ビキニでBPM☆リズム魔法の夏フェス開幕!
「きたきたきたきたーッッ!!」
ギャル声が聖王国に轟く。だが彼女はエルフだ。光の精霊と契約した、由緒正しき音楽魔法使い。
──その名は、エルナ・リフレイン。
今日は聖王国主催のイベント──
「真夏の評価★魔法カーニバル!」
そのメインステージにて、トップバッターを任されたのが、ノリとビートで生きる彼女だった。
「ネオってばさぁ、フェスで評価荒稼ぎできんじゃん? だから見ててねッ!」
ド派手なステージ衣装に着替え……というか、
水着+魔法装飾+ヘッドホン+マイクロホットパンツ。
もはやそれは、神の許可を得た合法ギャルである。
エルナが足元を鳴らすたび、世界が揺れる。
「いっくよーッ! バイブスあげてくよーー!!」
\Woooooooo!!!/
観客の歓声と同時に、彼女が空中に跳ね上がった。
「“リズム魔法・第三楽章ッ!”」
【ビートで敵の思考を乱す音響魔法】
【評価が高いほど効果上昇】
【ついでに観客のテンションも爆上げ】
──世界が、踊り始める。
「きっもちい〜〜ッッ!!」
だが。
ネオはそのとき――
会場の隅っこで、ポップコーンをこぼしていた。
「わっ、鳥に食われた……」
エルナの視線がピタリと合う。
「あ。いた。ネオ!」
「え、えっ!? 俺、またなんかした!?」
「……観客席にいるだけで、評価が“ダダ上がり”って逆にズルくない?」
「いや、なにもしてないってば……!」
ズシャアアア!!
爆発エフェクトと共に、エルナがネオの元へダイブ。
ビキニボディがぬるっと密着する。
「ネオぉ、もっと“評価稼げる場所”……連れてって?」
「ど、どこに!?」
「……ステージ裏の水着試着室とか?」
評価カウンターが一気に振り切れる。
【エルナからの評価:上昇中(+700)】
【世界評価:ネオ=ギャルに愛される神】
ネオ「……俺、ほんとに何もしてないのにな……ギャルこわ……」




