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53 新居

どんなお家なのでしょうか?

 次の日の朝、

早朝の訓練を終えて朝食を取っている最中。

「所で皆に伝えて置く事がある。」

俺は大きめの声で皆に聞こえるように言う。

「なんですか?」

アンナ。

「昨日領主のダニエル様に会ってきた。」

「あ!そう言えば忘れてましたけど領主様に会いに行ってたんでしたっけ?」

アンナが忘れてた様子で言う。

「でその報酬が金貨一袋とハンタークラス昇格の口添え。」

「それと家だ。」

俺が言い終えると全員びっくりお口があんぐりしていらっしゃる。

「「「いっ家!?」」」

びっくりだよね。

俺もびっくりしたもん。

「そうだ、家を貰った。」

俺はそう言ってからダニエルさんにもらった立派な書類と鍵を出す。

「これだ。」

「場所は書類に書いてあるが、ハンター協会の近くらしいぞ。」

出した書類をアンナとアーロンとグレゴリーが凝視する。

「ほんとだ!隊長名義になってます!」

アンナが嬉しそうに言う。

「広い家らしいぞ、皆入れるんじゃないか?」

俺。

「おー!いよいよ宿暮らし卒業ですか?」

グレゴリー。

「そうだな。飯食った後にでも皆で見に行ってみようか?」

俺。

「行きましょう!」

アーロン。

って事で早速飯を食ってから皆で家に向かう。


新居にて。

新居は今の宿からも近かった。

家や館というか豪華な商家?か宿屋?みたいな感じにも見える。

ダニエルさんは質素だとか言ってなかったっけ?

柵に囲まれた大きな家で3から4階建ての様で大きな馬房もある。

「でっか・・・」

そんな声をアーロンがこぼす。

「うん思ったよりデカいぞ・・・」

俺。

「・・・」

アンナは『そんなに大きいかな?』みたいな顔で見てる。

君は王女様だもんね、そりゃその反応になりますわ。

しかし手入れが行き届いていないようで雑草が伸び放題だ。

「まあ中に入ってみようか。」

俺はそう言って鍵を開ける。

ギィィィ、

「うわぁ・・・」

まあ予想通りというかなんと言うか。

なかも長い間使われて無かったのか荒れ放題の様子だ。

てか誰かが争った感じ?がする。

「これは、この前の一件で戦闘になったんでしょうか?」

アーロン。

「なるほど?」

俺。

「あと前住んでいた奴らが手入れを全くしなかったってのもありそうだな。」

ブレッド。

「だからこんな荒れ放題なのか・・・」

俺。

「では早速掃除と片付けですか?」

グレゴリー。

「そうだな。」

早速皆でお掃除する事にした。

時々依頼でやっているので慣れてはいるが、こんなに広い家の掃除は初めてだ。

まあとにかくやろうか。

特に面白い所は無く普通に掃除して、使えそうな家具を選別し壊れてた家具を修理する。

自分達じゃ無理そうなのは修理できる人を呼んで修理してもらう。

意外にもグレゴリーが器用で家具の修理で大活躍した。

俺はディーンとエディと馬小屋を掃除した。

馬の世話用の道具がそこそこ残っていたりして、ちょっとうれしかった。

「やっぱり隊長って人間より馬とか犬の方が好きですよね?」

エディがそんな事を聞いて来る。

「まあ一番ではないが人間は苦手だな。」

一番は神だ。

思い出したくもない思い出がたくさんある。

「二人もどっちかって言うと人間より馬とかの方が好きだろ?」

この二人からはそんな雰囲気を感じる。

「まあそうですね。」

二人は笑いながら言う。

「やっぱり動物の方が純粋な感じがして接しやすいと言うか・・・」

ディーン。

「ちゃんと観察していれば感情とかは分かりやすいもんな?」

俺。

「個体ごとに特徴があって接しているうちにそれが解ってくると嬉しいですよね?」

「俺達も隊長みたいに愛馬に乗って走りたしですよ。」

ディーン。

「買うと高いもんな?」

「いっそ野生の馬を捕まえて調教しつつ仲良くなった方がいいんじゃないか?」

俺。

「隊長は調教も出来るんですか?」

「ああ一応な?」

ユキに調教したけどあいつは頭良すぎて調教って感じがしなかったんだよな。

ただやり方は分かるし一応他の馬でもやったので出来はする。

因みに他の馬の調教中はユキの機嫌がすこぶる悪くなりその馬がユキに暴行を受けると言う事件が勃発する。

「ですがまだ馬の飼育が出来るほどではないですよね?」

エディ。

「じゃあまずは強くなって依頼をこなしまくってシルバーを目指すところからか?」

俺。

「そうですね。」

「なんか、そう考えるとやる気が出てきました。」

その後三人共ニッコニコでどんな馬がいるのかな?とか雑談しながら掃除を続けた。

雑談に花が咲いたせいではなく。

広すぎる家なので掃除は一日じゃ終わらなかった。

家が綺麗になるまでは宿で過ごす。

で晩飯の後部屋で少々お話をする。

アーロン、ブレッド、カール、ディーン、エディにアンナの六人。

「当初の目的通りこれで王都には行けるよな?」

俺。

「はい。ブロンズであれば何かしらの問題が無ければ王都に入れます。」

ブレッド。

「では、いよいよ王都へ?」

アーロン。

「まあ色々やる事が出来てしまったのでそれが終わったらかな?」

そう言いながらアンナの方を見る。

「・・・そうですね!いよいよ王都です。」

何か思い詰めている様子。

「帰りたくないのか?」

「いえ、その・・・」

「帰ったら、また面倒で嫌な人たちとのお仕事だと思うと憂鬱で・・・」

日曜日の夜のサラリーマンみたいな悩みだな。

「面倒なら帰らなくていいんじゃないか?」

「うっ、そうしたいのですが・・・」

「放置したらいけない問題も見つけたのでやはり戻ります。」

「随分真面目なお姫様なんだな。」

サラッと暴露してみる。

「それほどでも・・・、、え!!??」

「なっ!なぜ??」

アンナは思ったより面白い顔で驚いてくれた。

「色々あったんだよ。」

「因みに領主様はそれを知っててお前を放っておいてくれてるぞ。」

こいつがどこまで承知の上で行動しているのか確認だ。

「その事はなんとなく理解してますが・・・」

「姫様が行方不明なのに大騒ぎになってないのは領主様のおかげだと思うぞ?」

「まあ私が居なくなっても大した騒ぎにならないと思います・・・」

何かしょんぼりしてる。

「なぜ?」

「それはちょっと言えないんですが、父がだらしないせいで・・・」

ちょっと言えないんじゃ?

てか王がだらしないって、娘だから言える文句だよな。

「王がだらしないのと関係あるのか?」

「王がだらしないと言うか、人望が無くて支持者が少ないんです。」

「なるほど?」

よっぽどのろくでなしか、相当頼りないんだろうなとか思ってしまう。

「まあ知らない仲じゃないし、俺に出来る事があれば少しは手伝ってやるよ。」

「所詮ブロンズだ手伝いと言ってもたかが知れてるだろうけどな。」

一応そう言って置く。

「ありがとうございます。」

アンナは今にも泣きそうな顔で言う。

で。

「今の会話は他言無用だぞ。」

俺はそう言ってアーロン達の方を見る。

ブレッドは目ん玉が爆発しそうなくらい驚いているが、

それ以外は『へー。』みたいな顔だった。

「え?お前たち驚かないのか?」

ブレッドがあまり驚いていないアーロン達に驚いている。

「そもそも隊長がそこまで重要そうな言い方してないし?」

アーロン。

「貴族令嬢だろうが姫様だろうがたいして変わらんだろ?」

カール。

ディーンとエディは頷くのみ。

「そ、そうか、まあわかった・・・」

ブレッドはどうにか落ち着いたようだ。

「まあとにかく家の事やグレゴリー達の生活が落ち着いたら王都に向かうぞ。」

俺が切り替えるように言うと皆頷く。


次の日

今日は訓練の後皆に掃除を任せて俺は鍛冶屋に向かう。

折れた大斧の柄を直してもらう。

「おはようございます!」

久しぶりではなく、時々武具や矢の調達にちょくちょく来ていた。

「おー隊長さん!」

「おはようございます。」

店員とも顔なじみだ。

「斧の柄の修理を頼みたいんですが?」

そう言って斧の柄をカウンター的なところに置く。

「あらら・・・」

「こりゃド真ん中でバキっと行きましたね?」

そう言って柄の折れた斧を眺める店員さん。

「昨日ハンターの昇格試験で力みすぎて折れてしまったんですよ。」

「隊長さんの武器が折れるのは珍しいですよね?」

「確かに俺の武器の修理は初めてですね。」

斧は比較的雑に扱っていたとは言え壊れない様に注意していた。

普段なら魔法で斧を柄ごと強化する所だ。

しかし今回は、相手が支部長さんだし魔法が使える事がバレない様にそもそも魔法を使わなかった。

そのうえで、相手が強そうだったのでつい調子に乗ってしまい柄が折れてしまった。

「うーん、木の魔物の素材でもあれば今より丈夫にできますが丁度良くあったりします?」

店員さんが考えながら言う。

「そう言えば!」

いつぞやにユキが狩った木の魔物の死体があったような?

売ったっけ?売らずに取って置いたりしてないかな?

「ちょっと探してきます。」

そう言って店を出て宿に戻り自分の【収納】の中を探す。

あった!

って事でどうにか誤魔化しつつ鍛冶屋に持って行く。

「これなんてどうですか?」

どしーん。

と広い場所に置く。

「おおーこれは木の魔物?」

店員さんも知らないようだ。

「多分?」

俺も良く知らん。

「多分トレントでは無いので野菜人が成長しきった姿かな?」

野菜人に関して。

木や土から離れると動き出す。

様々な生物を食らい始める。

そして大きく成長していく。

大きく成長していく過程でだんだん固く大きくなる。

まるで木のように。

そして丁度いい場所を探し根を張る。

根を張ると次の野菜人がその木に生り始める。

この間に交尾や受粉などの行動が為されているかは不明。

そして、そもそも野菜人は野菜でも果物でもなく魔物だ。

だからこれも木ではなく一応魔物の体の一部って事になる?

「なるほど、たしか性質は木と似ているとか?」

「木より丈夫な事以外はほとんど木と変わらないとか。」

「わかりました。これで柄を新しく作ってみます!」

「数日後また顔を出すよ。」

「はい!ありがとうございます。」

代金を払って鍛冶屋を後にする。

斧の刃の部分が砕けたわけじゃないのでどうにか再利用できそうで良かった。


新居にて。

大掃除の再開だ。

結局やる事は掃除と家具の選別と修理だ。

たいして変わり映えの無い作業を淡々と続ける。

どの部屋が欲しい?とかこの家具は俺のだ!とか騒がしい奴らだ。

俺、アンナ、アーロン、グレゴリーでお話。

「さすがに俺達だけじゃ管理しきれない気がするんですが?」

グレゴリーがそんな事を言う。

「メイドでも雇うのか?」

俺。

「そんな金あるんですか?」

アーロン。

「いくらかかるんだろうな?」

俺。

「一人じゃ手が回らないですよね?」

アンナ。

「交代で掃除するチームと任務をこなすチームを分けるのは?」

アーロン。

「それが妥当ですかね?」

グレゴリー。

「部屋余ってるんだし飯付き住み込みなら安くならんのかね?」

俺。

「確かに!」

グレゴリー。

「所でメイドってどうやって探すんだ?」

俺。

「「さー?」」

アーロンとグレゴリーもわからないようだ。

「普通は知り合いを当たって人を探してもらったりするんですが。」

「アイアンクラス向けに依頼として出せば見つかるのでは?」

アンナが何か頭良さそうな事を言っている。

「なるほど!ポリンちゃんに相談してみようか!」

俺。

別に今すぐお手伝いが必要と言うわけではないが、

住み込みでの仕事となると依頼を受ける人が出てくるのにも時間が掛かるだろう。

って事で今から募集しておく。

早く見つかったとしても困る事は無いし。

そして俺とアンナでハンター協会に向かいポリンちゃんに相談する。


ハンター協会にて。

「なるほど、お家が広すぎて管理が大変だと・・・」

ポリンちゃん。

「はい、なので住み込みで家事などをしてくれる人を何名か募集したいのですが。」

「部屋、食事などはこちらで用意できるのでその分報酬は安くする感じでできますか?」

俺。

「なるほど!それならちょうどいい人が何人か居ますよ!」

ポリンちゃんは手をパンと一つ慣らして言う。

「この前ヒロさん達が助けた女性たちを覚えていますか?」

「元男爵や元枢機卿に売られたリ売られそうになっていた方々ですね?」

「そうです!」

「彼女たちの中には特別な技能もなく家事や畑仕事しかやった事が無い方々が居るんです。」

「なるほど。」

「事情があって元居た場所にも帰りたくない、しかしこの町で出来そうな仕事がない方々が数名いるんです!」

事情というのは多分、元居た場所の環境が悪すぎるとかだろうな。

おおよそアーロン達と同じ理由だろう。

「ですが家の居住者は俺のチームメンバーなので男ばかりですよ?」

「そうですね。その辺は御本人に聞いてみましょう!」

って事でご本人たちと昼頃に協会で合う事になった。


昼頃。

ハンター協会にて。

ポリンちゃんに席に案内される。

数人の女性たちが受付の隣にある食堂の席で座っていた。

「こんにちは。」

「こんにちは!」

俺とアンナから挨拶をする。

「「「こんにちは!」」」

少々堅い感じで返事をしてくれる。

女性たちは4人だった。

その中の一人は見覚えのある金髪の女性だ。

「あ!あの時のハンターさん!」

金髪の女性が俺に気付いたらしい。

「おっ!マントを返してくれた方ですね!!」

「お元気そうでよかった。」

あの時より明るい雰囲気になっていてよかった。

「改めまして今回の依頼者でブロンズクラスハンターのヒロです。」

「同じくアンナです。」

と皆さんにご挨拶。

「すでにお聞きになったかと思いますが。」

「つい最近家を貰いまして、その家の掃除など雑用を住み込み食事付きでお願いしたいです。」

「賃金は食事付き部屋付きなので少し安めですが、生活必需品もこちらである程度用意します。」

そんな感じで報酬や休日、仕事内容などの細かい話しをした。

報酬はグレゴリー達だけで払えるであろう額だ。

「そんな感じです。問題があるとすればうちの面子が男ばかりな点です。」

「いかがですか?」

4人は少し考えている様だ。

「もちろん邪な考えを実行しようとした奴は責任者が責任をもって絞め殺します。」

俺。

「バラバラの細切れにしてスライムに食べさせます。」

アンナも俺の冗談に乗っかる様だ。

「イチモツを切り飛ばしてホルマリン漬けに」

「すとーっぷ!」

ポリンちゃんが止めに入る。

「もう十分わかりましたから!」

少ししつこかったかな?

「お試しで少しやってみていいですか?」

金髪の女性が言うと他の人たちも追従して頷く。

「是非お願いします!」

って事でメイドさん?を確保できた。

まあこっそり魔法でも教えてあげようかなとか考えてるんだけどね?

「とは言ってもまだ人が住める状態では無いので数日待っていただく事になります。」

「こんなにすぐ見つかるとは思っていなかったんです。」

アンナ。

「そうなんですね。」

「場所だけ教えておきます。」

「家の中を見てみたかったらメンバーの誰かに声をかけてください。」

俺。

「今から少し見せていただくことは出来ますか?」

金髪の女性が言う。

「もちろんいいですよ。」

「ちょうど奴らも家の掃除中なので顔合わせしておきますか!」

って事でお家に向かう。

ハンター協会を出る際なぜかマックスとベルもついて来た。

家を見てみたいそうだ。

「お前らも住むか?」

俺。

「え?良いの?!!?」

ベル。

「冗談に決まってるだろ。」

マックス。

「え?結構ガチで聞いたんだけど?」

俺。

「まじで!?」

「良いの?」

マックス。

「住むんなら事情を知ってる人の家の方がいいだろ?」

「まあそうだけど。」

「今は宿暮らしか?」

「そうだ。」

「じゃあちょうどいいだろ?」

俺がそう言うとマックスとベルは二人でこそこそ話し合う。

「まあまずは家を見てからでいいだろ?」

俺。

って事で家に到着。

「でっか・・・」

マックス

「だろ?」

俺。

「家賃は幾ら?」

ベル。

「うーん・・・」

「一月銀貨2枚で時々肉を寄付するとかどう?」

俺。

飯なしの安宿とほぼ同じ金額だ。

「決まりね!」

ベル

「よし引っ越しだ!」

マックス。

「今はまだ宿ほど充実してないかもしれないけどいいのか?」

俺。

「その辺りは俺達も協力するよ。」

マックス。

そんな話をしてから家に入り内装を見学。

の前に。

野郎どもを集めてご挨拶させる。

「この家に住めるようになった後に家事全般のお手伝いをしてもらう予定の方々だ。」

俺。

全員ビシっと並んで大人しく聞いている。

「よろしくお願いします!」

代表してグレゴリーが言う。

その他の輩もそれに続く。

「「「よろしくお願いします!」」」

礼儀正しくていいね!

それを見た四人は少し驚いている。

「いやいや、普通にビビるだろ・・・」

マックス。

「その辺の兵士より統率取れてるのってどうなの?」

ベル。

「犯罪歴の有る奴もいるが俺や幹部連中でビシバシ教育しています。」

「なので悪さをするような輩は俺達でぶっころ・・・」

「ドギツイ再教育を施すことになります。」

俺。

「いまぶっ殺すって言おうとしただろ。」

マックス。

「訓練中の口調が出てるわね。」

ベル。

「まあ私たちもいるし、よっぽどの事にはならないと思うわよ。」

ベルがそう言ってくれる。

「私たちを助けてくれた方々だと聞いているのでその辺りは信用しています。」

金髪の女性が言う。

「ただ家政婦やメイドの様なお仕事は初めてなので・・・」

「なるほど。」

「手が回らなかったらこいつ等を使ってもいいですからね?」

「買い物を手伝えとかあれを持ってこいとか。」

広すぎるので四人じゃ手が回らないだろうし。

「わかりました。頑張ります。」

って事で4人を紹介して内装見学に戻る。

四人は金髪の人がケイトで後三人がデイジー、エフィ、フィオナだ。

デイジーが赤毛でエフィとフィオナはブラウンヘアーだ。

せっかくだしメイド服でも買おうかな?

結構広くそれぞれの部屋は宿のようにベッドの骨組みやテーブルなどがある。

「元々宿の様に使っていたみたいだな。」

マックス。

「そうらしいな、家具も結構そろっていて助かったよ。」

「ほとんど手入れも掃除もしていなかったみたいで復旧が大変だよ。」

俺。

「全部やるのか?」

マックス

「そうだな。」

「放置した部屋に知らないおっさんとか何かの死体があっても嫌だしな?」

俺。

「こわいこと言わないでよ。」

ベル。

そんな感じで見て回った。

特に変な物もおじさんも居なかった。

ハンター協会まで6人を送る。

「じゃあ色々準備が出来たら知らせるよ。」

俺。

「とりあえず住めるようになったら色々手伝うから教えてくれ!」

マックス。

そうして新居の掃除に戻る。


数日後

ようやく住めるようになった。

家具をはじめ鍋やシーツなどの生活必需品も準備した。

家の敷地内に井戸があるが、スライム付きの水タンクも大きいのが沢山ある。

食料も薪もある。

倉庫も食料庫も薪置き場も広いので一度に必要数そろえたら結構な金額がかかった。

「定期的に買わなきゃいけない物もあるしお金はちゃんとためて置けよ?」

俺はグレゴリーに言う。

「はい、家の管理費として別途分けて置くので大丈夫です。」

グレゴリーは何やら帳簿の様な物をもっている。

こいつは見た目に反して真面目だなと改めて思った。

「現在の収入で計算しても貯金できます。」

こう見えて計算出来るってギャップがすげえな。

「そうか、ブロンズクラスに昇格したし収入も少しは増えるだろうから問題ないだろう。」

俺。

で早速俺達の荷物を運び込み入居者の6人にも伝える。

4人のメイドさんはすぐに引っ越すらしい。

ハンターの二人は数日がかりの依頼を片付けてから引っ越すそうだ。

4人のメイドさん、ケイト達4人の引っ越しを爆速で終わらせて4人とグレゴリーとアンナを連れてお出かけ。

向かうのはちょっといい服屋。

「何を買うんですか?」

ケイトが俺に質問する。

「そりゃもちろんメイド服的なやつ?」

俺。

「メイド服?」

ケイト。

「まあ家事をする時に着る作業着的な汚れてもいい服だ。」

さすがに自分の服で作業すると汚れたり破れたりするだろうし。

でちょうどいい店はポリンちゃんに聞いた。

店の人に聞いてシンプルな飾りのないメイド服的なのとエプロンを数着ずつ俺が購入した。

ついでに髪の長い子もいるので髪の毛を縛るリボン的なのも買った。

あと靴とか靴下とか下着とかも色々買った。

「ソレあげるので家事をする時はその服を着てくださいね。」

俺。

「ありがとうございます。」

皆うれしそうにお礼を言う。

古着とはいえ結構いい古着店だからメイド服は新品に近いのだ。

こうして色々準備は大変だったが新居への引っ越しが完了した。

新居には広い食堂?的な場所があるので晩飯はそこで皆でとる。

料理はやっぱり俺だが今回はお手伝いが4人いるので彼女たちにも手伝ってもらった。

因みに彼女たちはめっちゃくちゃ料理上手だった。

その日は俺達とマックスとベル、そして4人のメイドさん皆で宴会をした。

引っ越しのお祝い的なやつだ。

すごく楽しかった。

別に貴族でもないのでもちろんメイドさんも宴会に参加する。

宴会後は皆新しい部屋で寝た。

初日なので皆なんだかそわそわしていた。

という事で宿を出て家に住むようになりました。


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