379日 しりとり(誰得)
「しりとりする人ここにおいで!」
「おりゃ!誰も飲まないから来ちゃったよ!」
「飛翔…みんなで明日見舞いに行くわね…」
「葉子と梨穂はノンアルかぁ…いいじゃん。」
「お酒を飲んだからね…ここは飲まないようにしてるの…」
「それに比べて飛翔は…どうしてレモンサワーをずっと飲んでるの!」
「あ、これはレモン水。夕方からずっとこれだよ?」
「うーん…本当?大将さん?」
「飛翔だろ?乾杯のあとからずっとだよ。レモンジュース切らしちゃってさ。」
「そうだったのか…」
「真音も飲んでるし京子は寝てるし…他に起きてるのって…」
「よっしーとさよちゃんかな。」
「みんなでしりとりするんだったら…縛りとかいる?」
「いらないですね。」
「まぁ、適当に始めましょう。」
しりとりは適当に流れる川のごとくゆるく始まり、ゆるく続いていった。
「たこわさ!」
「さ…さ…猿飛佐助!」
「蹴鞠!」
「り…私だけり攻め…みんな言えてるしな…」
「梨穂?大丈夫?」
「…リプライ!」
「いけるのか…いかの刺身!」
「飛翔は…何か頼んでるよね?み…ミルクセーキミルク抜き!」
「…大将が裏の扉開けちゃったよ。吉里吉里!」
「え!?何それあるの!?」
「…岩手県の駅だよ…」
「葉子…負けちゃったから…」
「私の分まで…」
「…リウボウインダストリー!」
「何それ!?」
「沖縄の百貨店だね…というかよく知ってたな…」
「私は昔…沖縄に行ったことがある友達がいてね…」
「いや知らないよ!」
「…飛翔…次はいだよ…」
「なんで真音は負けたんだよ…いいさ…いいちこ!」
「お酒じゃないの!こ…氷!」
「リウマチ!」
「チューリップの唐揚げ!」
「ゲテモノ!」
「海苔巻き!」
こうしてギリギリを責めたしりとりは飛翔の頼んだものが机に置かれながら進んでいき…
「キューポラ!」
「…ランドマークタワー…」
「アジフライ!」
「鋳物!」
「の…の…」
「飛翔!のだよ!」
「ノーリアクション!」
「飛翔が…負けた…この人でなし!頼んだもの全部食べろ!」
「葉子、真音、僕たちで食べようか。きゅうりとか言ったからさ。」
「私たちもやってたわね。いつの間にか罰ゲームとして食べさせようとしてたのは私たちだね。」
「反省してます。あと飛翔、早食い対決はやめよう。この前部屋に来たのは謝るから…」
「…波音とひよりが作ってくれたこの板…」
「3人でつけようよ。」
3人でつけた札には「私たちがやりました」と…まるで罪人のような内容が書かれていた。ノリノリでつけてたが、ただの笑いものだ。一方2人のしりとりは…なんか無事に平和に終わっていた。会計の時、魔王の所に領収書を出して、みんなは解散した。明日から試験の少し前までの空白の期間、僕たちはどこへ行くのだろうか。それは明日の風しか知らない。




