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42 ケバケバと挑戦者

半分ノリで書きました。

おかしな部分があるかもしれません。

ご指摘があればどうぞ。

 3日間町で依頼をこなしまくり、

1日ハンティングをして教会に寄付と食事をする。

半日訓練半日休み。

そんな日々が続いた。

そんな中、アーロン達やグレゴリー達が半グレに絡まれては、

ブチのめして絡まれに行っては叩きのめして子分にするを繰り返していた。

何でそんな事をするかって言うと、俺を見習ったらしい。

そう言う事をする奴らは進んでやっているわけではなく、

他に生きる手段を見出せない奴らが多いらしい。

まあ稼ぎは結構あるしどれだけ拾ってきても良いんだけど。

俺を筆頭にアーロン達の下に半分、グレゴリーの下にもう半分、

と言った感じで半グレを指導している。

俺まだアイアンクラスなのにな。

こんな事になるとは思わなかった。

ただ、最初こそ柄が悪かった連中は訓練を続け厳しい指導と美味い飯を与えると、

どいつもこいつも改心したように真面目になる。

「うんうん、みんな真面目になって大変よろしい!」

俺は訓練中の奴らを見てつぶやく。

「いやいや、隊長の指導が厳しすぎるせいでしょうが・・・」

などとアーロンは仰っております。

周囲にいるブレッド達やグレゴリー達も全力でうなずいている。

死ぬ前提の訓練とか出来ないし、

そこまで厳しくないはずだが・・・

人数が多くなってきたので5人前後で班分けした。

その何班かをまとめて1チームとした。

それが2チームできた。

1チーム目のリーダーは一応俺だが実質アーロン、

2チーム目のリーダーはグレゴリー。

両チームのリーダーは俺。

これだとリーダが3人なので俺だけ隊長と呼ばれるようになった。

改めて見ると総勢50人はいそうだ。

『え!?多くない??』と驚いたのは記憶に新しい。

いつの間にここまで増えたんだか・・・

訓練の内容は最初とあまり変わってない。

俺の回復魔法がもっと上達すればもっと上質な訓練が出来るのだが、

未だに部位欠損の回復は出来ない、出来て爪とか指とかだ。

アーロン達とグレゴリー達は回復魔法を使えるまでに育った。

そしてなんと小さいが【収納】を使えるようになった。

ホントに小さくて武器一本程度の容量だが、しっかり使えている。

たくましくなったもので、元気なオーガを単独で討伐するほど強い。

そんな事があり、俺たちはかなり目立っていた。

オーガの一団討伐の一件もあり、町の若者達からそこそこ注目を浴びている。

俺達皆、教会に何かしらの寄付をしているので、

その点でもすごいだの偉いだのと言われている。

そんなある日、俺とアンナ二人で依頼をこなす事があり、

協会にて報告した後の事。

今日の依頼は終えて宿に帰る途中の出来事だ。

俺はすぐに異変を感じた。

誰かに後をつけられている。

幸い宿は近いのですぐに戻って、ユキを厩舎に入れて部屋に戻る。

後を付けられているのに俺はついつい宿にこもってしまった。

とにかく鍵を閉めてドアの裏でアンナの口をふさぎ抱き込むように隠れる。

「どうしたんですか?」

アンナが小声で囁く。

「誰かにつけられている。」

俺がそう返すとアンナは理解したようだ。

アンナは本来、命を狙われている身。

どっかの誰かがアンナの正体に気付き尾行して暗殺しようとしている様だ。

多分だが俺とアンナが同部屋だと思ってなかったのだろう。

だからこそ俺が居るのに堂々と尾行して来たんだと思う。

宿に逃げ込まず町中で蒔いた方が良かったかもしれない。

ただ、宿は近場なので俺たちを少し観察すれば宿屋の場所はすぐばれるだろうし、

どっちにしろ大差ないかな?

色々考えていると部屋に誰かが入ってくる。

ガチャ。

!!

鍵を閉めたのに?

俺は急いで魔法をかける。

音を消す魔法、匂いを消す魔法、見た目を背景と同化させる魔法、魔力を隠蔽する魔法。

全力で俺とアンナそしてスイとエンを隠した。

スイとエンは状況を理解しているらしく、じっとしてくれている。

「どうもー」

入ってきたのは協会の受付嬢をしているグレタと言うケバケバの女だった。

恰好は制服ではなくかなり着崩している私服だ。

「少しお茶でもしながらお話しません?」

グレタはそう言いながら部屋を見回す。

「あれ?」

「部屋はここだって聞いたんだけど・・・」

どうやらハンター協会の権限を使って部屋の場所と鍵を貰ったらしい。

グレタは乳の谷間から小瓶を出す。

「ちぇ、せっかくお薬も調達したのに・・・」

受付嬢としてお茶でもしながら毒殺するつもりだったか?

「はぁ・・・」

「まあまだチャンスはあるはずだし別の機会を待ちましょうか。」

グレタは部屋から出ていく。

ガチャ。

カツ、カツ、カツ、カツ。

足音が消えていく。

俺は魔法を解きアンナを開放する。

アンナは恐怖と緊張からか顔が赤くなっていた。

「大丈夫か?」

「へ!?あっ、はっはい!」

「大丈夫です!」

少し動揺している。

無理もない今まさに暗殺されかけたのだ。

「アンナの事がばれたのか?」

「アンナの顔を知っている奴に見られたか?」

アンナは少し考えた様子を見せた後。

「うーん、、でもあれって・・・」

「ん?何か心当たりが?」

「あのお薬の事ですが、図鑑で見た気がするんですが・・・」

「あの独特な色のお薬と言うとその・・・」

「夜に飲むタイプのお薬かと・・・」

「ん?」

かなり歯切れが悪いな。

「媚薬って事か?」

アンナは顔を赤くしながら否定する。

「いえいえ、その逆で男性が飲むタイプのお薬かと・・」

精力剤?

なんで?

「その薬に見えるようにカモフラージュした毒薬か?」

なおさら危険だ。

殺す前に見つかった時に言い逃れできるようにしているとは、

周到な真似を・・・

しかし何で精力剤に似せるんだ?

「そこまで計画的だとかなり厄介だな。」

俺は思考にふける。

アンナが「え?そう言う事なのでしょうか?」と言う声も右から左へ通り抜けていった。

「とにかく、警戒しなきゃならない。」

「アンナ今まで以上に俺から離れるな、自分か俺たちが調達した物以外口にするな」

「いいな?」

俺は、アンナにそう言いながら詰め寄る。

「あっ、は、はい、」

アンナはびっくりしたように答える。


そして次の日。

ハンター協会にて。

俺たちは依頼を受けるためにハンター協会に顔を出した。

その時、何とグレタは大胆な行動に出た。

何と俺に組み付こうと掴みかかってきたのだ。

え?

アンナではなく?俺?

一瞬パニックになりながらも掴まれる前に首根っこを掴み持ち上げる。

「昨日から俺たちを付け回していたが一体何の用だ?」

「誰を殺すつもりだ?」

俺は怒気を込めて質問する。

【探索】魔法の応用で今日もこいつが薬を持っている事を知っている。

俺はコイツの胸に手を突っ込み薬を取り出す。

「この薬で誰を殺すつもりだった?」

「なぜ殺そうとした?」

「全部吐け!!」

俺は取り出した小瓶を見せながら言う。

「ちっ、ちがうの・・・」

そうしてグレタの弁明が始まる。


始まりはオーガ襲撃の一件で俺を知った時からだったらしい。

受付嬢の仕事の最中たびたび見かけた黒髪で目立つ長身の俺。

最初は見慣れない顔立ちだったので何とも思わなかったらしい。

しかし受付で話すうちに俺の実力と半グレ集団のカシラの様な事をしている、

と言う点から俺に目を付けたらしい。

「そんな嘘はいい!」

俺はブチ切れた。

「ではあの毒薬は何だ?」

「あっあれは精力剤です!」

「だったらお前が飲んで確かめろ!」

そんなやり取りをしていると、ポリンちゃんが割って入る。

「ヒロさん、グレタの言う事はおそらく本当です!」

「ポリンちゃんまで・・・」

「どういう事だ?」

ポリンちゃんが言うにはこのグレタと言う女。

とんでもないビッチらしい。

取り合えず優秀そうなハンターに近づき股を開き、

複数のハンターと仲良くなって、そのハンター達の金で贅沢してるとの事。

ハンターは危険と隣り合わせな仕事なので、

そういう関係だと知っていても受け入れていたらしい。

という事で今までは特に大きな問題が無くうまくいっていた。

ポリンちゃん曰く精力剤は男を篭絡する時に使っているのだろうとの事だ。

そんな時に新たに目を付けたのが俺だ。

俺の時も同じように精力剤で篭絡しようとしたのだが、

陰でアンナの暗殺を警戒していた俺はそっち方面に勘違いしてしまったのだ。

「だとしても、俺の宿の部屋のカギを開けるのはどういう事だ。」

グレタ曰くそれも常套手段だったらしい。

協会の力を使い、目を付けたハンターに近づく。

多少無理やりにでも精力剤を飲ませて密着すれば問題にはならないらしい。

どうやら鍵の件は協会職員側も初耳だったらしく見事に呆れかえっている。

が殺人をするような奴ではないと皆が口をそろえて言う。

そんな度胸は無いだろうと。

俺もどう反応すべきなのか・・・

俺に目を付けたのが運の尽きだったようだ。

俺は神の国で散々弄ばれたので男にも女にも今の所、性的に全く興奮しない。

どれだけの美男美女を連れてこられても平気な自信があるのだ。

はっはっは!

とか考えていると。

「ヒロさん!」

ポリンちゃんは改めて俺の方に向き直る。

「ほぇ?」

呆れすぎてアホみたいな返事になってしまった。

「今回の件は全てこのグレタと協会側の監督責任です。」

「コレの処分はヒロさんの満足いく様にいたしますので」

「どうか、ハンター協会を見限らないでください。」

ポリンちゃんは深々と頭を下げる。

それに続き周囲の職員も頭を下げる。

何でこんな反応をするかって言うと。

俺達は俺を筆頭に50人以上の大所帯だ。

しかも俺が指導しているので、今では相当な粒ぞろいとなっている。

そのうえオーガ襲撃の一件以来俺の名声も相当上がっている。

だからアイアンクラスの集団とは言え一気にいなくなると、

協会側もそこそこの打撃を受ける事になる。

さらには教会によく出入りしているので教会ともつながりがあると思われている。

俺がハンター協会を見限ったとなればハンター協会の名声もただでは済まないのだ。

俺はポリンちゃんの頭をなでる。

やっぱり力が強すぎてグワングワンしてしまっている。

「問題なのはその女だけだ。」

「ポリンちゃんや他の方々はいつもしっかり仕事をしてくれている。」

「だから今回の件で見限ったりはしないよ。」

「ただし今後、今回の様な事が無いように対策はしっかり考えてくれ。」

「俺達は勝手に部屋に入ってこられるのは嫌だからな。」

俺がそう説明するとポリンちゃんは泣きそうな顔でお礼を言う。

「ありがとうございます!」

「もう二度とこの様な事が無いようにいたします!」

こうしてクソビッチ暗殺未遂事件は幕を閉じた。

暗殺じゃなかったんだった。


数日後、

この日は朝から訓練をしている。

50人以上いるので、俺の下にアーロン達とスキンヘッド達が、

間に入ってチームごと班ごとに訓練をしている。

体力作り、素振り、打ち合いなどなど。

基礎的な部分から多少の剣術弓術魔法なら俺が居なくても指導できるほどになった。

どんぶり勘定だがおおよそ半月強、一月以下だぞ?

明らかに成長が早すぎる。

これが異世界クオリティなのか?

そんなある時、挑戦者が現れた。

それは俺が初めてハンター協会に来た時に高い魔力を感じた2人。

その男女の内の頭に布を巻いた男の方だ。

「ヒロ!」

でっかい声だ。

カールに匹敵する声の大きさの声。

「ん?」

俺は声の方を見る。

「俺と勝負しろ!」

「後悔はさせないぞ!」

熱烈なお誘いだった。

確かに、見るからに強そうだ。

今まで見た人間をはるかに超える魔力と鍛えられた体がそれを物語っている。

「武器は?」

「木では力を出し切れないだろう。真剣でやろう。」

「わかった。」

実はユキではないが強い相手と戦えてなくて若干もやもやする日々が続いていたのだ。

強い魔物は少々いたが武術を使うやつはいなかった。

って事で俺は刀でこの男は片刃のでっかいナタみたいな剣で戦う事になった。

仲間たちも注目している。

「ルールはどちらかが死ぬか負けを認めるかだ。」

「おう!」

「アンナ!合図をくれ。」

アンナが少し離れたところから合図をくれる。

「ではいきます、よーい、、はじめ!!」

合図と同時に男は切りかかってくる。

俺は刀が欠けるのが嫌だったので、刀身を強化する。

そして攻撃をひたすら躱すがとんでもない猛攻が続く。

全部紙一重で躱す。

そうしなければよけきれないのだ。

間合いギリギリを彷徨い間合いを外したり近づいて攻撃をよけたり。

大事な髪の毛に当たらない様に避ける。

この男、剣の腕前はかなりの物だ。

この町では一番と言っていいと思う。

アーロン達よりも強い。

それに明らかに身体強化を施している。

俺が様子を見つつ関心していると、この男は痺れを切らしたのか、

少々無理な体制で切りかかってくる。

「オラァ!」

ブン!!

空気を切り裂くような一撃。

俺は刀で一瞬受けて反りを使って巻き込む様に男の武器を吹き飛ばす。

「くそ!!」

しかし男は剣を早々に手放し拳を握る。

「良いぞ!」

俺はそう叫ぶと刀を素早く収め俺も素手で構える。

そして始まった素手での肉弾戦。

俺はまたこの男のとんでもない威力のパンチを受け流し弾く。

威力が高すぎて、はじけるような音が鳴り響く。

パァン!

スパァン!

時折合気っぽい動きで受け流しスッ飛ばすが、上手に受け身をとってまた飛び込んでくる。

「まだまだぁ!」

この男は格闘もかなりの物だ。

俺も軽ーくジャブを打つ。

するとしっかり受けられる。

「おお!」

「なめるなぁ!」

攻撃の勢いが増す。

暫くの攻防の後。

大方出し切ったかな?

と言う所でパンチが顔を掠めるほどの距離で躱し男の顔面にパンチを入れる。

ズドォン!

身体強化してるだろうから結構強めに殴る。

そして倒れたと所にベルトにつけてあるナイフを喉元に突き立てる。

「参ったか?」

俺は満足げにそうつぶやく。

するとこの男も満足げに答える。

「ああ、参った!降参だ。」

そしてこの男は楽しそうに大の字で寝転がる。

「お前強いな。」

俺は果物(野菜人)を投げながら言う。

「はっ!お前本気じゃなかっただろ。」

男は悔しそうに言う。

「身体強化もせずに軽くあしらいやがって。」

「まあ、そう言うな。」

「あんた名前は?」

「俺はマックスだ。」

「よろしくマックス」

「ああよろしく。」

そう言って握手をする。

「あんた、相手が居なくて暇なんだろ?」

聞いてみる

「ああそうだ。」

「毎朝と数日に一度午前中だけやってるからいつでも来てくれ。」

「良いのか?」

「おう、その代わりあいつらの面倒を少し見てくれ。」

「おっけー、了解だ。」

マックスはおそらく訓練の相手が居なくて困ってたんだろう。

だから今こうして無理やり突撃して来たんだと思う。

そんな話をしているとスイとエンがマックスに対して唸りだした。

「ん?どうした?」

スイとエンは牙を剥いている。

するとスタートの合図も無くスイとエン、マックスの取っ組み合いが始まった。

「おいっ!なんだよ!!」

マックスも全力で抵抗しているが明らかにボコボコにされている。

「おーい、大怪我はさせるなよ~」

俺はそう言って放置する。

「あれはゴールドのかたですね。」

アンナが説明してくれる。

「へー、そうなの?」

「何年か前に来たばっかりの比較的新顔らしいですよ。」

アンナはポリンちゃんやバーさんと仲良くなって、

色々とこの町の情報を仕入れてくれている。

そんな会話をしている内にマックスはぼろ雑巾にされたようだ。

「ん?」

よく見ると頭の上に犬っぽい耳が・・・

「まあ、動物は上下関係が大事だからな。」

「新顔で強そうだったから上下関係をはっきりさせたかったんだろ」

「しらんけど」

そんな風に分析しているとマックスがぼやく。

「言ってる場合か、躾はどうなってる!」

「まあ、じゃれてるだけだから気にすんな!」

「はぁ・・・ひどい目にあった。」

しかし頭の上に二つ、目の横に二つの計4個耳がある。

これは獣人なのかな?

「お前外国人か?」

「ああ、でもお前もだろ?」

「え?おれ?」

「お前東方の鬼人族じゃないのか?」

「きじんぞく?」

「違うのか?」

「さー?俺の種族はよく解らん。」

神に作られた体だし多分人間だと思う・・・

「そうなのか?」

「うん、一応出身は西方って事になってる。」

「一応?」

「うん一応」

「まあいいや。」

ふわっとした会話になってしまう。

「その耳は一応隠してるのか?」

「そうだ、一応獣人ってのを隠してる。」

「でもそれ気にしてるのって人間のお偉いさんだろ?」

「俺はゴールドだからな、偉いやつらの目に留まる事が多いんだ。」

「なるほどな。」

「一応こっちの全員に口止めしておくよ。」

「よろしく頼むよ。」

マックスはそう言って頭を下げる。

「所であいつは知り合いか?」

さっきからのぞき見してるやつがいる。

弓を担ぎ剣を腰に差した女が一人だ。

「あー、あいつもお前に興味あるんだろ。」

「おーい、こっち来いよ!」

マックスはでっかい声を出して手を振っている。

すると女はずけずけ近寄ってくる。

「ちょっと!なんでばらすのよ!」

少し怒りながら歩いてきた。

「いや、バレバレだったらしいぞ。」

なんか仲良さそうだな。

「え!?うそ?」

魔法使ってたみたいだけど隠蔽は甘々だった。

「まーあれだ、魔力の隠し方が甘いな。」

ボソッと言ってみる。

「あなたやっぱり使えるのね!」

なんか嬉しそうに言っている。

何を?ってのが抜けているが魔法の事だろう。

「まあ、たしなむ程度ですが。」

「あなた知り合いにエルフいるでしょ?」

「なぜわかる?」

「この国の人間のレベルをはるかに超えてるもの!」

「それにあいつらの剣術を見て確信できたわ。」

「その言い方はアンタもエルフか?」

「そうよ!」

「私はベル!で?どうなの?エルフの知り合いは?」

ベルは目をキラキラさせて聞いて来る。

「爺さんエルフの師匠に教わったんだ。」

「この世にはもういないけどな。」

「え!?そうなの!??」

神の国ってそもそもこの世じゃないしな。

「会いたかったのか?」

「いや、会えたなら良かったけど別にいいわ。」

「まあ俺も良く知らないしな。」

「え?そうなの?」

「うん、名前も住んでた場所も知らん。」

「へー。」

「なんの用か知らんけどお前も訓練に混ざるか?」

「いいの?」

「ああ、その様子じゃこの国に来てからずっと一人だったんだろ?」

「うっ、うるさいわね!」

「これが普通よ!逆にアンタは何でそんなに堂々としてるのよ!」

「俺はとてもとてもか弱いただの人間だからお偉いさんに目を付けられる事は無い。」

堂々としていれば問題なし。

「まー、鬼人族は顔立ちでしか見分けつけられないしな。」

マックスが口を挟む。

四つの耳とか尖がった耳とかは鬼人族にはないので言い訳しやすいらしい。

「とにかく私にちょっとでいいから教えて欲しいのよ!」

「その代わりあいつらの先生になってくれるならいいぞ。」

「おっけい!乗ったわ!」

「あなたたち森の奥で狩をしてるんでしょ?」

「うん。」

「その時なら誰にも見られずに教えられるわよ!」

「おー!それで頼むよ。」

「あっ!あと剣と弓の練習にも参加していい?」

「別にいいぞ?」

「やった!ありがと!」

って事で唐突に二人の先生を見つけた。

マックスは剣術と格闘術、ベルは魔法と弓を教えてくれることになった。

二人は武者修行とこの国の情報収取と暇つぶしのためにそれぞれの国から来て潜伏しているらしい。

こいつ等的には唐突ではなく前から俺の様子を見ていたそうだ。

お互い何となく正体を察していたが確信が無かったために、

今まではお互いの接触がほとんどなかった。

しかし今回の一件で二人は正体を明かしたし同じゴールドという事もあり意気投合した。

結果的には後日二人でチームを組むほど仲良くっていた。

「仲良しだな」

俺。

「隠す必要が無いからチームを組めるってだけよ!」

ベル。

「そう言う事だ。」

マックス。

「ふーん。」

「でも、仲良しだろ?」

俺。

「まあ、そうだ・・・」

マックス。

ベルも少し照れてる。

こうして俺達の一団に二人の先生が加わった。

因みにこの世界にも性病の概念はあります。

なので不特定多数の異性との交流は多少ですが嫌われていたりします。

教会の回復系の魔法や特殊な薬草で一応治癒する事が多いです。

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