テラ・ラレース世界人種名鑑
※ 以下は世界観をよりよく知るためのソースデータです。
※ 作品内のストーリー上でもある程度の解説がなされるので、こういった設定を読むのが好きな方のみお読みください。
●はじめに:
第三章より前の物語は、【天魔族】を中心とした物語としていたために、あえて魔人族の外見や特性を細かく描写しませんでした。
【天魔族】は魔人族の外観のみを一部――、あるいは複合的に獲得している種族であり、ある意味場合によっては個人ごとの特別な外観を持つ者も少なくありません。
第三章より前のお話では【魔人族種属】が、それほど物語に関わらない内容だったために、魔人族という【オカルトの悪魔】のような外観を持った人類がいる、としか描写しませんでしたが、魔人族が中心となる第三章では、そこら辺を細かく描写する事が増えてきます。
以下は、そういった【魔人族種属】の解説であり、より細かく世界観を知りたい方のみお楽しみください。
●魔人族種属大全:
魔人族とは、地球人類種のデータ生命を起源とする存在である。
この世界に満たされた【魔源】は、人々の恐怖心を【幻魔】として具現化するように、人々の精神性を外部の構成要素へ影響させる性質がある。
そこから、幻想生物、あるいは一般生物の特性を持つ形に変質してゆく事が多く、現状地球人類種そのものの外見を持つ種はほぼ存在していない。
先史文明における【魔族】とは、十二種の【源流氏族】に与えられた名称であった。それらは現在も【源流種】という名称で少数ながら残っている。
そこから更に【源流種】が混血した果てに生まれた種属として【混性種】と呼ばれる種が存在している。
そして、その流れとは異なる新種の【魔人族】として【新性種】がいるのである。
なお、天魔族はそれら【魔人族】の姿を模倣して生まれた種であり、これ以降解説する【魔人族】の種としての外観をそのままもって生まれてくる。
◆魔人族源流種:
★魔身原種:
魔人族の貴族など【高貴な血統】によく見られる源流種。極めて人間に似た外見を持つが、明確に人間とは違う魔力の親和性を持つ魔人族である。
人間と区別される部分は、常時その身体に浮き出ている魔力光――【魔力紋】と呼ばれるものであり、睡眠など心が静まったときのみそれは消える、という特性を持つ。
各種身体能力だけでなく、魔力への親和性【魔法関連能力】も、他種属が追いつけないレベルの才能を示し、それ故に古より魔人族支配階級として君臨してきた存在である。ようするに、はるか昔より続く古い貴族の家系と言えば彼らを指す事が多く、いわゆる王族などは彼らが大半を占めているのである。
★竜頭神族:
頭部が竜である全身に竜鱗を持つ魔界上位氏族。女性も竜頭なので明確に美醜が異なる種属である。
専門戦士でなくとも戦士としての高いポテンシャルをもち、頭脳も全氏族の中で最上位に位置するほど聡明である。
【魔身原種】とも肩を並べる高貴な存在とされており、旧家貴族といえば彼らを指すことが多い。
★智龍神人族:
頭部が竜であるところは【竜頭神族】と同じであるが、胴体部もより竜に近い外見を持つ種属。
【竜頭神族】に若干劣る程度のそこそこ高い身体能力をもつが、その最大武器はどの種属をも越える高い知性である。
特に彼らは頭脳を使って困難を乗り越えることに誇りを持ち、運動能力にはあえて頼らないという種属としての考え方があり、総じて彼らは魔法使いのみの種属であると考えられている。
★魔巨神族:
全長が5mを超える巨人種属。一見頭が悪い戦士系種属であるように見えるが、総じて高い頭脳をもつ万能種属である。
その生息領域はほんの一部に限定されているが、その都市はヴァロナ商会の技術と並ぶほどの近代化がなされており、種属としての繁殖能力が高ければこの世界の魔人族における支配種属ともなっていたであろう、叡智と身体能力を双方両立した種属である。ある意味で、天魔族に次ぐ存在とも思われている。
★戦鬼族:
テラ・ラレース世界の戦士系種属の代表格。総じて優秀な戦士であるが、魔術師も一応存在する(ただ戦士としての修練も積むのが普通とされている)。
頭部に角(1本~3本ぐらい)を持って、いわゆる【鬼】といえば彼らのことを指す。魔人族戦士としての代表的能力を持ち、戦士階級によくみられる種属である。
天魔族【ルーチェ・イブリース】などは彼らの姿を模倣している。
★|呪霊族《エルフ、又はメイガニス》:
俗に言うエルフ族(メイガニスは古式の名称)。エルフ耳でそれ以外に特異外見を持たない天魔族は、大抵の場合この【呪霊族】だと間違われてしまう。
【智龍神人族】には劣るが、かなり優秀な魔力への適性と発達した魔法文明を持ち、ある意味魔法といえば彼らという感覚で考えられている。
なにより【智龍神人族】は明確な少数種属であるゆえに、【呪霊族】こそが魔法技術の正当継承者的な立場にいる。
このために、この世界では【魔女】といえば【エルフ耳】であると解釈するものが多い。
★|樹麗族《月エルフ、又はスニトアールヴ》:
森を生息域にするエルフ的外見の種属その2(スニトアールヴは古式の名称)。
褐色肌に銀の髪、金色の瞳を持ち、それ故に【月光の魔人族】とも呼ばれる(肌を夜の闇、瞳を月として表現したもの)。
優れた弓兵であり、同時に【呪霊族】にも匹敵する魔法使いでもある。特に、そのあらゆる分野に関する器用さは特筆すべきであり、手練士、遊撃士、等になる者も多い。
自らの身を影に変えて回避する【影歩】という特異戦闘術を受け継いでおり、闇に溶ける事によって姿を消す隠密戦法を得意とする種属でもある。
霊性製品の製作技術に関しては特筆すべきものがあり、そういった職能で暮らしている者も多い。
彼らは【美しい】事を何よりも重視する精神性をもち。汚い行為を嫌う、極めて高潔な種属としても知られている(このため盗賊に最適な能力を持ちながら、犯罪者としての盗賊にはなることが少ない)。
★牙獣人族:
獣の頭部と一部特徴を身体に持ついわゆる獣人。獣としての外見は多種多様(場合によって獣そのものの頭部である事もある)。
比較的運動能力が高く、逆に頭脳は魔人族平均より若干劣るレベルである。このため、魔法使いとして大成するものは少ない。
でも、あくまでも平均に比べてであり、その種自体が沢山生息していることもあり、最も代表的な魔人族とみなされている。
天魔族【プリメラ・ベール】などは彼らの姿を模倣している。
★翼獣人族:
【牙獣人族】から特異進化を遂げて翼を得た種属。
翼を持つ以外は【牙獣人族】と同じ外見であり、動物的な特徴が複数混じっている種属。
種としての性能は【牙獣人族】とそれほど変わらないが、空を飛べるアドバンテージが有る代わりに、各種能力がほんの僅かに劣っている。
彼らはとても温厚で付き合いやすい種属であり、山岳地帯に少なめの生息域を持つ少数民族である。
天魔族【レパード・シトリー】などは彼らの姿を模倣している。
★牛鬼人族:
腕力方面に発達した身体能力を持つ戦士系種属。
牛の頭部(女性でも牛の頭部である)と発達した肉体をもつ、いわゆるファンタジー世界のミノタウロスに見える種属。
頭脳に関しては【牙獣人族】よりも遥かに高く、種属的に優しい穏やかな性格の者が多い為か、治療士的な職能になる者が多いのも特徴である。
★水魔族:
水中で呼吸するためのエラと魚鱗を肌に持つ種属。
水域に適応した種であり、それ以外は【翼獣人族】に近い精神性と種的性能を持つ。
明確に少数種属であり、無限海に広がる群島に少ない生息域を持つのみである。
天魔族【ミーヌ・フォルネウス(メイア・レヴィアタンの副官)】などは彼らの姿を模倣している。
★小鬼族:
背が低めな体格を持つ【戦鬼族】に近い外観を持つ種属。
小柄なくせに筋肉質な肉体を持ち、その点に関して【牙獣人族】よりも高い腕力を持っていたりする、見た目に反した特性を持つ種属。
古代においてはかなり粗暴な種属だったらしいが、先史文明時代に比べて背が高くなって、知能も高くなったために、極めて理性的な――いわば人間に最も近い精神性を持つ種属となっている。
◆魔人族混性種:
★竜角人族:
俗に言う【典型的悪魔っ子】と言った外観の種属。頭部に角、鏃の如き先の尻尾を持ち、隠し皮膜翼をもつ。
基本能力的には【呪霊族】に似ている(空を飛べるというアドバンテージを持つ【呪霊族】)。
先史文明にはいなかった種属だが、世界に変革が起きて以降、彼らとその系譜が世界中に広がっていった。
★人祖霊種:
人間そっくりの外見を持つ種属。【魔身原種】と【呪霊族】又は【樹麗族】辺りの混血を祖とする種属。
地球人類を超える身体能力と魔法適性を持ち、ほんの微かに耳が尖っているのが特徴の種属。明確な少数民族。
【呪霊族】の血統ならば白人的外見、【樹麗族】の血統ならばインド系アジア人の如き褐色肌の外見を持っている(黒人ほど肌の黒い種属はいません)。
◆魔人族新性種:
★牛角人族:
【牛鬼人族】が、【牙獣人族】側に変質した種属。
頭部がより人間的なものになって、女性はなぜか胸部が大きい娘が多い、人間から見ればとても美しい種属。
天魔族【マーレ・ベルフェゴル】などは彼らの姿を模倣している。
●天魔族:
天魔族は上記のような各種魔人族の姿を模倣している者が大半であるが、一部、さらなる変質した外観を持つ者もいる。
例えば【オラージュ・ヴェルゼビュート】などは角と尻尾を持たない【竜角人族】としての外見を持っている。
ただし、そういった外観は、翼などの一部を除いて、彼女ら天魔族の能力にまで影響することはない。




