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スキル『ダンジョンシェルター』  作者: わたがし名人


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2人は魔法少女



 とある日。


 トオルはロロに呼び出され、疑似ダンジョンに来ていた。


 疑似ダンジョンにはロロとモモの2人が待っていた。


 2人の手には女児アニメに出てきそうなステッキ。


「よし、やるぞ」


「う~、恥ずかしい」


 2人はステッキを掲げ、


「「マジカルチェンジ」」


 と叫んだ。



 すると辺り一帯が謎の空間に包まれ、音楽が流れ始める。


 ロロとモモの身体は謎の光に覆われ、手、足、身体の順に衣装が姿が変わる。


 その姿はまるで魔法少女みたいだ。


「マジカルパープル」

「マジカルピンク」


 変身完了した2人は名乗りを上げ、ポーズを決める。


 魔法少女に変身した2人。ロロは紫、モモはピンクを担当しているようだ。


 ロロはノリノリでポーズを決める一方、モモは少し恥ずかしそうにしていた。



「トオル様、いかがでしたか?」


 いつの間にか後ろでカメラを回していたココがトオルに感想を求める。


「ロロ様とモモさんの変身は素晴らしかったですね。完成度高いですよ」


 先程の光景はロロがよく見ている女児アニメをよく再現できていた。



※※※


 ここで今回の経緯について解説する。


 以前、地上のダンジョン研究施設にてアニメに登場するロボを再現しているのを見たロロ。


「ボクもアレやりたい」


 ロロのリクエストで新アイテムを作成することになった。


 それがこの『マジカルステッキ』


 女児アニメに出てくるような見た目のステッキ。その機能はズバリ、魔法少女の変身シーンを完全再現できるというもの。


 ただ、変身バンクなどに容量を全振りしているので戦闘能力をはじめ、他の機能は一切ない。

 いわゆるネタアイテムだ。



 だが新たなものを生み出すことが重要で、その技術が後々役に立つかもしれない。と製作者のノノは言う。


 とまぁ建前ではそんなことを言っているが、本音はロロとモモのかわいい姿が見れれば何でもいいのだろう。


 ココが撮影した映像も個人的に楽しむものだろうし。




「トオルもやってみないか?」


「いえ、私には魔導ロボがありますので遠慮しておきます」


 ロロに勧められるもトオルは華麗にスルーする。



 それでこの『マジカルステッキ』について。


 ロロとモモの分はそのまま持ってもらうとして、他にもいくつかあったりする。どうするつもりなのか?


 聞くと試しにダンジョンに置くらしい。その場所は北地方のダンジョン。


 確かにあそこなら多少変わったアイテムが落ちていても不思議ではない。


 それに『マジカルステッキ』は危険性はないので大丈夫だろう。



 ちなみにモモは今回、ロロに巻き込まれただけの被害者。

 口では恥ずかしがっていたが、そこまで嫌がっていない様子からして実はこういうの好きなのかもしれない。




 その後、北地方のダンジョンの宝箱に『マジカルステッキ』が納められる。


 おもちゃ屋で売っていそうなパッケージの箱に入った状態で。


 ロロの思いつきにより生まれ、特に何の意図もないこのアイテム。


 発見した人間たちは何か意味があるのではと頑張って調べるのであった。



 次回更新日は9/20(日)午前7時予定となります。


 よろしくお願いします。

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