紫さんを見つけてくれて』


『パチュリー様?ありがとう。私が生きられる道を作っていただいて』


『そして、お嬢様?ありがとうございます。そんなになるまで、自分が壊れるまで、私を心配していただいて。私はその気持ちだけで幸せなのです。私はその気持ちだけで何でも出来ます。それに、これを見てください。』


咲夜は腕をまくり、自分のNo.を見せた。


『気付いてたの?』


と、パチュリーが聞いた。


『はい、だから自分の生に疑問を持ったんです。』


『No.1341398・・・』


レミリアは番号を読んだ。

『そうです。1341398番目の実験で成功したらしいです。凄くないですか?・・・・・・・お嬢様のくれた名前が、今の体の唯一の成功番号・・・名前をくれていたあの時に、もうお嬢様は私に未来を与えて下さっていたのです。・・きっと、この名前じゃなかったら成功はしなかった。・・・私は、そう思います。お嬢様の与えてくれたこの名前じゃなかったら私はもういなかったと。・・これが私にとって、お嬢様の運命の力なのです。ありがとうございます。そして、これからもお遣いさせていただけたら嬉しいです!』


咲夜の目から涙が零れた。


『咲夜』『咲夜』『咲夜さん』


『はい。』


『うわああぁぁん!!一生仕えなさいよ!?咲夜ぁ!!』


四人は、一晩泣き明かした。・・その頃 ・・・・・






『ハックシュン!!門番は寒いなあ・・・』ズズッ











『おねぇちゃん、、誰?』

『ふふふ、誰かしらねえ?』

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