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王の寝室でのこと

あらすじ


 ここ最近エタった、ことはあとがきに記す


王の寝室に着くと、そこには貴婦人と戦闘慣れしていそうなガタイの良い侍女がいた。王の傍に立ち、見守っているようだ。まだ明文たちには気付いていない。


 やっぱりイシくんは素晴らしいや、あとで特級の魔石あげよう。きっと喜ぶぞ。


 「さて、そろそろイシくんに退場してもらうけど、二人とも準備はいいよね?」


 「・・・ええ。・・・あちらにおわすお方は王妃様と専属の侍女です。なるだけ粗相をしてほしくないな~なんて。」


 「俺に頼んでるだとしたらどうかしてる。頼む相手が違うよ。」


 「ですよね~」


 この二人には今からこの侍女と王妃なんとか理解を得て、王の治療後なんとか救命措置を願い出るしか生きる道は残されていない。そして、明文の機嫌を損なえば国が無くなる可能性がある。そっちのほうが重大であり最低だ。そうならないように善処しなければならない。


 堅物な方の顔がどこか引き締まり、これから戦闘がはじまると錯覚するほど目に力が入る。一方、ぶっきらぼうな方は息を吐きリラックスと緊張感を相方を見ながらちょうどよく保っている。お互いに自分がやるべきことが冷静に見えているようだ。明文はそれを見て、頃合いだと感じたようだ。


 「さあ、いくよ。イシくんもうちょっと頼むよ。さあ、やろう。」


 明文が指をパチンと鳴らした。その合図がきっかけか王の傍にいた二人が明文たちに視線を向ける。驚愕しただろう。王妃は声にもならず口を大きく開け、侍女は素早く王妃の前に立ち懐から小刀を取り出した。


 「曲者!!何奴だ!」


 「大きい声を出しても助けは来ないよ。」


 さながら悪役のような事を言い、恐怖を煽る、煽る。明文には自覚があるのだろう。明らかに楽しんでいる顔だ。その顔が一層、侍女の顔を強張らさせる。だが、冷静に後ろの近衛兵に気が付いたようだ。


 「貴様ら反逆か!いったい誰の差し金で何が望みだ!」


 「反逆ではございません。王妃様、こちらにいる彼は明文という近頃話題になっている魔術師です。あのカマセ殿を倒したのもこの男です。」


 「そうじゃあねえだろ。まずは、王妃様、この男にはここにいる誰にも危害は加えません。ただ、王の治療をするとここまできたのです。」


 二人はなんとかこれまでの顛末を二人に説明する。その間に明文は懐からヘッドホンを取り出し、音楽を聴いている。王妃はそれを聞いて口をあんぐりと開けた。


 「勇者様達はお帰りなられたのですね。・・・よかった。」


 「ばかな・・・・送還魔法が実在したのか・・・それよりも貴様らはむざむざとこの男をここまで通したか?」


 「ええ。後でどんな処罰でも受けましょう。ですがこの男を無碍に扱えば我らの国が亡ぶやもしれません。」


 「できれば命と仕事はなんとかしてもらい・・・」


 「馬鹿者、今はそんな時ではない。」


 「おぬしらに誇りはないのか?」


 「誇りでは家族の、友の、国の子らの命は守れません。」


 「いいのです。少し私が明文様にお話しします。」


 「いけません、王妃様、奴は危険です。」


 「誰に口を利いているの?私は王妃です。私が右と言えば右ですよ。」


 「しかし・・・」


 「昔から心配性ですね。大丈夫ですよ。あの御仁はとてもじゃないけどこちらに危害を加える様子はないわ」


 とりあえず最低限は通ったようだ、ここからだ。あとの王妃と明文の会話に補助をときどき加えて空気を和ませながら話を進める他ない。明文に敬うという言葉はなさそうと見えたからだ。二人に力が入る。


 王妃と目が合い、明文はヘッドホンを取り外した。


 「さて、お話合いは済んだかな?もう治療していいかい?」


 「その前に私と少し話しませんか?申し遅れました。私は・・」


 「いや、いいよ。もう治したほうが早く済みそうだしね。それじゃあ・・・・」


 明文は足を動かす様子も見せずにスーッと王の元へ行った。周りの空気も視線も会話も置き去りにして。そして王の額に手を乗せる。そして明文の手からじんわりと紫色の魔力が王に滲んでいくように王の体の隅々までまとわりつく。原因を探しているようだ。。


 うーんこれは呪いと毒かな。どっちも弱っちいな、殺しが目的じゃあない。なにが目的だ?それと・・・・ああ、なるほどだからまだ治されていないのか、この時代にもこの手を使う人間がいるのか。


 「貴様!!その手を離せ!!っつ!邪魔だ何をする!」


 侍女が飛び出そうとすると、近衛兵らが取り押さえる。ここでこの行動はかけだ。明日を掴むための一手を明文に託した。ここで王が治すことが出来なかったら・・・・


 王妃はただただ明文と王の様子を見つめていた。ただ見つめていた。顔は真剣そのものだ。


 「えっと、もう治るから、安心してね。」


 そういうと王の額に乗せている手の隙間から赤黒い水のようなものが空中へ集まっていく。そしてそのまま霧散した。


 王の額から手を離すとすぐに変化が起きた。


 「ここは・・・・わしは寝ていたのか。」


 「あなた!」 


 この国の王が今ようやく目を覚ました。ここからだ。


 近衛兵達はまだ力が抜けなかった。

お読みいただきありがとうございます。

ここ最近は逃げてました。というのも今週末予定が詰まっていたので、それに差し支えぬように小説を書きだめしようと日曜日に気合いを入れて2万字かいたんです。それが全部データがぶっとんでおじゃんになりました。なぜだterapadよ。なぜ保存してくれなかったんだ。とても悲しく、心が折れてました。またちょっとずつ上げていきます。

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