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73 ゴブリンとの生活。

ゴブリンと仲良くやって行けるのでしょうか?

 もうじき、日が沈む時間だ。

スイに手紙を渡してジュリエットに届けて貰う事にした。

スイなら一匹で町に行ってもこのゴブリンの村に戻ってこれる。

スイは【収納】に俺のメモを入れてスッ飛んで行った。

俺はゴブリンの村から少し離れた場所でテントを立てた。

そして水場を教えてもらい、スライムを探しつつ樽に水を汲んでスライムを入れる。

樽はいつも通り二樽に水を入れ、空の一樽に使用後の水とスライムを入れる。

飲み水が無くなれば汲んでくるが、使う方の水は使いまわす。

そのうちスイが戻って来た。

俺達は食事をとってユキと交代で寝る。

ゴブリン達も戦士と言うか狩人的なゴブリンが交代で夜の番をするみたいだ。

食事はゴブリン達に誘われたが、

人間とゴブリンでは少し違うのでって事で食事は別でとる事にした。

だって虫とか若干忌避感があるんだもん。


そして次の日

早朝食事をとった後。


ゴブリンのオス達は基本的に狩をしている。

しかし俺のおかげで暫くはする事が無くなった。

という事で俺とゴガと複数のゴブリンでトレーニングだ。

「おはよう、肉はしっかり食べたか?」

俺。

「皆腹いっぱい食べた。」

「ありがとう。」

ゴガ。

「じゃあ早速鍛錬の開始だ。」

俺は昨晩何をするかを考えた。

第一に体力と筋肉をつける。

方法は木の槍を持って素振り、使い方をしっかり教える。

対魔物戦や対ゴブリン戦や人間戦も意識して訓練する。

で木製の槍を全員に配る。

「昨日渡した武器の使い方を教える。」

俺。

「わかった。」

ゴガ。

「返事は全員で、『はい!』か『オウ!』にしろ。」

俺。

「「はい。」」

「「オウ!」」

と今はバラバラだがそのうち綺麗に揃う事を願う。

で俺の動きを真似させる。

まずは普通に突いて引く。

これをひたすらやらせる。

姿勢や持ち方や足運びをキッチリかっちりさせる。

そんな感じで突き方振り方二足歩行の相手用の訓練や魔物相手の訓練など。

色々やった。

疲れたら水や肉や果物を食わせつつ休憩。

休憩をしながら魔法の訓練をする。

まずは魔力を感じるところから。

しかし驚く事に二回目の休憩時間の頃には全員簡単な魔法を使えるようになった。

「はやっ・・・」

俺。

まあゴブリンだしそんなもんなのか?

「これが魔法!」

ゴガ。

「そうだ、今は上手く扱えないだろうが訓練を続けていけ。」

俺。

「オウ!」

ゴガ達。

昼頃まで訓練して、携帯食料を持って森に行く。

しっかり角や牙の槍を持って行く。

俺も持つ。

獲物を発見。

魔物の猪だ。

大きさは軽自動車くらい。

まずスイとエンと俺で正面から気を引く。

でゴガ達が待ち伏せしている地点までおびき寄せる。

そして一気に皆にトドメを刺させる。

「「ワン!」」

「おーい!」

と言って猪にアピールする。

そして猪が突撃体制に入った瞬間俺とスイとエンは逃げる。

猪はまんまと追いかけてくる。

逃げた先の太い木を盾代わりにして猪の動きを一瞬止める。

その隙に隠れていたゴブリン達が猪に槍を刺す。

そしてすぐに撤退する。

槍を抜いたやつと、深く刺さってしまい抜けなかった奴が居るが問題ない。

槍の幾つかが致命傷になったらしく猪は死んだ。

これにゴガ達は大喜び。

で猪の死体を見ながら解説する。

「ここが頭だが頭蓋骨は堅い。」

「なので目から突き刺して脳を狙うと良い。」

「それと心臓や肺はこの辺りだ。」

「ここに骨があるが隙間に刺すことが出来ればしっかり奥に届く。」

などなど視界や嗅覚に鋭い事も教えたりした。

まだまだ正面切って戦うのは無理だと思う。

なので今は不意打ち戦法を教える。

「スイとエンも優秀だな。」

ゴガ。

「ありがとう。」

「でもお前たちが訓練をすれば似た動きが出来るようになるはずだ。」

ゴブリンは身軽だから人間より素早い。

何れは今回の様な戦法をゴブリンだけで出来るはずだ。

何頭か狩って村に運んでまた森を散策する。

すると狼の一団と遭遇。

大きさはスイとエンと同じか少し大きい。

おっ!

これは丁度いい。

と思い俺とスイとエンで囲む。

そして俺の強さが分かりやすいように膨大な魔力を放出。

狼たちに圧力をかける。

魔力に意思を込める。

「こんにちは。」

俺。

「ここで戦うのも良いですが、ご提案があります。」

俺。

スイとエンもどうにか俺の言ってる事を伝えている様子だ。

狼たちはすでにビビり縮こまっている。

因みにゴブリン達も若干俺に気圧される。

「俺達と一緒に暮らしませんか?」

俺。

スイとエンのおかげでどうにか意思が伝わった様だ。

「もし一緒に暮らせば・・・」

ドーン!といつか狩った獲物を置く。

「腹は膨れるぞ。」

「その代わり一緒に狩をしたり戦って欲しい。」

俺。

つまり猟犬兼番犬って事だ。

狼たちのアルファと思われる個体が俺の目の前で伏せる。

そして全個体が伏せる。

「よし。」

「これからこのゴブリン達もお前たちの仲間だ。」

「噛んだり引っかいたりするなよ。」

俺。

その後狼たちに肉を食べさせる。

「スイ、エン。」

「こいつらにイエスなら頷いて、ノーなら首を横に振るように伝えてくれ。」

俺。

これで最低限コミュニケーションが取れるはず。

狼たちの食後は俺とゴガ達でオオカミの毛並みを整える。

これでお互いの距離を縮める。

言葉の壁はあるものの何となく意思は伝わってくる。

取り合えず住処を与えよう。

ゴガ達の村の横を使わせてもらう。

魔法をゴリッゴリに使って木や石を除去する。

そして木で屋根と三方を壁で囲んだ小屋を作る。

魔法で木材を切りそろえる。

地面を良い感じに整える。

そして4本支柱を立てて、板状に切った木材を屋根として重ねて並べていく。

ここで木の釘も使う。

穴をあけて木の釘を刺して固定する。

柱に切れ目を作ってそこに木の板を差し込む。

とにかく魔法でごり押して爆速で作った。

魔法の操作が精密にできれば細かい作業も楽々です。

この作業を何匹かのゴブリンも見ていたのでやり方は理解したと思う。

そんな感じの小屋をオオカミが全員入る数を作った。

そしてオオカミが軽く走り回れる程度の広さを整地した。

水の漏れない樽とかは作れないので水場を教えてスライム付きトイレも作って終わり。

俺が作業している間にゴガ達が他のゴブリンにオオカミの事を伝えに行った。

ゴブリン全員とオオカミたちで顔合わせをする。

狼たちにはこの村を一緒に守って欲しい事、

一緒に狩をして欲しい事を伝えた。

このオオカミはどうやら魔物らしく頭はかなりいい。

どうせすぐ言葉を理解し始めるだろうし心配はいらんだろう。

ゴブリン達の中で暇な奴に言葉を教えてもらう事にした。

これで意思疎通も簡単になるだろうし、

そのゴブリンが狼たちのお世話もしてくれるらしい。

取り合えずオオカミとゴブリンが殺し合う事は無くなった。

ゴガ、アルファ、俺、スイとエンで作戦会議。

俺の知っている程度の基本的な戦法を共有する。

基本的に追い込んで囲んで倒すか、逃げるふりをして囲んで倒す。

後は囲んで直接対決。

基本的に数的優位を作る。

勝てない場合は潔く逃げる。

これ鉄則。

しっかり相手を見極める事が重要だ。

そんな事をしてると日が暮れたので寝る。


次の日


午前中は戦うゴブリン達をみっちり訓練する。

午後は狩をしながら狼たちとの連携の練習。

オオカミは半数以上が村に残り子育てと拠点防衛をする。

そのほか数頭で狩りに出る。

オオカミたちに獲物を追い立ててもらい隠れていたゴブリンが止めを刺す。

今はこんな感じ。

上手く連携が取れなかったのは最初の数回だけで、すぐに上手く出来るようになった。

暫くこんな感じで訓練と狩を行う、合間時間に槍を作る。

5日ほどでゴブリン達に変化が見え始める。

筋肉ムキムキで背も伸びた。

背が伸びたというより背筋がピンと伸びたって感じ。

通常のゴブリンは背筋が猿の様に曲がっていて身長が低く見える。

しかし俺が訓練をしたゴガ達やそいつ等以外も背筋がピンと伸びた。

おかげ様でぱっと見で身長は150~160cmくらいになった。

筋肉が付いたのと背筋が伸びたのが合わさって大きくなった感じに見える。

そして全員たどたどしかった言語もしっかり話せるようになった。

俺のおかげです。

嘘です。なんでこうなったかは知らん。

狼たちも急速に言語を覚えた。

やっぱり魔物は成長が早いのかな?

何か顔つきも人間かエルフっぽくなった気がするし肌も緑から灰に近い色になった?

「ゴブリンは肉を沢山食べるとこうなるの?」

俺。

「知らない。」

ゴガ。

だそうです。

因みにゴブリンの繁殖力は結構すごくてこの五日間で子供が何人か生まれた。

ゴガ曰く、普通ならもっと沢山生まれるけど、

少なくなった代わりに元気で大きな子が生まれたらしい。

肉を沢山食べたからこうなったのかな?

飢餓と隣り合わせの時は沢山生んで沢山死ぬ感じ。

栄養がたっぷりの時は少し生んで元気なまま皆成長する。

というような感じに適時調節する生態の様だ。

ゴブリン達も俺のやり方を見てさらに工夫したりして木で家を作ったりしている。

ゴブリンが全体的に魔法を使えるようになってきた。

なので木材の加工も結構楽になったらしい。


ある日の訓練中。


ゴガ達も腕力がついて来たので木の棒を良く折る様になった。

ボキン!

「あっ!また折ってしまった。」

ゴガ。

「まあ仕方ない。」

俺。

「だが戦闘中武器が無くなるのは不味いのでは?」

ゴガ。

「そう言う場合は逃げながら石を拾って投げろ。」

俺。

「石?」

ゴガ。

「石は強力だ。人間やゴブリンの頭部に当たれば死ぬ。」

俺。

「なるほど。」

ゴガ。

「予備の武器を持っておくか潔く逃げるのがいいよ。」

俺。

「わかった。」

ゴガ。

「そしてそんな時に役立つのが魔法だ。」

「とっさに発動できるように訓練しておくと、いざって時に役立つぞ。」

俺。

「戦いの最中追い詰められた時、とっさに魔法で反撃するって事か?」

ゴガ。

「そうだ、そうすれば相手を倒せなくとも逃げる時間くらいは稼げる。」

「戦士として逃げるのは恥とか言うなよ?」

「仲間を守るために命を懸けて戦うのはいいが無駄死にはダメだ。」

俺。

「ああ、分かった。」

ゴガ。

ここで俺はある事を思いついた。

戦えないゴブリン達に自衛の方法を教える。

メスや子ゴブリンを集めて石を投げる練習をする。

試しに俺が石を強めに投げる。

ブン!

すると石は音速を超えソニックブームを発生させ直撃した大木を木っ端みじんにする。

ズドォーン!!

「このように投石は強力な攻撃になる。」

「なので村を守るために少しだけでいいので毎日練習しましょう。」

俺。

ゴブリン達は無言で頷く。

その日からゴブリン達は住処に投げやすい石を貯めるようになった。

そして投石の練習を少しだけする様になった。

スリングを使って投げる方法も教えたのだが、

俺のように腕力があれば腕で投げても同じくらいの威力は出る。

あとある程度村に余裕が出来たので村の外周に柵を作ったらしい。

俺のテントや狼の住処も囲うほど広く木製の柵が出来ていた。

俺はついでに堀を教えた。

柵の外側に堀を掘って侵入をさらに難しくする方法。

そして見張り台を設置して周囲を監視する方法。

これらの作業をゴブリン達は割と簡単にやってのけた。

すっごいね。

オオカミたちもスイとエンの英才教育のお陰で魔法を使うようになった。

そして双子は狩の時のサポートのコツも教えている様だ。


さらに数日後。


子供が大きくなった。

早い。

多分一月もかからないで大人と同じサイズになる。

もっと早いかも。

ゴブリン達はひたすら肉と果物みたいな木の実を食べて、

さらに野草も俺が教えたので頻繁に食べる様になった。

ゴガ達は俺の体感でシルバークラスハンターならサシで殺せる程度の実力になった。

つまりめっちゃ強くなったのだ。

短期間でここまで強くなるのはさすが魔物って感じがする。

という事で徐々に倒せる魔物が増えて行った。

今は大木っぽい魔物をゴブリンとオオカミだけで倒した。

「お前らつっよ。」

俺。

「強くしてくれているのはあなたでは?」

ゴガ。

「まぁ、そうなんだけど。」

俺。

今までは槍の柄が良く折れていたのだが、

今回倒した木の魔物の素材で槍の柄を作ったので槍もさらに頑丈になった。

そしてゴブリン達同様オオカミも肉をしっかり食べて成長したらしい。

大きさは個体ごとに違うが、小型の馬位でっかくなった奴もいる。

でゴブリンも比較的小柄なわけでオオカミに乗るゴブリンが出始めた。

どうやら俺がユキに乗っているのを真似したらしい。

「オオカミの背中に乗ってもオオカミは大丈夫か?」

俺。

オオカミはそもそも馬ほど背骨とかが頑丈じゃないはず?

だから大丈夫かと心配したのだが・・・

オオカミ側は問題ないらしい。

オオカミのアルファは首を縦に振っている。

「問題ないんだね・・・」

俺。

そもそも魔物だから体の頑丈さは常軌を逸しているらしい。

ゴブリン達はユキの馬具を真似してオオカミに乗るための鞍を自作した様だ。

動物の皮、縄、木を使って鞍を作り無口っぽいのも作って手綱にしている。

ゴブリン達はめっちゃ器用でした。

ゴガ達は基本槍を使う。

なのでオオカミのスピードで接近し槍を突き刺し逃げる、と言う戦法をとる。

その際槍が刺しっぱなしになって回収できなかったりする。

だがしかし槍はめっちゃある。

ついでにゴガ達は槍数本分の容量の【収納】を使えるようになった。

なので何回でも突撃して槍を刺すと言う末恐ろしい戦闘をする。

オオカミは馬ほど直線のスピードは出ないものの、

険しい森の中を異常に素早く移動できる。

なんかオオカミにゴブリンが乗ったまま木の上とかも移動してたし。

私はびっくりです。

ゴブリン騎兵隊とでも言いましょうか?

ゴブリン騎兵隊は木の上からも奇襲してくるって事だ。

怖えよ。

オオカミは別の集団も吸収していつの間にか数が増えていたりする。

今は5騎くらいだが、ゴブリンもオオカミも徐々に増えているので、

騎兵隊の数はどんどん増えるだろうと思う。

敵視点で見れば普通に厄介すぎる。

そんな感じで戦力的にかなり余裕が出来てきた。

だから鍛冶場を作って鍛冶仕事をするらしい。

今までは定住できなくて色々な施設を作れなかったと言うが、

今となっては完全に定住出来ている。

だから鍛冶をしたり皮を鞣したりと色々出来るって喜んでいた。

鍛冶とか鞣しとか所詮ゴブリンだろ?とか思ってたけどかなり本格的だった。

鞣しに時間が掛かるが革製品を作り出すのも時間の問題らしい。

鉄も同様だ。

鉄鉱石の場所や鞣しに使う植物などの場所は熟知しているらしい。

なんでかって言うと、彼らは今まで定住出来ておらず、

この辺りを転々としていた。

だからこそ、どこに何があるかを良く知っているのだとか。

そんな感じでひたすらゴガ一族を強化して行く。



ある日。


ゴブリンが来た。

普通のゴブリンだ。

どうやら別の勢力がゴガ達を取り込もうとしているらしいが・・・

今のゴガ達の姿を見て驚愕している。

相手のゴブリンの顎が外れそうなほどびっくりしている。

俺は遠目から見ている。

で相手のゴブリンはすぐに帰って行った。

その後そのゴブリンが一族を連れて戻って来た。

どうやら配下に加えてくれって事らしい。

でゴガ達はそれを許可したみたい。

新勢力は堀の外側に住ませて、その住処を柵で囲ってやることにしたらしい。

全部ごちゃまぜにせずに、しっかり古参を優遇して新勢力を警戒している。

裏切りは警戒しなきゃね。

そんな事も多々あり勢力はどんどん増えて行った。

オオカミのアルファは強力になりどんどん他のオオカミ勢力を吸収して行っている。

ゴブリンもオオカミもどんどん勢力が肥大化していく。

でいつも通り集団を分ける事にした。

ゴブリンは一応一族ごとに分かれて住んでいる。

その一族をそれぞれの長にまとめさせる。

その長をゴガの族長がまとめる感じにする。

完全に上下関係が出来ているので命令にはしっかり従うらしい。

だってまず最初から居たゴガ達が他よりも圧倒的に強すぎるんだもん。

彼らの強さを目の当たりにしたら逆らおうなんて思わないし、

別に虐げるわけでもないので彼ら新勢力的には居心地がとても良いらしい。

それに言葉も教えているらしいが、意外とすぐに使えるようになった。

「増えたな!」

俺。

「はい!増えました!」

ゴガ。

因みに初期組が小隊長的な立ち位置についてそれぞれ部隊を訓練したり指揮している。

その総隊長がゴガだ。

皆からゴガ総隊長とかキャプテン・ゴブリンとか呼ばれている。

どうでもいいが俺は師匠とか悪魔とか呼ばれている。

なんで悪魔呼ばわりされているのか見当もつかないね。

ゴブリンの装備も立派になって行く。

それぞれの一族が持っていた技術も吸収しどんどん発展していく。

弓、罠、家、鎧、武器、料理道具も作り始めた。

俺はゴブリンがここまで文化的だと思わなかった。

今になって俺は驚きを禁じ得ない。

現在は目の前でゴガ達が訓練をしている。

数は100以上。

キッチリかっちり訓練をしている。

弓をしっかり作れる様になったので弓の部隊も作った。

だから全員最低限槍を使えるように訓練するが、

弓部隊には弓の訓練をメインにやらせている。

今のおおよその数は以下の通り。

歩兵が80くらい

弓兵が20くらい

騎兵が30くらい

合計130ぐらいの集団で中隊規模って所だ。

チーム分けはまず二人ペアを作る。

そしてペアを3組集めて班を作る。

6班集めて一小隊。

4小隊集めて一中隊。

おおよそこれを基準にチーム分けした。

本当におおよそだ。

騎兵とか弓兵とかでも数は若干変えてるし。

数が増えて行けば部隊を増やして指揮系統をしっかり構築する。

「師匠!」

ゴガ。

「どした?」

俺。

「そろそろ他の勢力を積極的に吸収しに行くのはいかがですか?」

ゴガ。

「まぁ、まずは情報収集からだ。」

「他勢力が何処にどの程度の規模で存在するか調べてから計画を立てよう。」

俺。

「わかりました!」

ゴガ。

ゴガは意外と脳筋な所がある。

俺は心配になったので知的な奴を副官的な感じで常にゴガに同行させることにした。

で見つけた、そいつの名前はギガ。

慎重で思慮深く知識を蓄えるのが好きなタイプ。

ゴガは困ったらギガに話を聞き。

ギガは良くないと思ったらゴガに意見を言う。

そんな関係になった。

お陰で今までも時々あったゴガの無茶な行動が無くなった。


ある日の事。


ゴガと俺は木の槍でサシで訓練をしている。

俺はゴガの攻撃をひたすら受ける。

そして猛攻の末遂に体制を崩した風を装う。

その隙をついてゴガの一撃が飛んでくる。

俺はよけきれず攻撃を受けてしまう・・・事は無かった。

俺の体は霧かホログラムの様に消えて、

いつの間にかゴガの後ろに立っている。

そしてゴガの後頭部を軽く叩く。

コツン!

ちょっとした悪戯だ。

「え!?え!?」

とゴガは驚いている。

「最後の最後で油断しただろ。」

俺。

「いったい何の魔法ですか!!?」

ゴガ。

周囲のゴブリン達も驚いている。

「二つの光の魔法だ。」

「光を曲げて俺の姿を消す魔法と、」

「もう一つが光を作り出して、何もない所に俺の姿を見せる魔法。」

「かなり難しいけど練習すればきっと出来るようになるぞ。」

俺。

「「おおぉー!」」

とゴブリン達は目を輝かせている。



時々スイを使ってジュリエットやクラーレンと文通している。

あっちは順調に情報を集める事が出来ているみたいだ。

特に助けを求められてないので順調だと思う。

クラーレンは教会の味方になりそうな奴を見つけ、支援をしているらしい。

でアーロンはその教会の奴に味方してくれるハンターを鍛えているらしい。

丁度クラーレンとアーロンの様な関係になってもらうらしい。

ジュリエットも順調にとはいかないが貴族の情報を少しづつ集められているらしい。

ゴブリンは繁殖力が高く、居住地でしょっちゅうそう言った『行為』をするのですが、

書く気になれなかったので書いていません。

あとゴブリンの村や文化の設定は割といい加減です。

変な所が有るかもしれません。

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