390日 発表日
「…よし、発表できる。」
「しかし…結構上げましたね…何点ですか?」
「250点でも50名いたので基準を260点にしたんです。そしたら37名になったので…発表しますね。」
合格発表の日、講堂に集められた受験生、そして試験委員長の祝辞のあと合格者37名の名前が一人一人読み上げられる。
「浜中大学、金沢サーシャ!」
「はい!」
「きらら大学、袈裟丸美柑!」
「はい!」
「宋高大学、大淀桃!」
「はい!」
「浜中大学、本庄澪!」
「はい!」
「大海大学、伊佐木茂!」
「はい!」
「中町大学、松本恵那!」
「はい!」
「浜中大学、高尾あずさ!」
「はい!」
「椋木大学、吉野屋なずな!」
「はい!」
「きらら大学、水無瀬つむぎ!」
「はい!」
「浜中大学、一ツ渡瑞穂!」
「え!?はい!」
「花咲大学、福野美月!」
「はい!」
「亀川大学、楠結花!」
「はい!」
「浜中大学、中村ことり!」
「はい!」
「俊徳大学、岡崎大誠!」
「はい!」
「亀川大学、宇田川遥希!」
「はい!」
「浜中大学、大内俊一!」
「はい!」
「中町大学、天海彩紗!」
「は、はい!」
「宋高大学、遠山カンナ!」
「え…!」
「浜中大学、桜坂ゆりね!」
「はい!」
「亀川大学、藤並秀平!」
「本当に!?はい!」
「長光国際大学、比嘉彩華!」
「はい!」
「長光大学、榎田怜!」
「ありがとう!」
「亀川大学、愛子さやか!」
「はい!」
「花咲大学、鷲見エレナ!」
「はい!」
「大海大学、舞子海香!」
「はい!」
「きらら大学、原田葉月!」
「はい!」
「長光国際大学、王果琳!」
「はい!」
「宋高大学、桔梗美玲!」
「はい!」
「椋木大学、浜渦大輝!」
「え、あ、はい。」
「浜中大学、花咲ノエル!」
「はい!」
「きらら大学、小笹ゆずね!」
「はい!」
「花咲大学、空橋栄子!」
「はい!」
「浜中大学、玉水渚!」
「ひゃい!」
「俊徳大学、長洲譲治!」
「はい。」
「以上37名…呼ばれた皆様は賞状を渡すのでこのあと残ってください。それ以外の方はお帰りください。」
「ちょっと待って。葉子、それは違うよ。受付で職員に黄色い紙を渡された方はお話したいことがあります。受付にてお集まりください。それもなかった人はお帰りください。」
合格者の発表を聞いて泣き出すもの、喜ぶもの、職員に怒るものに何もなく淡々と帰るもの…色々な表情を見せるが、受付の人はそうもいかない。
「みなさん本日はお疲れ様でした。今回は惜しくも残念でした。そこで、来年の卒業試験の際に優遇させていただきますので…ご理解とご協力をお願いします。」
「…わかりました。」
そして、卒業試験は終わった。明日は打ち上げをして、来年に向かうことになるだろう。
「飛翔、何たそがれてるの…今年も終わりだね。」
「そうだね…どう?今年は楽しかった?」
「…そこそこね。」




