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スキル『ダンジョンシェルター』  作者: わたがし名人


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第47話 ダンマスチャンネル



 地上がダンジョンで盛り上がっている頃。


 ロロたちダンジョンマスターは何やら作業をしていた。


「皆さんは何をしているのですか?」


 トオルが尋ねると、


「ボクたちも配信?ってやつをやってみるんだ!」


 そうロロが答えた。



 詳しく話を聞くと人間たちに広まったダンジョン配信。それを自分たちでもやってみたくなったらしい。


 話はわかった。撮影は以前ココが行なっていたので多分問題ない。だが、配信というからにはおそらく地上に向けて発信するつもりのはず。

 どのようにして行なうのだろうか?


「その辺りについては問題ございません」


 そんなトオルの疑問にココが答える。


 実は世界中にばら撒いたカメラにはある細工が施されていた。それは地上にこちらの映像を流せるようにできること。

 つまり人間たちが使用する撮影ドローンを介して、ロロたちは自分たちの配信を地上に向けて発信しようというのだ。




 そうしてロロたちは配信者としてデビューすることになったが、どうやら一緒にやるわけではなくそれぞれ個人のチャンネルで活動するらしい。


 ロロの配信内容はノワールと遊んだり歌やダンスとダンジョンとは無関係のことばかりだが、時折ダンジョン内を散歩したりモンスターと戯れるなどダンジョンマスターらしいことをしていた。


 モモはロロに巻き込まれた形で配信を始めたようだが、いざ始めてみると楽しくなってきたみたいだ。

 配信内容は自分が考えたオリジナルの謎解きの紹介やダンジョンのギミックを見せてみたりと、自分のダンジョンへの集客に力を入れていた。


 ネネは自信作の魔導ロボを紹介したり、ロボアニメの同時視聴や感想会などを中心に行なっていた。


 ちなみにココとノノは撮影係に徹しており、自分たちは配信をすることはなかった。



 こうしてロロたちの配信は地上に流れることになったが、反応は上々。

 どうやら人々はロロたちをVライバーか何かだと思っているみたいで、ダンジョンマスターだとは気付いていない様子。


 人間離れした容姿も相まってなんだかんだで人気が出る。その結果、多くの人々の目に入るようになる。


 それはダンジョン研究の関係者の目にも止まる。彼らはロロたちがダンジョンマスターなのではないかと考察するも、ダンジョン内から配信されていること以上の情報は得られることはなかった。

 そして特に害もないのでそのまま放置しておこうという話になった。



 ちなみにだが、ロロたちの配信は一方通行なのでコメントや投げ銭はできない。なので視聴者からの評判はわからないのだが、ロロたちは特に気にしていなかった。

 配信は自分のために始めただけだからだ。もしかしたらその内飽きてやめるかもしれない。


 別にそれでもいいだろう。自分のしたいことを自由にやる。それがダンジョンマスターだとトオルは思っている。


 楽しそうにしているロロたちの様子をトオルは暖かい目で見守っていた。



 次回更新日は9/28(月)午前7時予定となります。


 よろしくお願いします。

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