表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺だけ自己肯定感ゼロだけど異世界じゃ最強評価らしい。~価値ナシ転生したらハーレムとザマァで人生逆転してた件~  作者: 白月 鎖


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/34

ギャルエルフ、評価をブチ上げブチ壊す!

「YO! そこの無評価クン、ちょっとアンタ、感性死んでない?」


 

今日もまたネオは、訳のわからない言葉で罵倒された。


現れたのは――金髪ウェーブ、小麦色の肌、エルフ耳にサングラス、へそ出しミニスカ&ピアスジャラジャラという、

どう見ても森から来たとは思えないギャルだった。


 

「エルナ・リフレイン! 自然と音楽とお騒がせがアイデンティティの、精霊魔法使いってワケ!」


 

なぜかリズムを刻みながら自己紹介してくるエルナ。


彼女が指を鳴らすたび、背後の空気が波打ち、風が踊り、周囲の花がリズムに揺れる。


 

「精霊たちってのはさ、“ノリ”が命なの。評価とか、数字とか、そーゆーのは空気重いじゃん?

 でもネオくん、アンタは逆に……空気軽すぎ。存在感ゼロ! だから、最高にイケてんのよ!」


 

「い、いけてんの……?」


 

「そ。“評価されない”って、つまり“自分だけのビートを持ってる”ってコト。

 ね? 超トベるでしょ?」


 

そう言いながら、エルナはネオの周囲に音の魔法陣を展開。


 

「今日のライブは、“評価ブチ上げ→自己肯定→全崩壊”の三本立て! いくよー?」


 

ポン、と指を鳴らした瞬間――


どこからともなくEDMが流れ始めた。


 

「エルナ、精霊DJモード突入ううううッ!!」


 

魔法というより完全に音楽フェス。街中の人々が踊り始め、評価が光のように打ち上がる。

「ネオ最高!」「ネオかっけー!」「ネオマジ神!」という謎のアゲ文句が勝手に生成され、スピーカーのように拡散されていく。


 

「ちょ、やばいこれ、完全に脳が陽キャになるぅぅぅぅッ!!」


 

ネオが頭を抱えるその横で、エルナが満面の笑みで囁く。


 

「この世界が“評価社会”ならさ――

 私たちはその“音量”を上げることも、壊すこともできるってコト。

 つまり、“バズ”を超えて、“ブレイク”しちゃお?」


 

「その日本語訳が一周回って意味不明なんだけど、なんか納得しそうな自分が怖いッ!!」


 

しかしその直後、評価の光が暴走し始めた。


スピーカーが割れ、空が光に裂け、ネオの影が爆発する。


 

「うっそ、ちょっとバズりすぎた? ネオくん、ヤバ、また神格化されそーじゃん」


 

「やめてぇぇええええ!! 俺まだバイト面接も通ってないのにィィィイイイ!!」


 

そして――


リアルちゃんは、静かに笑っていた。


 

「……いいね。みんな、壊れていってる。

 “評価を棄てる”ためには、一度“極限まで評価される”必要があるんだよ?

 さあ、もっと、もっと高く登って――墜ちてきてね?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ