391日 大晦日だから終わり…と思うじゃん?
「今日は打ち上げだぞ!いやぁ、それにしても…今年も終わりだね!」
「好海、テンション高いじゃない。」
「そりゃ今年も終わっちゃうからさ。葉子も飲んで飲んで!」
加茂駅近くの居酒屋、一口隊の打ち上げが始まる。
「それにしても…飛翔が珍しいね。そんなにしょぼしょぼしてるなんて。」
「だって…今年が終わるんだよ!」
「今年が終わるぐらい…いつもの事じゃない…」
「シリーズも新作に移動しちゃうんだよ!」
「え!?」
その言葉を聞いた瞬間、場に衝撃が走る。衝撃過ぎて静寂が走る。
「どういうこと…どうして急に終わるの…」
「一年が終わるから…」
「作者さん!具体的に説明をお願いします!」
『お待たせしました。こちらハイボールとビールと…その他飲み物です。このあとお通しを持ってきますね。』
「…今の作者だよね?」
「次来た時、ちょっと詰めようよ。」
「…あ、ありがとう…作者逃げたな?」
「真音、やめて。」
「暴れてもきっと出てきませんよ。」
「とりあえず…お疲れ様でした!乾杯!」
「…お酒は美味しいけど…作者が出てきてほしいな…」
「…明日海、厨房を振り返ってどうしたの…」
厨房を振り返った明日海が見ていたのは、店主と店員の会話だった。この店の店員はなんと作者だった。店主には謝っているが、どこか笑っていた。
「明日海、何か頼む?」
「だし巻き、一夜干し、いかの塩辛。」
「じゃあ、私は海鮮サラダと枝豆、あとナスの一本漬け。」
「…私は味玉と明太子。」
「鍋お願い!」
こうして一斉に大量に頼まれたら、作者も前に出なければいけない。鍋を持った作者に、一口隊が詰める。
「どうしてシリーズが変わることを今日まで黙ってたの!」
『仕方ないじゃない。今日で終わるんだし。』
「今日…あ!もう12月31日!」
「しかも22時!」
「次の回はきっと初詣ね…ってそれでいいの!」
『最後までこんな感じのドタバタでごめんね!あと勝手に戦争仕掛けてごめんね!だってマンネリ化するんだもの!』
「許すわけないじゃない!作者にテキーラをお願いします!」
『…店長笑ってるじゃない。これ、死ぬしかないじゃない!』
作者は無理やり酒を飲まされて、大変なことになった。そして、外に出ると除夜の鐘が鳴り始めていた。
「あ、もうこんな時間ね。最後に一言残したい人っている?」
「次のシリーズでは緩めの日常を書いてください!」
「シリアスは抜いてください!」
「もっとご飯を足してください!」
「幸せの一口隊って改名しませんか?」
「そうだね…そうだ、残り短いし…作者、なんか面白いことを言って!」
『…おはよう…』
「作者!起きろ!」
『ふぇ…あ、今日が最終回です。次のシリーズも時々ごはんで頑張りましょう!では…』
ここまでありがとうございました!




