表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/46

大きくなったら

 

「うわー、マインがグレた。」


 ボクの怒りは無限大!


 地獄の業火を受けてみよ!


 ガ○ラの咆哮とともに吐き出されるプラズ◇火球の発射ポーズをとって口裂けオンナばりに口を開けてガブリとお肉を頬張る。


 え?火球?


 やだなあ。


 ボク、日本イシガメの赤ちゃんだよ?

 

 そんな恐ろしい事出来る訳ないじゃないか!


 ボク、ええ子や~



 食事タイムが終わるとボクは陸の一番上でふて寝。


 カメおばさん家のカメのお家・・ケイちゃんのお家はウチ(あらら~宅のカメ家)より大きい単体のプラケースに穴あきの板が斜めに置かれている。水嵩は5cm位。

 穴はボク達の首周りより大きくて穴越しにお外が見える。


 ボーちゃんは水中の穴あき板の一番狭くなった所を寝床に決めたみたい。


 水槽の真ん中に“蛸壺”が置いてあってロゼちゃんはそこに入って出てこない。

 めっちゃ気に入ってる。


 本来の家主、ケイちゃんは水槽の端っこで縮こまってる。



 ニンゲンが帰った後・・・


 《マインちゃん、どうしてそんなに怒ってるの?》

 え?誰?・・

 《ぼくだよ!》

 ・・・ひょっとして・・凹ちゃん?

 《本人じゃないんだけどね。

 マインちゃんがぼく(凹ちゃん)なら()()()()()()()ってイメージしてる・・っていうか、最大限美化したキミの中のぼく(凹ちゃん)がぼくだよ。》

 ・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・

 なんかよくわからないや・・・

 凹ちゃんでいいよね?


 《ややこしいからぼくは凹ちゃんでいいよ。》


 どうして・・・


 お腹すいてて


 真っ暗闇でボコボコぶつかりながら連れて来られて


 だいっ嫌いな臭いが鼻について


 ボーちゃんがイジメる


 から。



 《そうだね。ムカつくよね。でもさ・・・


 今までだったら、ボーちゃんに逆らわずに逃げて震えてたじゃないか。


 今日はご馳走を取られたら()()()()()たじゃない?》


 あれ?自然にそうしてた。

 我を忘れてたとはいえ、ボーちゃんもロゼちゃんも怖くなかったなぁ。


 《マインちゃん、キミが成長したんだよ。


 ぼくから見てもキミは小さかったもの。


 ボーちゃんにしてみれば絶対負けない格下って思ってたんだ。

 でも、今じゃぱっと見、単独で見ると三匹見分けつかないよ。》


 そうなんだ・・・


 ボク・・・大きくなってたんだ!


 ボクもケイちゃんみたいに大きくなるのかなぁ・・・


 そのうち母ちゃんみたいにでっかくなるのかな・・・・


 zzz・・・


 zzz・・・




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ