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378日 打ち上げ本編


「ところで…今17時だよ?これから人が増えるんじゃない?」


居酒屋もぐもぐ。上天から徒歩五分の路地裏にある居酒屋だ。ここで18時から飲み会が始まる。


「すみません、飲み会って始まってます?」

「まだ50分前だけど…まぁ、入りな。」

「…なんでみんな来てるの?」

「暇だったから。仕事を下さい。」

「まぁ…私も本当は行けたけど…これ以上は聞くのも野暮ね。少しここでくつろぐわ。」

「あれ?結構いますね。」

「京子も起きたのか。」

「あ、沙恵さん、おはようございます。あれ?飛翔さんも来てるじゃないですか。」

「もしかして…呼ぶの忘れてたでしょ。」

「てっきり真音が呼ぶのかと…」

「ふぇ…私が呼ぶ…飛翔ごめん、雪が呼んでいるのかと…」

「私ぃ?私は誰か呼んでると思って…」

「みんな…恵斗に感謝してね!彼が緊急事態と言ってさくらと一緒に来たんだから!」

「私と話してたら電話が来たので私と恵斗君の力ということで!」

「本当にすみませんでした!」

「お?やってるじゃないか。」

「あぁ、駿平と享弘、それと…もしかして…」

「…やった!私は持田桜子!よろしく。」

「あら、桜子じゃない!やっと喋れるようになったね!」

「そうだよ!今日はいっぱい喋るぞ!」

「おぉやってるね!」

「ひなた、口調が…」

「問題ないですよ。」

「みんな到着したのかな?」

「そうですね。それじゃあそこで寝てる人を起こしてください。」


大将が起こして18時、試験問題完成記念の打ち上げを始めた。と言っても、ただ呑んで喋るだけなのだが…


「ところで、今年の難易度はどうなの?」

「そうですね…かなり高めです。最初に面接となったから…とはいえ、これは落とすためのものなのだから。」

「急に順番が変わったのはどうして?」

「やっぱり受験者の事をよく知りたいなと思って。この個別試験はかなり基準を緩くした方がいいのかなって。」

「そうですよね…」

「ところで…今日の町は静かじゃありませんでした?」

「学校側が本気を出して卒業者を増やそうとしているからだよ。だから問題を難しくした。いくら長光でも…容赦なく落とせるようにね。もちろん平等に審査はするけど。」

「なるほど…」

「質問ですが…受験者を途中で落とすのでしょうか?」

「いい質問だね。今回は一括して受けさせる。つまりチャンスは平等なんだ。その方がいいよね?」

「そうですね。」

「ところで…飛翔の飲む勢いを止める方法はないのかしら?」

「…飛翔はちゃんと残しているわ。録音していつでも聞けるようにしたいって。これはまだこうなる前に沙代里に頼んでいたらしい。」

「任せて!」

「…みんな勢いに任せちゃったから寝てるね。」

「そうだ。今起きている人だけでしりとりしようよ。」

「いいわね。さぁ、この一杯を飲んだらやるわよ!」

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