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377日 今は前を向くのみ


「どうしたの?」

「…俺は明日仕事らしいです。大丈夫、9時からだから。」

「恵斗もかっこいいじゃん!」

「飛翔だってこの時間からこんな飲んでるんだぜ?」

「飛翔くん…それはすごいわ。」

「…飛翔、あなたはトマトジュースね。」

「ここあぁ…!」

「というわけで、心愛、ひより、沙代里の三人が襲来しました!」

「襲来って。酷いじゃない!」

「よっしーも酔ってるじゃない…どうするの。」

「大丈夫だ。18時まで寝てろ。」


寝てる人は座敷に移し、起きてる人はちまちま頼んでいる。


「とうとう試験問題が完成したんだな。」

「その対策で生徒は試験のための学校で一ヶ月も暮らすんです。今年からそんな感じなんですよ…」

「そして街は静かになる。それほど今年は大変なんだな…」

「はっきり言って今年の問題はどうなのかな…」

「葉子さんたちが寝ているので何とも言えませんね。」

「そうだね…」

「もうすぐ16時30分なんだ…あと1時間半もある…」

「今回は全員来るのかな?」

「来ますよ。享弘も駿平も仕事終わらせて直行らしいし、きらりんとクロエも来ます。」

「ところで…こんな感じで打ち上げしてたら…本番の打ち上げは昼からにした方がいいかもね。」

「そっか…沙恵さんは起きてたか…」

「私そこまでペース早くないからね。私が一杯飲む間に真音とか3杯目行ってるんだよ!?」

「そうだね…」

「私はそこまで強くないから…いいの、自分のペースで。」

「あはは…まさか恵斗が寝てる人を管理するなんてね。」

「知り合いなの?」

「同級生だよ!昔はもっと暴れてたというか…壮と出会うまではかなりのやんちゃだったんだよ。」

「あったね。バイクを盗んだりスピード出したりして…今は道が整備されたけど昔は山道だったから危険だったんだよ?」

「なるほど…」

「その話をしないで…と言っても無理だな。事実だし。でも、壮とあった時さ、なんて言われたと思う?」

「なんて言われたの?」

「…私と…料理しないか?だって。こんな俺がよ?でも…才能を見抜いてたんだろうな。彼に厳しく育てられて。今じゃ立派な右腕だよ。喧嘩もあったし言い合いなんてしょっちゅうあった。でも、それ以上に嬉しかったな。俺をちゃんと見てくれるって。いつの日かなんで転生したかって話をしてたよね。俺の理由は…まぁ、バカな喧嘩をして負けちゃったからだよ。だって…親も誰も見てくれない。誰かに認めてほしいから喧嘩してた。でも、転生してから喧嘩が馬鹿らしいと思えるようになったんだよ。まぁ、転生して一回だけ戻った時に聞いたのはさ、ばあちゃんには愛されてたなって。そう思うと…俺ってバカだったんだな。」

「恵斗。楽になってよかったな!」

「みんなに愛されてよかったね!」

「この世界なら…みんなが認めてくれるから!」

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