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俺だけ自己肯定感ゼロだけど異世界じゃ最強評価らしい。~価値ナシ転生したらハーレムとザマァで人生逆転してた件~  作者: 白月 鎖


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ルジェの倒錯忠誠プレイ、まさかの教育回!?

「――この鎖が、痛い? なら……もっと締めれば、慣れるわよ?」


 

暗がりの地下室に、ルジェ・アークハートの甘やかな声が響き渡る。


彼女は元・暗影帝国の幹部、今はネオ直属のドS女騎士。その倒錯的忠誠心は、もはやただの愛ではなく――教育。


 

「……え、ちょっと待って、本当にこれは“教育”って認識で合ってる?」


 

鎖で拘束されながら、主人公・佐々木ネオは軽く泣きそうになっていた。ちなみに、服は無事です(たぶん)。


 

「ふふ。主殿の価値を世界に証明するには、まず“耐性”から鍛えるべきでしょ? この“評価社会”の重圧に……身体で抗うのよ」


 

「なにそれ!? その言い分、地味に筋通ってて余計に怖い!」


 

事の発端は数時間前。


王都ルミナリアの一角、聖王国の新たな“ネオ教信徒訓練センター(非公認)”にて、ルジェが突如「評価を超えるための“逆評価”訓練を行う」と言い出したのだ。


曰く――


「評価を受けすぎて頭がバグる前に、一回“評価されない苦痛”に身体を慣らしておくべきよ。つまり、無関心ごっこ耐久レッスン(※物理)ね」


 

――どんな理屈だよ。


 

だがルジェの理屈は、妙にネオの“バグ的価値”と相性が良かった。


実際、ネオは拘束されるほどに“なぜかスキルポイントが上昇”するというバグをまた発現。謎のスキル《不屈なる受け身(カラダはって評価される)》を獲得してしまった。


 

「なんかこれ……レベルアップの仕方が完全に間違ってない?」


「気にしないで。主殿の成長曲線は、痛みと倒錯で描かれる運命なの」


 

そう言って微笑むルジェの目が、ほんのりうるんでいる。


評価や忠誠で縛られた彼女にとって、ネオという“評価されない男”は、自由そのものだったのだ。


 

「……主殿の前では、私、普通の女の子に戻れそうな気がするのよ」


「いやその台詞、もっと普通の状況で言ってくれない!? 今、僕縛られてるんだけど!」


 

すると――


ドンッ!


地下の扉が蹴破られた。筋肉の塊、リュシア・ブレイカー参上。


 

「……やっぱりルジェ! 何してやがる! 貴様、ネオ様を拷問してるって噂を聞いたぞッ!」


 

「誤解よ。これは“主殿の評価免疫を育む愛のレッスン”」


 

「てめぇの愛は重いんだよッ!!」


 

筋肉vs拷問。ここに、新たなヒロイン間バトルが発火する。


――地味に、評価の影響でスキルがバグってるネオをめぐって。


 

そして、場面は静かに切り替わる。


 

聖教会の奥深く、白衣の聖女・セラフィーナは窓の外を見つめていた。


 

「……ネオさんがまた、何か得たようですね。世界が、少しずつ動き始めました」


 

彼女の祈りが届く場所は、もはやこの世界だけではない。リアルちゃんの気配が、少しずつ現実を浸食していた。


 

ネオは気づかない。


自分の“何もしなさ”こそが、世界最大の異常であるということに。

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