第十一話 勇者のスキル
「あ、そういえば……」
スラナも重要なことを失念していたことに気が付いたようだった。
「スキル? 僕のスキルってなに?」
そう訊ねたが、僕もそういえば異世界に転生したり転移したり、召喚されるとスキルを授かるということを思い出した。
「えーっと、確か「ステータス」って言えばいいんだっけ?」
すると訊くまでもなく僕の目の前にステータスウィンドウが表示された。
僕は驚いたが、同時に感動もした。
すごい。これが有名なステータスウィンドウか。
僕がしげしげとステータスウィンドウを眺めると、両脇にスラナとコニシも集まった。
【名前】:レイ
【職業】:勇者
【レベル】:1
【パラメータ】
・HP:30/30
・MP:25/25
・攻撃:20
・防御:15
・知力:15
・魔力:15
・幸運:ランダム(-9999~9999)
【スキル】
『モテモテ』
「ふむふむ。パラメータは至って標準的な勇者様だな」
コニシは顎に手を当ててうんうんと頷いた。
「そうね。でも幸運がランダムになってる……」
「本当だな。しかも範囲がすごく広いぞ。幸運なのか不運なのかまったくわからないな……」
「このスキルの『モテモテ』ってなに?」
僕は自分のステータスの中で特にスキルの『モテモテ』が気になった。
「あ、それならスキル名をタップしてください。詳しい説明が表示されますよ」
スラナに教えられた通り、僕はスキル名をタップしてみた。
すると次のような説明が表示された。
『 スキル名:モテモテ(SSSレア)
さすがラノベライフ。うらやましい。 』
説明を読んだが、このスキルが具体的にどう役立つスキルなのかはわからなかった。
「これってどういうこと?」
僕は聖女たちに訊ねたが「こんなスキルは初めて見る」「私も聞いたことがないスキルです」と二人もわからないようだった。
「だがSSSレアのスキルだな」
「そうだね。すごいね。スキルのランクは一番下がFで、一番上はAですが、Aの上にさらに希少なSランクのスキルがあります。でもレイのスキルは、さらにその上のSSを通り越して「神話級」と言われるSSSレアです」
どうやら凄く希少なスキルではあるようだけど一見するとそんなに凄そうなスキルには思えなかった。
それどころか少し軽薄な───破廉恥な感じがして僕はちょっと嫌だった。
三人で「うーん……」と唸っていると部屋の扉がノックされた。
スラナが「はい」と返事をすると、相手は宿屋の女将さんのようで「勇者様、聖女様、祝賀会の準備が整いましたので、そろそろ村の広場にお願いします」とのことだった。
僕たちはわからないスキルのことで悩んでいても仕方がないので、ひとまず村の広場に行って、勇者の召喚儀式成功の祝賀会に参加することにした。
レイのスキルは『モテモテ』でした~!(笑
さすがラノベライフ。うらやましい。とのことですが、果たしてどんなスキルなのか(ニヤリ
どうかどうかお楽しみにしていただけますと幸いです。
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このスキルは大活躍しますので~!
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