道中の近衛兵の内心
筋肉よりも食べたいすし、さかなにうまみーほーみー
ペッラペラなイシくん
いつもの王城にはない奇妙な場所を俺は歩いている。いや、像や美術品でいつもの王城だとわかるのだが、人がいないのだ。まったく会わない。いつもの軽口を挟む常駐兵、少し抜けている胸の大きい侍女ときつく注意している年を取った侍女、それを執り成している執事、あそこにあった日常が無くなっていった。間違いなくさっきのやつが関係しているだろうが・・・・何が起きているんだ?
「あの、明文殿、ここにいた者達はどこにいったんだ?」
「うん?ああ、イシくんだよ。彼の力だよ。大丈夫、体にも精神にも危害は加えていないよ。彼のポリシーだからね。」
「はあ、そうなんですか、しかし一体どうしてこんなことが起きてるんでしょうか?」
「イシくんには特殊な特技があってね、人の注意を逸らせることができるんだ。風景と同化している自分を調節して相手の行動を誘導していくんだ。どのくらいかと感覚的に言えば・・・そう例えば、君たちが朝軽くその剣を素振りをする習慣があったとしよう。その翌日に長年恋焦がれてた相手との初デートがあるんだ。気になっていつものように集中出来ないよね?それと似たような集中力の散り方をさせるんだよ。」
「えっそれだけですか?」
「そうだ。だから、彼は素晴らしいんだ。その能力と身の薄さを最大限に活かして人を誘導するんだ。幻惑や催眠、洗脳ではなく正常のまま誘導するんだ。幻惑ならそれに詳しい者なら気が付くし、催眠はかからない可能性もある、洗脳は時間がかかるし、かかっていない周りがすぐ違和感に注意してしまう。だが正常のままだと誰も、わからない。それは違和感なんてない日常の風景として誰しもからとられるんだ。だからね・・・」
しまった。明文のスイッチをまた踏んでしまった。こうなるとしばらくうるさいからな。にしても本当に周りが気が付かないものなのか?
確かに俺たちは王が病に伏しているからこそ、守りやすく監視体制にも余念がないはずだ。護衛対象が動かないなら、隈なく見れる人員が割ける。そうすればねずみ一匹も許さないはずだが。それを許してしまう状況を作れる契約魔獣がいるのか・・・・この人はとんでもないな・・・・まてよ、さっき14号と言っていたぞ。あれがまだ他に最低でも13体いるのか・・・・
「明文殿、つかぬことをお聞きしたいのですが・・・」
「いいよ、なに?」
「さっきのイシくんのような者はどれほどいるのですか?」
そう!それ俺も聞きたかったよ。
「あと彼らは777人いるよ。」
「へ?」
は?
「今から呼ぶとイシくんが拗ねちゃうから呼ばないけどね。そうだな、一応言っておくと777人ともそれぞれ違う能力があるよ。」
嘘だろ?
「イシくんが仕事してるときに他の人を呼んじゃうと自分の仕事に不満を持たれたと勘違いするからねえ、彼はすごいんだけどメンタルが弱いんだよ。だからこそこんな芸当ができるんだよ。」
「・・・・そうなのですか。」
ははは、まじか。それが本当だとすると・・・・・こいつを敵に回すとこの国は終わるな。間違いなくだ。王城の侵入なんてもんをこんだけ軽々とやってた上にまだ山ほど手札がある・・・・・俺らの一挙手一投足でこの国の家族の俺ら未来が決まっちまう。これは慎重に動くぞ、落ち着け俺。
「あははは、そこまでかしこまらなくていいよ。この国を滅ぼうそうなんて考えは俺にはないからね。別に無くなってもいいんだけど俺が直接的には滅ぼさないよ。」
本当かよ?無くなってもいいとかいってるのに信用できるかよ・・・あーあ今日は人生最悪の日だな。
そんなことを歩きながら話していると、王の寝室の前の扉に着いた。本当にどこにも衛兵がいない。もう笑うしかない。
「じゃあいこうか。」
あー地酒をあびるほど飲みたいな。願わくばあいつにも飲ませてやりたいな・・・・必ず帰るからな。
どこか気楽にしている明文と悲壮な決意をした近衛兵だった。
お読みいただきありがとうございます。
もう今日は日付を超えて遊んでました。すみません、色々と発散させてました。私はあまりお金がないので友人達と川に行って遊んでました。BBQしたりと非常に楽しかったですが悲しかったことがありました。それは私が一時間かけて砂利をかき分けて作ったため池を誰も利用しなかったことに悲しみを覚えました。おそらく公園とかの遊具を作った人もこんな気持ちになるのでしょうか。せっかく作ったのに誰も利用しないなんて、非常に気持ちを落とす気持ちを味わいました。今後、公園を見かけて遊具があったら楽しく遊ぼうかなと思います。皆さんもブランコのヒモが引きちぎれるまで遊びましょう。そこまですれば、職人さんも本望です。きっと・・・・違いますか?ですよね。おやすみなさい。




