全ての始まり
ネーデルラント王国クサンテン村
ここはアルシュ山の山裾にある村であり半ば王都からは忘れられていた程の村だった
かと言って無秩序状態になる訳でも無しに地元の人達によって自治が守られている平和な村だった
そしてそんなクサンテン村に1人の少年が住んでいた
名はジークフリートといい父母の3人暮らしの木こりの少年であった
そして今日は月に一度の楽しみにしている町に行って木材を売る日だった
「あっジークフリート!」ジークフリートの友人トールが駆けつける
「今日は町で木材を売る日なんだろう良いなぁ、ジークだけ町に行けて」
「もうジークのはお仕事なんだからそう羨ましがっちゃ駄目よ」
そう嗜めるのはアンナという農家の娘でありトールと同じくジークフリートの親友であった
「いや良いんだよアンナ、俺自身町を楽しんでるからね」と、ジークフリートは答えた
「土産宜しくなー!」とトールが大きな声でジークフリートに頼んだ
そしていざ村から出発しようとした時向かい側から2つの声が聞こえてきた
「「ジークフリート」」
振り向くとそこにはジークフリートの父と母の姿があった
「父さん!母さん!」
「ジークフリート木材をちゃんと売ってこいよ」
「ジークフリート、元気でね」
「もぉっ父さんと母さん、俺はもう12だよ、一々送らなくて良いって」
しかしジークフリート本人は内心では満更では無かった
そしてジークフリートは父と母に分かれを告げて町へと歩いて行った
ジークフリートはこの村好きだった
親友のトールとアンナも好きだし優しい父と母もそして親切な村の人達皆んなが好きだった
ジークフリートはこの幸せがずっと続く様な気がしていた
最も本当はそんな事など無かったのだが…




