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簡単が1番難しい
あ、これテキトーにやっといて。
仕事をしていると、よく人から言われる言葉である。
簡単にやって。適当にやって。こだわらなくていいから。
この言葉をかけてる本人は、いわゆる「難しいことは要求してないよ」と言いたいのである。
ただ、この言葉を言う人はいま一度思い返してみて欲しい。言われた人の気持ちを。
人によって物事の考え方は違う。
違うからこそ、簡単にと言われてもその尺度は良くわからない。人によって簡単の度合いは違う。
仕事ができないやつだ、と思われるかもしれないが、人間なんてどこまでいっても人の気持ちを推し量る力には限界がある。他人なのだから。
小生の場合、簡単にと言われたら簡単と言うレベルの時間で収まらない。なぜなら、そこからディテールを詰め始めるからである。
本当はテキトーでいいよ、クオリティにこだわるなとそれっぽいことをめんどくさがって指示する人間が1番悪い。それで出来上がった成果物に文句を言うのだとしたら、指示した人間がわるい。
簡単ということは、むしろ考えることが多くなることを理解すべきなのだ。
部屋が綺麗な人は、部屋の構成が考えられている。
汚い人は、部屋の構成を全く考えてないのである。
シンプルに、簡単に。
難しいことを頼んでいるのに、頼んでいる人の意識はテキトー。
気づいて欲しい、この矛盾に。




