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手紙  作者: 大和香織子
第三章 聞き込み
18/29

5

堺 ゆかり(八重歯)


「冬美(眉毛)から聞きましたよ。心江の死に疑問を持っているとかって」


「疑っているというわけではないんですよ。


でも私は事故ましてや自殺したという風には思えないんですよ。


旅行に行く前も幸せそうでしたから、事故の可能性は否定はできませんし。


ただ、私は真相を知りたいだけなんです」



「まぁ疑われているようで、あまりいい顔は出来ないですね」と笑顔で言いながらも言っている言葉がキツイ八重歯。



「あの、悩んでいる様な事言っていませんでしたか?」


「ストーカーがいるとかって言っていましたよ。自分の事好きで追いかけてくる人がいるとかなんとかって。ご主人のこと?」と八重歯はニヤリと笑った。


「いいえ、違うと思います。確かに家内の事は愛していましたが」


「うわー。そんな恥ずかしいことをよく平気で言えますね。」


そういわれて急に恥ずかしくなったのだが、


気を取り直して


「ところで、薬を飲んでいる事しっていますか?」と質問に切り替えた。



「貴方の?いいえ、知りませんよ。知るわけありませんよ」


「違います、家内のことです」


「ならそう言わないとね、知っていますよ。アレルギーの?」


「そうです。他に知りませんか?」


「他にも飲んでいたんですか?」


「えぇまぁ、薬という程でもないですが」


「あら…もうこんな時間。テレビの予約をしないと」そう言って八重歯はお構いなしにテレビをつけた。



____行方が分からなくなっているのは、##市##町の会社員 端羽彩絵実さん(45)警察は顔写真を公開するなどして公開捜査を発表した


「最近、行方不明者多いですよね。この前もありましたよね」

「パトカーも多いですよね」



                  *

 

俺は家に帰り、仏壇を開き線香を焚きながら「今帰ったよ、必ず犯人を捕まえるからね。もうすぐだよ、待っていてね」と家内が好きだったパンをお供えした。




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