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東方紅魔記  作者: グレ
咲夜外伝
19/47

スカーレット伯爵

父の葬式が終わった・・・・


私は姉と二人、すぐに父の仇のいる紅魔館へ向かった。紅魔館は前回の父の活躍で兵が不足していた。兵をやりすごし、楽に玉座にまでついた。そこに父の仇、紅魔館の主、スカーレット伯爵がいた。手に、なにかを持ち、それを見つめていた。


ッ・・・!?


私達に気付いた。気付いた時に、持っていたものを落とした。写真だった。そこには、若い頃の父、そして主の二人が肩を組んで笑顔で写っていた・・・。姉は写真に気付いてなかった


『お前は、十六夜の娘か・・そうか・・・仇討ちだな?・・そこのは・・・妹か?』


主は姉とは面識がある。姉のことは、すぐに分かった。しかし私については知らなかった


『・・私の一番弟子よ!今からあなたを倒し、この子に倒し方を教える所よ!』


事前に話していた。なにかあったときの為に、妹ということは伏せると。


『十六夜の娘・・私を倒せると本気で思っているのか?』


『じゃないと、こないわよ!』


ッ・・・・・・


主と姉の戦いが始まった。・・というよりは、姉が一方的に攻めていた。しかし、主はその全てを躱していた。主は哀しそうな顔をしていた。・・・私は怖くて一歩も動けなかった・・


その時、姉が写真に気付き、動きが止まった


『な・・に?これ?・・・』


・・・・・・


主が近寄ってきた。そして、姉のナイフを手に取り、自らを刺した


ッ・・・・!?


しかし、傷は直ぐに修復された。主は泣いていた。


『こんなものでは、私を殺せないのだ、十六夜の娘・・・』


姉は動けないようだった。主が、写真をとり、語りだした


『信じなくてもよい十六夜の娘・・・私は、昔、十六夜という男と友であった。』


『誰が仇のいうことを!?』


姉が、ナイフで刺す。・・・何度も。しかし、その都度、回復されていた。主は刺されながら話を続ける


『私は吸血鬼、十六夜はヴァンパイアハンター・・友など有り得ぬ話だ。誰も信じなくて当然。だが、これは私にとっては真実だったのだ。・・私が、気まぐれで、ある人間が妖怪に襲われてる所を助けたことが、きっかけだった』


姉は、まだ刺し続けていた


『そこに十六夜が現れた。どうやら助けたのはあいつの彼女、そう、お前達の母親だったのだ。しかし、十六夜はヴァンパイアハンター、私を狩らないわけにはいかない。当時の私は弱く、あっさりやられたよ。でも、殺されなかった・・それどころか、治療をされた。』


・・・・・姉の手が止まっていた


『そして、なぜかそのまま、共に暮らすようになった。・・幸せだったよ。・・・だが、先代スカーレット伯爵が私を探しにこちらに軍を送ってきた。私は迷惑をかけまいと、出ていくことにした。』


・・・姉が泣いていた


『しかし、戻れば、もうこのようなことは出来ない、私は吸血鬼でもあり、次期スカーレット伯爵だったのだ。その時に、十六夜と約束をした。・・・また戦うことになればお互い本気だと。』


『だが、、私は、その約束を破った。・・・殺されるつもりだった。・・しかし、時間は私を強くし、十六夜を弱くしていた。かつては雲の上の強さだった男が、次第にライバルになり、最後には、赤子のように感じるようになり。私は・・・虚しさを覚えた・・・・そして・・・せめて、約束だけでも守ろうと、本気を出した・・・・そして・・・十六夜を・・・・。私は・・・あいつの娘まで、殺したくない』


・・・・・


・・・・・


『じゃあ!私はどうすればいいのよ!?仇も討てない!殺されもしない!』


姉が号泣していた。・・・私も泣いていた・・・・・・・主も泣いていた・・・

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